3人に2人が悩む“老害”。政治や会社で高齢者が幅を利かせている現実

日刊SPA!

高齢者の傍若無人ぶりが注目を集めている。日本の総人口の3割が65歳以上となった現代をサバイブするには、そんな“老害”に対処するスキルが必要不可欠。厄介な存在の実情と対策を探った。

◆“老害”は対処しなければ現役世代の首が絞まる!?

些細なことで駅員や店員に怒鳴り散らし、窓口&レジを長時間占拠。自分こそが正しいと信じきり、他人を頭ごなしに否定。いつまでも会社に居座り、世情に合わない意見を押し通す高齢役員……。

こうした、横暴な振る舞いで周囲を不愉快にさせる“困った高齢者”を目にした経験がある人は多いはずだ。また高齢ドライバーが運転操作を誤り、周囲に危害を加える事故も後を絶たない。

◆3人に2人が“老害”に頭を悩ませている

そこで今回、20~40代の男女2000人にアンケートを実施したところ、「身の回りに『老害だなぁ』と感じる人がいる」と回答したのは66.7%。超高齢化社会と叫ばれて久しい日本だが、実に多くの人が老害化した高齢者に頭を悩ませていることがわかる。今、社会全体に“老害”がはびこっているのだ。

Q. 身の回りに「老害だなぁ」と感じる人はいますか?

YES…66.7%

NO…33.3%

※20~40代の男女2000人にアンケートを実施。回答期間:2022年6月8日(水)~6月14日(火)

◆現役時代の地位やプライドを捨てきれない人も

「もちろん、高齢者が全員老害化するわけではありません。ですが、会社員時代に得た地位やプライドを引退後も捨てきれない人や、脳機能の衰えによって感情のコントロールが利かなくなった人が一定数いるのは事実。高齢者の数が右肩上がりで増えているため、そのぶん必然的に老害化による傍若無人ぶりも目立っているのでは」

そう語るのは日本におけるアンガーマネジメントの第一人者で、怒れる老人の心理に詳しい安藤俊介氏。世界保健機関の定義によると、高齢者とは65歳以上を指す。この定義に鑑みれば、日本では総人口の29.1%が高齢者ということになる(’21年時点。総務省統計局の発表より)。

◆“シルバー民主主義”からの脱却がカギ

迷惑行為のみならず、日本は高齢者優遇の政策に偏る「シルバー民主主義」に陥っているとの指摘もあり、政治や企業の中枢ではいまだに高齢者が幅を利かせているのが実情だ。こうした状況を放置すれば、老害と呼ばれる高齢者が増えるのも当然。社会全体が老害に蝕まれる前に対処法を学ばなければいけない。

【老害(ろうがい)】とは……

組織や社会で幅を利かせすぎて言動が疎まれる高齢者、また、傍若無人な振る舞いによって他人に必要以上の負担や迷惑をかけている高齢者などを指す表現

【アンガーマネジメントコンサルタント・安藤俊介氏】

一般社団法人日本アンガーマネジメント協会代表理事。『怒れる老人  あなたにもある老害因子』など著書は累計65万部を超える

取材・文/週刊SPA!編集部

―[[超老害社会]サバイバル]―

当記事は日刊SPA!の提供記事です。

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