『バズ・ライトイヤー』鈴木亮平インタビュー「相談した声優の友人が実は…」「アンディと同世代としての『トイ・ストーリー』への想い」



ピクサー・アニメーション・スタジオの第1作目にして、世界で初めての長編フルCG デジタルアニメーションとして誕生した『トイ・ストーリー』。シリーズで誰よりも仲間思いのバズ・ライトイヤーの原点を描く『バズ・ライトイヤー』が7月1日より公開中です。



本作は、「トイ・ストーリー」シリーズのアンディが大好きな映画の主人公“スペース・レンジャー”バズ・ライトイヤーを描く物語。ピクサーの精鋭達でさえも、20年以上に渡って世界中で愛され続ける人気キャラクターの映画化に多大なるプレッシャーを感じていたと語っています。そんな本作でバズの日本版声優を務めたのが鈴木亮平さん。本作への想いについて、収録で印象に残っていることなどお話を伺いました!



――本作楽しく拝見させていただきました!声のお仕事の楽しさや難しさをどんな所に感じましたか?

声の芝居というのは普段のお芝居と全然違って。普段は、あまり「声で説明しないように」気をつけてお芝居しているので、逆というか。声で全部表現するのはかなりモードを切り替えないといけなかったです。

今回の収録前に声優の友人に「今度声のお芝居をやらせていただくのだけど」と相談しました。そして声のお仕事に対して一番感銘を受けたのは、声優さん達は事前にかなり準備されているということです。プロになるとスッとできるのかなと思っていたんですけど、一つ一つにきちんと準備されるんだなと。

――声優さんと交流があるのですね。

僕がバズ役をやらせていただく情報解禁があった際に、その声優さんから「バズだったんですね」と連絡をいただいて。「私も出てます」と。

――ええっ!

それが宇宙船の自動操縦音声作動ナビゲーター・アイヴァン役の沢城みゆきさんなんです。以前、朗読劇 『私の頭の中の消しゴム 4th letter』という舞台で恋人役を演じたご縁で今も交流させていただいています。

――本作の中でバズとアイヴァンはとても面白いやりとりがありますが、鈴木さんも沢城さんもお互い知らずに共演していたのですね。実際の収録はいかがだったでしょうか?

身振り手振りをつけながら、「ハッ!」とか「ヤッ!」とか声を出していました(動きを再現しながら)。バズと僕は少し顔が似ていると思っていて、顎の輪郭とか。バズほどではないですけど僕もしっかりめで(笑)。あと、バズらしい眉毛を動かす表情、僕もよくやるんですよね。

――凛々しくてカッコ良い所が確かにそっくりですよね! 本作をご覧になった感想はいかがでしょうか。

本作でのバズは最初、人に頼ることが出来ないというか、「自分一人で何でも出来る」という言動をしてしまいますよね。僕も同じ様な経験があります。年齢的な変化があって、30歳前後で「俺は何でもできる」というところから、「自分はなんてダメな俳優なんだ。でもみんなと一緒に作ればいいものが作れるかもしれない」と気付けたんです。

以前は意識的にかっこつけていたというか、「俳優ってこういなきゃ」という気持ちが強くありましたが、自然体でそのままの自分でいこうと。なので、映画でのバズの姿には共感出来る部分が多かったですし、後半のバズの様に周りと協力しながら作品作りを出来る俳優になっていきたいと思います。



――素敵なお話をありがとうございます。ストーリーの中ではいくつか驚きの展開もありましたよね。

バズのとある選択には驚かされました。過去に生きるのではなくて今と未来に目を向けていくことの大切さが描かれていて。人間失敗していいんだと。失敗した経験から学んで、最後に「いい人生だったな」と思えたら幸せなのではないかと思いました。そんな哲学的なテーマをこの映画からもらいました。

――改めてにはなりますが、鈴木さんにとって『トイ・ストーリー』やピクサー作品はどの様な存在ですか?

ピクサー作品はほとんど見ています。本当に面白いですよね。特に『トイ・ストーリー』は一番なじみがありますし、僕は(『トイ・ストーリー』劇場公開時の)アンディとだいたい同世代で。だからこそバズ役はプレッシャーでした。バズというたくさんの人に愛されているキャラクターをどう演じるか、人間としての新しいバズをどう作り上げていくか。大変なことになったぞと思いました。

――そんなプレッシャーを感じながらも、見事にバズを演じられたわけですが、この経験が今度の俳優生活にどう活きていきそうですか。今後鈴木さんがどの様な俳優になっていきたいか、展望を教えてください。

「客観的に見ながら、入り込める」俳優になりたいです。相反する言葉ではあると思うのですが、僕らの仕事はその両輪を広げていかなければいけないと思います。もっとその人物に入り込んで自由に、役柄に身を任せられる能力と、それが相手やお客さんに届いているか、監督が求めるものなのか、カメラにちゃんと映っているかを客観的に見る。上手な人は両方を究極まで広げていけるのだと思います。



――アンディにとってのバズのような、鈴木さんが子供の時のマイヒーローはいますか?

『シティーハンター』の冴羽獠です。新作の劇場版も初日に映画館に観にいくほど大好きです。髪の毛を伸ばすと無意識に寄っていくんです。自分の中で、「かっこいい=冴羽獠」だというのがあるので、意識していなくても結局そういう髪型が好きなんだなと。あとジャケットを着ると自然に腕まくりをしてしまいますね(笑)。

――冴羽獠はチャーミングさとカッコ良さがたまらないキャラクターですものね!

おそらく僕は、クールで仕事ができる人というよりは、普段はおちゃらけているけどやるときはやるタイプが好きなんだと思います。僕も普段はおちゃらけているタイプなので、冴羽獠の様な男になりたいですね。



――最後に、本作でバズの他にお気に入りになったキャラクターは?

ソックスでしょう!あのキャタクターはずるいですよね。僕も「ピプピプピプ」って言いたいです(笑)。

――今、鈴木さんのソックスが聞けて嬉しいです(笑)。今日は楽しいお話をありがとうございました!



撮影:オサダコウジ

(C)2022 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

当記事はガジェット通信の提供記事です。

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