堀田真由、ドキュメンタリー映画の助監督役で「いろんな現場の助監督さんに感想聞かれます(笑)」主演ホラー『オカルトの森へようこそ THE MOVIE』公開

『不能犯』『貞子vs伽椰子』などホラーの巨匠・白石晃士がWOWOWとタッグで贈るオリジナル企画「オカルトの森へようこそ」の劇場版、『オカルトの森へようこそ THE MOVIE』がこの夏公開になります。

本作は白石監督・編集を務めるオリジナルPOV(ポイント・オブ・ビュー=主観視点)ホラーで、異界と繋がる祟りの森を舞台に、実録映画の撮影隊が次々と迫りくる恐怖から逃げ惑い、時に立ち向かう姿を描くノンストップ・ジェットコースター・ホラー・アドベンチャーです。

その公開を記念して、主演の助監督・市川美保役を務めた堀田真由さんにインタビュー!さまざまなお話をうかがいました。

●本作への出演が最初に決まった時はいかがでしたか?

デビュー作がWOWOWさんだったので、WOWOW作品で主演を演じられることは原点に戻ると言いますか、いつか戻って来たい場所だったんです。簡単にはできないことなので今回ぜひやりたいなと思ったのですが、実はホラーが苦手なので「大丈夫かな」という心配はありつつも、ホラー作品に出た経験はあったので、ぜひやりたいと思いました。

●実際いかがでしたか?

今回ホラーの巨匠・白石監督の現場だったので、楽しかったです。観るのは苦手なのですが、ホラー作品に出ることがなぜか多く、演じる上での醍醐味はわかっていたんです。現実と非現実の間と言いますか、実際はないけれどもあるかも知れないと思える感じが、ホラーのエンターテイメントのいいところだなと思うので、怖いだけではない要素も面白いですよね。

●しかも今回はフェイクドキュメンタリーの作風でしたよね。

そうですね。今回の作品では生っぽい感じを大事にしていくということで、白石監督と直接やり取りをしながら「今のはセリフっぽかった」「語尾を変えていいので、生っぽさを大事にしてほしい」と調整しました。監督が「バラエティーのロケに行っているような感覚」と言ってくださった時にとても腑に落ちたのですが、撮影の最初は難しかったです。

●映画の助監督役はいかがでしたか?

これまでたくさんの現場でたくさんの助監督さんを見てきましたので、いろいろなことを想像しながら演じていました。撮影は楽しかったです。彼女は監督のことを尊敬はしているのですが、とても辛辣なことを言う女の子。それも好きだからこその愛、なんでしょうね。あと、いろいろな現場の助監督さんに「助監督役はどうでしたか?」と聞かれました(笑)。

●その生っぽさを大事にする演技は、改めていかがでしたか?

ほかの作品では、その世界観を崩さないように、たとえばセリフを間違えないように突き通さないといけないものだと思うのですが、今回はセリフの語尾も変えてよかったですし、ドキュメンタリー風だったので試されているような感覚になりました。とても難しい表現だなと思いました。

●ところで「めるも」は趣味女子を応援するメディアなのですが、最近ハマッていることはありますか?

韓ドラです。韓国ドラマにハマッています。長いこと観ています(笑)。今はちょうど「39歳」「二十五、二十一」という作品を観終わったところです。もともと韓国の作品がとても好きで、昨日も『リトル・フォレスト 春夏秋冬』という映画を観ました。キム・テリさんという女優さんが好きなので、その方の作品をよく観ていますね。

●とても人気のある方ですよね!

キム・テリさんは最近知って、その「二十五、二十一」という作品では高校生の役を演じているのですが、実際は32歳の方なんです。撮影時は31歳で高校生の役を演じていたと思うのでが、最初に観た時に本当に学生だと思ったんです。それくらい歳を感じさせないのはすごいことだなと思い、それで気になり出して、ほかの作品も観始めてハマッています。

●堀田さんもゼクシィ13代目CMガールを3年連続で務め、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」出演や声優など、大変お仕事が充実していると思いますが、その現状をどう受け止めていますか?

先日大河ドラマの撮影が終わったのですが、これからどうすればいいか、実は悩みではあります。大河に出ることも、WOWOWの主演をやることも、声優業も朝ドラも、ひとつひとつの夢が叶っていったので、やり切って燃え尽きてしまった感じはあるんです。次の段階に上がるのにどういう仕事を選択していこうとか、これから考えないといけないんです。

●ある種の到達点で初めて感じることもあるわけですね。

毎回毎回が節目で悩みはあるのですが、またひとつステップアップする時期なのかな、と。何をこれからやっていこうかという悩みはあります。

ただ、最近変わったなと思うのは、これまではスケジュールを真っ黒にしたくて休むということをしなかった。「休みたくない」と言っていたのでずっと仕事をしていたのですが、今はちょっとゆっくり過ごしていて、休むということも仕事の一環なのか、とちょっとわかって来たんです。

●インプットも大切だとよく言いますよね。

アウトプットばかりこの7~8年間はし続けていて、取材でこうしてお話をしていくなかでも、先ほどのお話じゃないですが、仕事が趣味になっていた感覚もありました。自分自身の引出しのなさは今後の役者としての幅も増えないなと思った時に、今のうちに本物を観ておこうと。映画館に足を運ぶなど、プライベートが豊かだとお芝居に関係してくると思うんです。

●これからの堀田さんのご活躍も楽しみにしています!

こういうドキュメンタリー風の作品を撮る時も知らないことがまだまだあったのですが、日常の中で仕事だけだと毎日がそれで終わってしまうので、最近はインプットする時間が増えて来てよかったです。またここから20代の今を見つめ直して、来年25歳になり、26歳で芸能人生が10年の節目なので、ステップアップできるように勉強できればと思っています。

(執筆・企画/takashi.tokita_tokyo)https://www.instagram.com/takashi.tokita_tokyo/

<クレジット>
ヘアメイク:菅井彩佳(NICOLASHKA)
スタイリスト:小林新(UM)

(C) 2022 WOWOW・KADOKAWA・ひかりTV

「オカルトの森へようこそ THE MOVIE」 8月27日(土)全国劇場【3週限定】公開&デジタル配信開始
「WOWOWオリジナルドラマ オカルトの森へようこそ」[全6回]
【WOWOWオンデマンド】にて配信中 無料トライアル実施中
【ひかりTV】でも配信中

WRITER

  • takashi.tokita_tokyo
  •        

  • 「映画生活(現ぴあ映画生活)」初代編集長を経てフリーに。映画とディズニー(主にパーク関連)をメインによく取材しているが、パリとクルーズが未体験なことはナイショです。また、ディズニー好きが集まって、あることないことを語り尽くす無害なポッドキャスト「田組fm」が、SpotifyやApple Podcastなどで配信中。

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