ベック、アル・ヤンコビックから「ルーザー」のパロディー制作を打診されていたと明かす

Billboard JAPAN



Audible Originalの『Words + Music』シリーズに、ベックが登場した。このシリーズでは、個人の回想録と音楽のパフォーマンスを組み合わせて、今をときめくスターの全貌を明らかにするものだ。

2017年の楽曲「ディア・ライフ」から名付けられたベックのエピソードでは、彼がどうやって自身の創造的な道を切り開いたかを語っている。また、彼はこのプロジェクトのために「ルーザー」と「ホエア・イッツ・アット」を再レコーディングしている。

米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”のトップ10ヒット曲「ルーザー」の最新ヴァージョンを披露した後、ベックは1994年当時、この楽曲のパロディーを作らせてもらえないかと、巧みなパロディー・ソングの名手として知られる“ウィアード・アル”・ヤンコビックから打診されていたことを明かした。彼は、「タイトルは“Schmoozer”になる予定でした。彼に許可しなかったことを後悔しています。素晴らしいビデオになったと思うんですよ。実現しなかったのが本当に悲しいです」と述べている。

タイミングを踏まえると、ヤンコビックは「Schmoozer」を1996年のアルバム『バッド・ヘア・デイ』に収録していただろう。この作品は米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で14位を記録し、RIAA(アメリカレコード協会)にダブル・プラチナ(200万枚)認定された。クーリオの「ギャングスタズ・パラダイス」(スティーヴィー・ワンダーの「楽園の彼方へ(Pastime Paradise)」をサンプリングしている)のパロディーで大ヒットを記録した「アーミッシュ・パラダイス」などが収録されている。

ベックがヤンコヴィックを断った理由のひとつは、キャリアをスタートさせた当初、彼を “一発屋”や “珍奇なアーティスト”などと呼ぶ批評が多かったからだ。彼は、「20歳、21歳、22歳の頃、この業界のベテランたちから“学校に戻ったほうがいい。君に才能なんてない。今のままの曲では通用しない。ラフすぎるし、本物の歌じゃないし、寄せ集めのアイデアみたいなものだ”と言われました。全く相手にされなかったんです」と振り返っている。

今となっては彼のことをそう思う者はいないだろう。2014年に発表した『モーニング・フェイズ』は、ビヨンセやサム・スミスといったスーパースターたちを抑え、2015年の【グラミー賞】で<最優秀アルバム賞>を受賞し、彼はこれまで【グラミー賞】を8回受賞している。

最近の『Words + Music』シリーズは、ザ・フーのピート・タウンゼントからスタートし、今後マライア・キャリー、カルロス・サンタナ、テネイシャスDなどが続く予定だ。

当記事はBillboard JAPANの提供記事です。

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