トム・クルーズからのプレゼントを戸田奈津子お披露目 誕生日の今朝届き「とにかく優しい方」

米俳優トム・クルーズが3日、60歳の誕生日を迎えた。奇しくもトムと同じ誕生日なのが、トムの来日時に長年通訳を務めていた戸田奈津子さんだ。5月27日に公開され、早くも日本興行収入70億円を突破した映画『トップガン マーヴェリック』の「トム・クルーズバースデイイベント」が同日に都内劇場で開催され、戸田さんがトムとの交流や人柄を明かした。

ステージに登場すると「トムとたまたま偶然にお誕生日が一緒なものですから、いつもトムにお世話になっていますけど、トムのおかげでこういう晴れがましいところに出させていただいて本当に感謝でございます」と述べた戸田奈津子さん。この日トム・クルーズは60歳、戸田さんは86歳の誕生日を迎えた。

長年トム・クルーズが来日した際には記者会見などの通訳を務め、トムからの信頼も厚く、親交もあるという戸田奈津子さん。「トムはお誕生日に必ずお花をくださるのね。今朝10時頃花屋さんが素敵なお花を持ってきてくれて、そのお花にエルメスの袋が付いていて、その中に入っていたのがこれなの」と首元に巻いたスカーフを示した。黒と赤系の色が使われているスカーフだが、戸田さんは「たまたま黒い洋服を着ようと思っていたからピッタリなの」と早速着けて来たという。「トムは千里眼なんじゃないかと思うんですけど」とまるでトムが戸田さんのこの日の衣装を予想していたようで驚いていた。一緒に贈られたメッセージカードには「Dear Toda-san, Happy Birthday!! Wishing you a most wonderful day. With much love. TC」と書かれている。「TC」というのはもちろんトム・クルーズのことだ。戸田さんは「トムちゃん、ありがとうございます」と感謝した。

今年5月下旬にトム・クルーズが同作のプロモーションで約4年ぶりに来日した際に、トムの通訳者が戸田さんではなかったことが話題になった。これについて聞かれると戸田さんは「トムはいつもやることすべてに熱心でしょう? 200%の力を出す努力をしているのね。私も通訳としてこの歳になってパッと通訳できなかったら100%を欠いたら、200%出しているトムに申し訳ないと思ったの」と当時の心境を口にした。そこで来日1か月前に戸田さんは決意して、「今回降ろしていただく」とトムにメールをしたという。「そしたら(トムは)かなりびっくりしていましたけど、状況を説明したら『よく分かった』と許してもらいました」とトムも理解を示したそうだ。

戸田さんは「トムは優しいから記者会見終わると、いつも手をとって舞台を降ろしてくれたわよね」と懐かしそうに語り、「私は本当に光栄だと思いました」と振り返った。「とにかく優しい方。なんで私に優しくしてくださるのか分からないけど」と言う戸田さんに、隣で聞いていた同作日本語吹替版でトムの声を担当している声優・森川智之が「それはもう戸田さんの人柄じゃないですか?」と応じた。

「トムはいい人だから、みんな彼に何かしてあげたいという気になるでしょう? 私はその一人」という戸田さん。ツイッターで一般から募集したトムへの誕生日メッセージがスクリーンに一斉に公開されると「写真撮って、絶対にトムに送ります。翻訳して。喜ぶわよー」と声を弾ませた戸田さんは「それぐらいさせてください」とお願いした。

イベント最後にはトム本人から届いたビデオメッセージが流され、トムの言葉を戸田さんは“最後の通訳”として日本語で紹介した。「『トップガン マーヴェリック』を大画面の映画館に観に来てくださっている日本の方々、本当にありがとう。それはこの体験をしていただくための映画です」「日本を訪れるたびに皆さんが僕に示してくださる限りないご厚意にも感謝いたします。僕にとってそれは特別に大切なものです」「どうかこれからの夏を楽しんでください。来年またお会いしましょう」などのトムからのメッセージを戸田さんが丁寧に伝えた。

コロナ禍で約2年間公開が遅れた同作について、戸田さんは「トムにその間『ネットで配信しろ』というすごい圧力があったわけ。でもトムは『この映画は絶対大画面じゃないとダメだ』と頑固に闘って今まで待ったの。それでこのヒットでしょう? トムは映画館を救ったと言ってもいいと思いますよ。トムの思いが通じたのね。あの情熱はすごいと思う」と感嘆していた。

イベントではトムと戸田さんの顔写真の入っていたバースデーケーキを、世界的に活動するモデルUTA(24)がプレゼンターとして運んできた。また森川もトムと戸田さん、そして自身の顔写真入りのバースデーケーキをブレゼントした。戸田さんは「まぁ、すごい。きれいなケーキ。こんな若い男性からケーキをいただくなんてありえないことで夢みたいです」と微笑みながら喜んでいた。

(TechinsightJapan編集部 関原りあん)

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