【驚愕】映画『トゥルーノース』とにかく観てほしい

Oh!My!ムービー

恐ろしいということしか知らない、とある国の話。
ボンヤリ恐れている国は、でも確実に存在していて、今もなお継続している信じ難いシステムがあって、そこには多くの人間が生きている。日々を忙しく暮らすなかで気にも留めなかった残酷な現実が、カクカクといびつに息をするアニメーションの愛らしさに包まれて全世界へと放たれました。

言葉がない

北朝鮮という謎。知らなすぎてどう恐れればいいかもわからないほど遠く感じる国はすぐ側にあるんだということを、やっぱり本作を観終えてからも実感し難いのは、そこで行われている、到底人間の仕業とは思えない地獄絵図の数々のせいでしょう。
自分の元へと無理やり手繰り寄せて感じるべき感情なんか、そんな正論とか正解なんか何の役にも立たないどころか、そんなことをする権利を私たちが持ち合わせているとは到底思えないほどの現実に、単に映画を観てひと時思いを寄せるこの時間すら申し訳なくて、何もできない自分が不甲斐なくて、しんどいです。

一歩、踏みだそう

監督が10年間を費やして創りあげた、生の声から組み立てられたほとんど真実の物語。これが作り話だったらどれほど陳腐か、でもそうだったらいかばかりか助かるなぁと、画面の前で何度悔しい気持ちを噛みしめたかわかりません。
この令和の世に、同じ地球上で人間が人間を部品として扱い、くたばれば放置し、心などというものの機能を一歳停止させて機能させている国があるということ。
この映画を作り全世界へ向けて配信をしたことが、どれほど大きな一歩になるでしょうか。清水ハン栄治監督をはじめとした制作陣、人生を語ってくれた多くの脱北者の方々、彼らの勇気に最大級の感謝を届けたい。どうか皆さま、映画『トゥルーノース』を観て、たくさん語ってください。
私たちにできることは、きっとある。まずそこからだと思います。

映画『トゥルーノース』はDVD他、Netflixなど動画サブスクリプションサービスで観られます。
【公開】
2021年
【スタッフ・キャスト】
監督:清水ハン栄治

脚本:清水ハン栄治

出演:ジョエル・サットン
   マイケル・ササキ 他

ランキング

ランキングをもっとよむ

注目ニュース

注目記事をもっとよむ