堀田真由、「太賀に言わないでくれ」と中野英雄から懇願されたことを告白

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今回、ご紹介するのは『WOWOWオリジナルドラマ オカルトの森へようこそ』。異界とつながる祟りの森を舞台にした、ノンストップ・ジェットコースター・ホラー・アドベンチャーです。主人公で助監督の市川美保を演じた、堀田真由さんにお話をうかがいました。
■ 「ホラーが苦手な方も楽しんでいただけると思います」

【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 114

『WOWOWオリジナルドラマ オカルトの森へようこそ』は、『貞子VS伽椰子』や『不能犯』を手掛け、ホラー映画を得意とする白石晃士監督が、監督・脚本・撮影を務めたオリジナルPOV(ポイント・オブ・ビュー=主観視点)ホラーです。

主人公で助監督の市川美保を堀田真由さん、オラオラ系のカリスマ金髪霊能者のナナシを飯島寛騎さん、映画監督の黒石光司のファンであり、恐ろしい体験の発端となる精神錯乱気味の三好麻里亜を筧美和子さん、行方不明の女の子を捜索中に黒石たちと森で出会い行動をともにする自称・正義の味方のスーパーボランティア・江野祥平を宇野祥平さんが演じています。

さらに、映画監督の黒石として白石監督、黒石たちが取材の同行を依頼した有名除霊師・広島蒼天役で中野英雄さんが出演。個性豊かな配役が話題を呼んでいます。

次々と迫り来る恐怖から登場人物が逃げ惑い、時に立ち向かう姿を、ドキュメンタリー・タッチの、臨場感あふれる映像とともに描いています。

ーー出演オファーをいただいたときのお気持ちを教えてください。

堀田さん 私の女優デビュー作は、WOWOWのドラマ『テミスの求刑』(2015年)でした。WOWOWという原点に戻り、主演させていただくことが嬉しかったです。作品を通して何か恩返しができたらとも思いました。

ーー市川美保をどのようなキャラクターだととらえましたか?

堀田さん 彼女は辛辣な発言をいとわない、強くて決断がはやい女性です。そんな彼女がナナシと出会い、女心がうっすら見えてくるところは、とても人間味があってかわいらしいと思いました。助監督である市川が、黒石監督にあんなに強く発言できることに驚きましたが、彼女が監督にとって必要な存在だからこそ。ふたりは良いペアだなと思いました。

ーー演じる際に工夫したところを教えてください。

堀田さん 彼女の強さはきちんと出さなければいけないんですが、やりすぎると大きなお芝居となり、ドキュメンタリーに見えず、セリフを言っている人に見えてしまいます。そのさじ加減が難しく、監督と相談しながら演じました。

ーー市川に共感したところ、自分に似ていると思ったところは?

堀田さん 私がデビューした頃は、すべてが新しい世界に見え、怖いものはありませんでした。わからないからこその強さがあり、市川のように失敗を恐れず決断したこともありました。経験を重ねた今は新しいことをはじめることが怖くて、不安を払しょくするためにたくさん準備をするようにしています。ふとしたときに、あの頃の感覚を取り戻せたら、と思っていました。本作で白石監督が私のナチュラルな部分を引き出してくださり、WOWOWでデビューした頃に戻ったような気持ちになりました。

ーー白石監督と演者として共演することをどう思いましたか?

堀田さん さきほどまで一緒に演じていたのに、カットの声がかかると瞬時に白石監督に戻るんです。撮影現場に、白石監督と劇中の黒石監督というふたりの監督がいるのは、なんだか不思議な感じがしました(笑)。

普段の撮影現場では、助監督やスタッフさんがつけているインカム(インターカム)を通して監督の指示を得ることが多いのですが、白石監督はこういうふうにやってほしいと実際に演技を見せてくださるんです。生で私たちのお芝居を観て、演者側の視点でアドバイスをくださったこともありました。指示がとても具体的でわかりやすく、演じやすかったです。ただ、監督が一番テンションが高かったので、監督について行かなきゃという気持ちになりました。

ーー撮影で難しかったところを教えてください。

堀田さん 後にCGで足される要素を想像しながら、見えないものに向かって叫ぶところです。見えないものの大きさや迫力などに対して、それぞれの演技に個人差が出ないように、みんなで話し合いながら演じました。

ーー撮影スタイルについて、どう感じましたか?

