【米ビルボード・ソング・チャート】ハリー・スタイルズ通算6週目のNo.1、ケイト・ブッシュ「神秘の丘」4位に上昇

Billboard JAPAN



ハリー・スタイルズの「アズ・イット・ワズ」が3週連続、通算6週目の首位を獲得した、今週の米ビルボード・ソング・チャート。

新作『ハリーズ・ハウス』がNo.1デビューを飾った6月4日付で1位に返り咲いた「アズ・イット・ワズ」は、ストリーミングが前週から9%減少の2,500万回に下降したが、セールスは6%増加の6,900、エアプレイも2%増加の7,510万回にそれぞれ上昇し、今週も首位をキープ。1位に初登場した4月16日、4月30日~5月7日、6月4日~18日付の計6週に記録を更新した。

ストリーミング・ソング・チャートでは2位から3位、エアプレイ・チャートでは1位から2位にそれぞれワンランクダウンしたが、デジタル・ソング・セールス・チャートでは6位から4位に上昇している。また、毎年この時期に集計が始まるソング・オブ・ザ・サマーでは、先週に続き2週目の首位をキープした。

「アズ・イット・ワズ」と首位争いをしているジャック・ハーロウの「ファースト・クラス」も、3週連続で2位をキープ。Hot 100(総合)では及ばなかったが、エアプレイ・チャートでは先週の2位から1位に浮上し、トップの座を勝ち取った(7,930万回 / 8%増加)。エアプレイ・チャートでの首位獲得はジャック・ハーロウにとって初の快挙となる。なお、同曲にサンプリングされたファーギーの「グラマラス feat. リュダクリス」は、2007年にエアプレイ・チャート最高3位記録していた。その他、「ファースト・クラス」は、R&B/ヒップホップ・ソング・チャートとラップ・ソング・チャートでは8週目の首位を獲得している。

3位も、先週に続きフューチャーの「Wait for U feat. ドレイク&テムズ」が同位をキープ。続いて4位には、先週8位にランクインしたケイト・ブッシュの「神秘の丘/Running Up That Hill (A Deal With God)」が上昇し、自己最高位更新と初のTOP5入りを果たした。

「神秘の丘」は1985年にリリースされ同年11月に30位まで上昇したが、2022年5月27日に配信されたNetflixシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン4に使用されたことで人気が再燃し、先週36年9か月という長いブランクを経てTOP10入りした。

その反響はさらに高まり、ストリーミングが前週から65%増加の2,900万回、セールスは21%増加の22,200にそれぞれ上昇。その週最も伸びた曲に贈られるStreaming Gainer、Sales Gainerをそれぞれ獲得して、ストリーミングとセールスの両チャートを制した。セールス・チャートでは先週に続く2週目、ストリーミング・チャートでは今週が自身初の首位獲得となる。

その他、ロック&オルタナティブ・ソング・チャートとオルタナティブ・ソング・チャートでも今週1位に浮上し、自身初のNo.1タイトルを獲得した。上位にはランクインしていないが、エアプレイも前週から519%増加の240万回に跳ね上がっている。

初登場から今週4位にTOP5入りするまでの期間は36年9か月2週間で、以下に続く史上3番目に長い記録を打ち立てた。なお、上位2曲はいずれもホリデー・ソングで、それらを除くと「神秘の丘」が最長記録となる。

61年2週間 ボビー・ヘルムズ「ジングル・ベル・ロック」(1958年12月22日~2020年1月4日付)
59年1週間 ブレンダ・リー「ロッキン・アラウンド・ザ・クリスマス・ツリー」(1960年12月12日~2019年12月21日付)
36年9か月2週間 ケイト・ブッシュ「神秘の丘」(1985年9月7日~2022年6月18日付)
19年 マライア・キャリー「恋人たちのクリスマス」(2000年1月8日~2019年1月5日付)
16年3か月2週間 クイーン「ボヘミアン・ラプソディ」(1976年1月3日~1992年4月18日付)

非ホリデー・ソングでは、クイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」も映画『ウェインズ・ワールド』に起用されたことで、16年3か月2週間というブランク記録を残した。

「神秘の丘」は、ケイト・ブッシュが作詞、作曲、プロデュースを務めた自主制作曲で、ソロ・アーティストが単独で制作した曲がTOP5にランクインするのは、2014年12月に2位を記録したホージアの「テイク・ミー・トゥ・チャーチ」以来約7年半ぶり、女性ソロ・アーティストに限定すると、2004年7月に4位を記録したアリシア・キーズの「イフ・アイ・エイント・ガット・ユー」以来、約18年ぶりのTOP5入りとなる。

同曲の大ヒットを受け、同1985年に発表した収録アルバム『愛のかたち』も前週から59%増加の27,000ユニットに上昇し、今週のアルバム・チャート“Billboard 200”では28位から12位にジャンプアップした。

「神秘の丘」の上昇により、先週4位にランクインしていたリゾの「アバウト・ダム・タイム」は今週5位にダウンしたが、エアプレイは22%増加の5,040万回に上昇し、2週連続でAirplay Gainerを獲得。R&Bソング・チャートでは4週目の首位をキープした。

同様に、 グラス・アニマルズの「ヒート・ウェイヴス」は5位から6位、ラトーの「ビッグ・エナジー」は6位から7位、 バッド・バニーの「Me Porto Bonito with チェンチョ・コルレオーネ」も7位から8位にそれぞれ順位を落としたが、いずれも先週から大幅な変動はない。バッド・バニーは、今週10位に「Tití Me Preguntó」が4週ぶりに再TOP10入りし、2曲を同時ランクインさせている。両曲を収録した新作『Un Verano Sin Ti』も、今週のアルバム・チャート“Billboard 200”で初登場週以来(5月21日付)4週ぶりの首位復帰を果たした。

そのアルバム・チャート“Billboard 200”で今週2位に初登場したポスト・マローンの新作『トゥエルヴ・カラット・トゥースエイク』から、「アイ・ライク・ユー(ア・ハピアー・ソング)with ドージャ・キャット」が今週9位に初登場した。TOP10入りしたタイトルを、ポスト・マローンは11曲目、ドージャ・キャットは5曲目に更新した。

初週1,890万回を記録して、ストリーミング・チャートでは6位、4,100を売り上げてセールス・チャートでは10位にそれぞれランクインし、前者ではポスト・マローンが22曲目、ドージャ・キャットは7曲目、後者ではポスト・マローンが14曲目、ドージャ・キャットは同7曲目のTOP10入りを果たしている。エアプレイ・チャートにはまだランクインしていないが、初週560万回と好スタートを切った。

Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは6月10日以降掲載予定となります。

◎【Hot 100】トップ10
1位「アズ・イット・ワズ」ハリー・スタイルズ
2位「ファースト・クラス」ジャック・ハーロウ
3位「Wait for U」フューチャー feat. ドレイク&テムズ
4位「神秘の丘」ケイト・ブッシュ
5位「アバウト・ダム・タイム」リゾ
6位「ヒート・ウェイヴス」グラス・アニマルズ
7位「ビッグ・エナジー」ラトー
8位「Me Porto Bonito」バッド・バニー with チェンチョ・コルレオーネ
9位「アイ・ライク・ユー(ア・ハピアー・ソング)」ポスト・マローン with ドージャ・キャット
10位「Tití Me Preguntó」バッド・バニー

当記事はBillboard JAPANの提供記事です。

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