3割値上げの電気料金、節約には「セット割」に注目!?「新電力会社」に乗り換えは本当に正解?

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値上がりを続ける電気代が家計を圧迫しています。電力会社の「セット割」や、「新電力会社」に乗り換える際の注意点などをご紹介します。
6月29日に発表された大手電力会社10社の8月の電気料金ですが、東京電力は平均的な家庭で9118円。これは1年前と比べると約3割も値上がりすることとなっています。

すでに12カ月以上値上がりを続けている電気料金だけでなく、私たちの生活に関わるあらゆるものが値上がりしているといっていい現在、この電気料金を節約する方法はあるのでしょうか。

「電気料金が安くなる」といわれている新電力会社、現状は?

それまで東京電力、関西電力のように地域電力会社との契約だったものが、2016年の電力自由化で新たに参入してきた新電力会社。価格競争がはじまり、新電力会社と契約すると電気料金が安くなるといわれていました。

しかし気になるのは、今年4月頃から見かけるようになった新電力会社の撤退や大幅値上げです。契約していた新電力会社が撤退したからと、いきなり電気が使えなくなるということではありませんが、また新たな会社と契約をする必要がでてきます。

7月5日にBS-TBS「報道1930」で放送されていた大阪の部品工場の例では、6年前に新電力会社と契約したことで、それまでの関西電力と比べると10%料金が安くなったそう。

しかしここにきて新電力会社より料金改定の話があり、今までの単価1053円/kWが新単価2776円/kWと2倍以上となり、月間500万円ほどだった電気料金が900万円ほどになってしまうという事態に。

そこまで値上がりするならばと、以前の関西電力と改めて法人契約を結ぼうとするも、燃料の高騰、電力不足などの要因により、現在、法人契約の新規受付を停止しているという話でした。

この関西電力の話は、法人契約の新規受付を停止しているだけですが、新電力会社の中には個人契約についても新規受付を停止しているところも多くあるのが現状です。筆者もこの春にとある新電力会社に乗り換えようとしていたのですが、狙っていた料金プランが新規受付の停止となってしまい、動けない状態でいます。

このような状況なので、今、電力会社を変えるのは以前よりも慎重に、いろいろと情報を調べてから動く必要があります。とはいっても、電力会社を換えることで毎月の電気代を節約できる可能性があるのも事実です。

「セット割」に注目!? 電気代を節約するためには何を見直すのが正解?

まず大前提として、自分の家庭が毎月どれくらいの電気を使っているのかの「電力使用量」を把握する必要があります。また電力会社によっては、時間帯別に料金設定をしているプランもあるため、自分の家が平日・休日・日中・夜間、どのような時間帯に電力を消費しているかも確認しましょう。

さらに確認したいのは、自分の家のその他の支出についてです。現在の電力会社は「セット割」として割引料金を設定しているところが多く、同社の他サービスを利用していれば割引になるところが多いのです。

一例ですが、ソフトバンクの「おうちでんき」は、ソフトバンクやワイモバイルのスマホやネットなど1回線につき通信費が2年間、毎月110円の割引(3年目以降は55円)、電気代はずっと1%割引となります。

さらにソフトバンク光をセットにした割引例として、家族で3回線スマホを使い、自宅のインターネットはソフトバンク光を使っていると2年間で最大7万9200円の割引となっています(契約しているデータプランなどにより条件は異なります)。

他にも東京ガスと電気、東京電力エナジーパートナーとガスがセット割をしていたり、東急でんきとガスの契約をすると東急ストアでの買い物がお得になるなど、各社さまざまなセット割サービスを実施しています。

あくまで筆者個人の考えですが、セット割をしている電力会社はある程度の規模があるため、突然撤退する可能性も少ないとみてもよいのではないでしょうか。もしかすると今の時点での契約がいちばんお得ということもあるかもしれません。まずは自分の家の支出を把握した上で一度調べてみてはいかがでしょう。
(文:矢野 きくの(節約ガイド))

当記事はAll Aboutの提供記事です。

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