堀田さん 普段は、カメラマンさんや照明さんなど、たくさんのスタッフさんがいらっしゃるなか、スタッフさんの存在を気にしないように別世界に入って演じています。今回は少人数のスタッフさんで、監督自らカメラをまわして撮ってくださっているため、演技に入り込みやすかったです。

ーー撮影現場の雰囲気はどのようなものでしたか?

堀田さん 撮影現場は、山や廃墟など、普段はあまり行かない場所でした。交通手段がないこともあり、朝は真夏の日差しを浴びつつ、みんなでお話をしながら現場まで歩いて行き、夕方まで撮るのがルーティーンとなっていました。スタッフさんや演者さんを合わせても2~30人と、少ない人数でしたので、ひとりひとりの方とお話ができ、大きな学びになりました。チーム感が素敵な現場でした。

ーーお気に入りのシーンは?

堀田さん バスのシーンが好きです。森のなかをバスでまわりながら撮影していたんですが、長回しですから、最後の最後で間違ってもまたゼロからのスタートになるんです。その結果、一日中、バスに乗って撮影していました(笑)。撮影技術の進歩で、グリーンバックで撮影することも多くなりましたが、リアルな森のなかで貸し切りバスに乗り、景色が入れ替わる様子を見ながら演じることは新鮮でした。ナナシが出てきてバスが急停止するシーンは、実際にバスを急停止させているんです。バスが落ちるシーンに至っては、カーアクションのような臨場感が味わえると思います。

バスのシーンでムードメーカーになっていたのは、除霊師役の中野英雄さんでした。セリフを間違えた時に「今後、(仲野)太賀と共演する機会があっても、息子にはセリフを間違ったと絶対に言わないでくれ」とおっしゃっていて。笑い過ぎてNGになるんじゃないかと思うくらい、場を盛り上げてくださいました(笑)。

ーー本作の内容は、ノンストップ・ジェットコースター・ホラー・アドベンチャーと称されています。

堀田さん ホラー作品は、“もしかしたら、こういう世界があるかもしれない”と思わせるところが魅力だと思います。本作はノンストップでいろんなことが起こるので、ホラー作品が苦手な方もきっと楽しんで観ていただけると思います。

■ インタビューのこぼれ話

『テミスの求刑』では、 仲里依紗さん演じる主人公の妹を演じていた堀田さん。姉に対して厳しいことも平気で言う、強気な妹役だったため、『テミスの求刑』を観た寺脇康文さんから、こんなことを言われたそう。「寺脇さんに、“デビュー作で、先輩にあんな強い口調で話す役をもらえる女優はなかなかいない”と言われました(笑)。寺脇さんは事務所の大先輩で、マネージャーさんも同じというご縁があり、ずっと昔から私のことを娘のように応援してくださっているんです」。

■ Information

『WOWOWオリジナルドラマ オカルトの森へようこそ』7月22日(金)より、放送・配信開始出演:堀田真由、飯島寛騎/筧美和子、宇野祥平/白石晃士ほか監督・脚本・撮影:白石晃士

『オカルトの森へようこそ THE MOVIE』 8月27日(土)より、全国劇場【3週限定】公開&デジタル配信開始

(C)2022WOWOW・KADOKAWA・ひかりTV

衣装協力:ブラウス ¥35,200&ワンピース ¥48,400(ロドリリオン/ネペンテス ウーマン トウキョウ 03-5962-7721)、イヤリング(2個セット価格)¥50,000&リング ¥86,000(シャルロット シェネ/エドストローム オフィス 03-6427-5901) そのほかのアイテムは、スタイリスト私物

写真・安田光優 文・田嶋真理  スタイリスト・小林新(UM) ヘアメイク・菅井彩佳(NICOLASHKA)

写真・安田光優 文・田嶋真理 スタイリスト・小林新(UM) ヘアメイク・菅井彩佳(NICOLASHKA)

当記事はananwebの提供記事です。

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