マシン・ガン・ケリー、自身のドキュメンタリーで一番見るのが大変だった箇所を明かす

Billboard JAPAN



2022年6月27日、マシン・ガン・ケリーが親しい友人や協力者たちに囲まれながら、自身のドキュメンタリー『マシン・ガン・ケリー:ライフ・イン・ピンク』の公開を祝った。

米ニューヨークの会員制クラブで開催されたこのイベントで、彼はショッキング・ピンク色のカーペットの上で数枚のソロ写真を撮ったあと、愛する婚約者ミーガン・フォックスを手招きして一緒に来るように呼びかけた。ほどなくして、彼の家族のようなチーム全員が写真撮影のために集合し、最後には皆で抱き合った。

米ビルボードとのインタビューで、現在32歳のMGKことコールソン・ベイカーは、11歳ごろから自分の人生を映像で記録し続けてきたと語った。「カメラにぶっといVHSテープを入れて録画しなければならなかった頃だね」と彼は言う。このドキュメンタリーを“パート1”と呼び、既に別の映画も検討していると明かす彼は、「これはマシン・ガン・ケリーが、既にマシン・ガン・ケリーであるところを捉えたものだ……彼をマシン・ガン・ケリーにしたものについては知らされていない。その“ウサギの穴”はもっと深いんだよ」と話している。

そのため、上映時間80分のこの最初のドキュメンタリーは、表面を削っただけに過ぎないと彼は言う。「これは、自分が新たなレベルの名声と、ようやく真剣に取り組みたいと思うようになった新たな恋愛と、究極の仕事である父親としての役割を全て両立させようとしてきたこの2年間の記録だったんだ」と彼は説明している。

12歳にしては大人びた、彼の娘キャシーが正直に話す姿を見るのは“大変だった”とMGKは言い、このドキュメントを見返しながら涙したのはその箇所がおそらく初めてだったと述べている。映画を通してキャシーは、有名で、しばしばツアーで不在だったり遅くまで働いている父親を持つことについての彼女自身の苦悩を率直に語っている。それに対してMGKは、「彼女が真実を語るのを黙らせたくなかったし、彼女が(自分の考えを)話すことができる率直な感じをとても誇りに思う。俺がなりつつある全ての良いことのきっかけは彼女なんだ」と語っている。

そして、周知のとおり、婚約者のフォックスも彼にとってかけがえのない存在だ。映画の公開日に最も注目を集めたシーンがある。MGKは映画公開時のニュース記事を一切見ていないと話しているが、そのシーンは収録を望んでいなかったものだそうだ。ある場面で彼は、2020年7月に父親が亡くなった頃にブルガリアで撮影しているフォックスに電話をかけたことをカメラに向かって回想している。自分の部屋から出ることができず、激しい妄想に取りつかれた状態で“とても、とても、とても深刻だった”と彼は記憶している。ベッドの横にショットガンを置いて寝ていた彼は、フォックスとのこの通話の最中に、自らの命を絶とうとした(最終的に薬莢が詰まってしまったと彼は結論付けている)。

ピンク・カーペットで彼は、「あの部分は入れたくなかった。(このドキュメンタリーの)真意は、業界に動かされているアーティストや、彼らを素晴らしく見せることだけに仕向けられたようなものよりも、もっと生々しく、もっと弱さをさらけ出したものにすることなんだけどね。俺は、アーティストがただの人間だって場合にどんな感じなのかという実験なんだと思う」と語っている。

MGKは、アーティストとして最も重要なことは、成長しても、初期の頃に投稿していたYouTubeのエピソード・ブログを通じて育んだファンとの絆を維持することであり、このドキュメンタリーによってそれが継続されることを望んでいると語っている。彼は、「しばらくそこから遠ざかっていたけれど、(ドキュメンタリーが)それを再び呼び起こすものだった。音楽の裏にいる俺はこうだ、って。ノイズを取り除き、一人の人間としての俺を見せることは、ファンの人たちに“あれほど共感したあの人は、今もこんなに共感できる人なんだ”って知ってもらうための鍵になると思う」と語っている。

当記事はBillboard JAPANの提供記事です。

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