福島県でもっとも有名なそば処といえば、やはり会津地方。南会津周辺はとくに有名なそば店が多数あるが、記者が激推しする「福島県最強の庶民派そば店」がある場所は、会津ではない。
画像をもっと見る■蕎麦 たじま

その店「蕎麦 たじま」があるのは、浜通り地方のいわき市。いわき市といえば常磐ものと呼ばれる高品質な魚介類がもっとも有名だが、意外にも山側に行くと美味しいそば店が点在しているのだ。

見た目はロッジ風でかわいい外観だが、店内も高原にあるペンション内のレストランのようで落ち着いた雰囲気。
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そばのメニューは3品とシンプルだが、そのどれもが絶品中の絶品。

こちらの「とろろざる蕎麦」は、スタンダードな鰹出汁の効いたつゆと、爽やかな辛味の大根の搾り汁を使ったつゆの2種類でいただく。
■そば粉は南会津の猿楽台地産を毎日手打ち

そば粉は南会津の猿楽台地産を毎日手打ちしており、香り・のどごし・コシすべてが最高。

最高のそばを最高のつゆ、しかも2種類で食べられるのだから、途中で飽きることも無い。それどころか大根汁のつゆで食欲が増進してしまい、連食必至のウマさだ。
■2品目はぶっかけそば

ということで2品目はぶっかけそば。こちらは鰹か大根どちらかを選ぶスタイルで、今回は大根をチョイス。

さっぱりとした辛さがとても爽快で、箸が止まらない!シャキシャキの大根やかいわれなどの薬味も絶妙。まさにパーフェクトぶっかけそばである。
■おにぎりは食べ放題

そして忘れてはならないのが、お茶の横に置いてあるおにぎり。自由に取って食べてよいので、お腹の様子を見つつ取りすぎないよう食べよう。米どころの福島県なだけあり、こちらも最強にウマいから困ってしまう。
そばの名産地・南会津産のそばをいわきの最強そば店でいただく。常磐ものを楽しむあいまに、そんな贅沢もぜひ楽しんでみてほしい。なお、お店はお昼のみの営業で、月・火はお休みなので、行く前に営業日は必ずチェックしておこう。
【蕎麦 たじま】
福島県いわき市小川町上小川石橋14-5