馬力だけじゃない!普通のレヴォーグと特別なレヴォーグの違い

日刊SPA!

◆275馬力の“R”付きレヴォーグ

スバルのレヴォーグと言えば、北米市場のニーズに応えて肥大化するレガシィの後釜として開発されたツーリングワゴン。現行は2代目で、ボディサイズは全長4755㎜、全幅1795㎜、全高1500㎜。もちろん立体駐車場にも入る。そんなレヴォーグに、275馬力のエンジンを搭載する上位モデル「レヴォーグSTI Sport R」が追加。その凄さを端的に表現してみました!

伊達軍曹=文 Text by Sergeant Date

阿部昌也=写真 Photographs by Abe Masaya

◆現行型レヴォーグが超絶素晴らしい

押忍、自動車ライターの伊達軍曹である。自分は過去、さまざまな中古ガイシャを狂ったように購入してきた。だが、今から5年ほど前にスバル車に開眼し、「XV」というSUVを新車で購入。続けて、「レヴォーグSTI Sport」というステーションワゴンの新車に買い替えた。総額470万円だったが、頭金を入れたうえで残価設定ローンにしたので、月々の支払額は1万円ちょいである。

で、この現行型レヴォーグというのが超絶素晴らしいクルマで、走りはほぼアルピナ(BMWベースの超絶上質マシン)だ。それをアルピナの半値で買えたのだから、「我が人生に一片の悔いも、ほかに欲しいクルマもなし! オレは、エリート街道を極めた!」と確信していた。

しかし! 昨年11月に上位グレードが追加されたのですよ。「レヴォーグSTI Sport R」というそれは、車名にRが付いているだけあって、177馬力の1.8リッターターボエンジンと違い275馬力の2.4リッターターボエンジンを搭載。CVT(無段変速機のAT)もDCT(ポルシェとかが採用している電光石火のAT)に並ぶ変速スピードになったらしい。

うむう、私の大勝利は幻だったのか?……ということを確かめるべく、Rの付いた上位グレードを借り出した。

◆ドライブモードを変えた瞬間!

街中を普通に走る限りは“R感”はない。さすがに多少の力強さは感じるが、その違いはCカップとDカップのようなもの。「DのほうがいいけどCだって十分でしょ!」というほかないレベルだ。

だが、ドライブモードを「Normal」から「Sport+」に変えた瞬間、Gカップが揺れた。「うおおおおお!」と声を上げずにいられないほど、「Sport+」に入れた“R”は速い。1.8リッターの4割増しか?

そしてCVTもイイ。XVから前期型レヴォーグになった時点で、スバルのCVTは「偏差値58から65になった」と思ったのだが、新しいこれは偏差値72。東大も狙えるだろう。

「Sport+」モードだと足も硬くなるので、個別の設定ができるモードでサスだけを安楽にし、ほかのすべてをもっともハードに設定すると、勝者の香りが漂ってきた。激烈に速いのだが劇的にコンフォートであるため、ついつい「2.4リッターの愉悦、そして“R”という卓越……」などと、マンションポエム風につぶやきたくなるのだ。

ただ、「Sport+」モードだとけっこうな勢いで燃料が減っていく。そのため、以降はおとなしい運転に終始した。すると最終的な実燃費はリッター8.5㎞に落ち着いたわけだが、私が乗っている1.8リッターより、リッター1㎞以上燃費が悪い。まあ1.8リッターにしたって決して燃費は良くないわけだが。

「でも現行型レヴォーグはレギュラーガソリンだから、大勢に影響はないか」と思いつつガソリンスタンドで燃料油キャップを開けると、そこには「無鉛プレミアム」と書かれたシールが。そ、そういえばこの2.4リッターはハイオク指定であった!

◆【結論!】

総額500万円超えに加え、水平対向エンジンゆえのイマイチな燃費とハイオク指定に庶民は躊躇しますが、その乗り味はまさに超絶エリート。年収1000万円を超える大手企業勤務のエリートさんにオススメします!

当記事は日刊SPA!の提供記事です。

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