Netflix映画『サンディ・ウェクスラー』信じる力の行き先は

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サンディを演じたアダム・サンドラーが、自身のマネージャーをモデルに書きあげた脚本。サンディを愛する気持ちが前面にしっかりと現れた敬意あふれる物語は、事実か創作かを抜きにして心あたたまるものでした。
だれかのことが好きで、その人の魅力を全世界に向かって叫びたいような気分。アダムのそんな気持ちを感じては、にやけてしまいました。

怪しすぎる存在


サンディ・ウェクスラーという男。お世辞にもイケてるとは言い難いその男は、グイグイと相手の懐に突進していく割に計算高いような側面を持ち合わせています。
マナーも怪しい、品性も疑わしい、というか存在自体がとてつもなく怪しいサンディは何故か大勢の人のハートを掴んでしまう。アダム・サンドラーが演じるサンディの甲高くフニャフニャとした話し方は、無視しようとしても頭の隅に引っかかってしまう感じで。
清廉潔白でもないし、一体この男の何が魅力だというのだろう。ただ不思議に思いながら画面を眺めていました。

他人の夢にベットする


マネージャーとしてだれかを押しあげることに執着するサンディは、一見ミーハーなのかと思いきやそんなこともない。自分の利益を度外視にして他人に尽くす彼のやさしさは、純粋だからこそ他人の心を動かします。
口八丁ペラペラとでまかせを並べたてるサンディの、その言葉のどこにも信憑性はないけれど、どうしても信じてみたくなるのは、サンディだけが「本気で」信じている嘘八百が少しばかり魅力的だからなのかもしれません。

負けへんで


だれがスターダムにのし上がるのか、それはタイミングや運といった目に見えないものによって決定づけられて、それが永遠に続く確証もない。ならばせめて、家族のように信頼し合える仲間と肩を組んで、自分の心を守りたいものです。
サンディのようなあたたかさで、真っ直ぐにだれかを愛せる人間でありたいと思いました。

Netflix映画『サンディ・ウェクスラー』独占配信中
【公開】
2017年
【スタッフ・キャスト】
監督:スティーヴン・ブリル

脚本:アダム・サンドラー
   ポール・サド
ダン・ブルア

出演:アダム・サンドラー
   ジェニファー・ハドソン 他

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