SFスリラー映画『エクス・マキナ』人間心理の複雑さを痛感する

Oh!My!ムービー

観終わった今も、鳥肌が立つような怖さがずっと続いています。
血みどろ「ぶっしゃー!」みたいな露骨な恐怖体験よりも、こういう怖さの方が尾をひく気がします。
考えないようにしても、ふとしたときに思い出してしまうんですよね。もうそろそろ解放されたい。

すべてがネタバレになってしまいそうなので、あまり詳しく書けませんが、想像すればするほど怖さが倍増していく映画でした。
映画『エクス・マキナ』のご紹介です。

不穏な空気が漂う

世界最大のIT企業“ブルーブック”でプログラマーとして働くケイレブは、抽選で社長のネイサンが所有する、人里離れた別荘に1週間の滞在を許可されます。

ネイサンの別荘は、こんなところに長期滞在できたら、かなりリフレッシュできるだろうなぁと思えるような大自然のなかにあって。

しかし、そこで待っていたのは、ネイサンだけではなく美しい女性型ロボット“エヴァ”の姿だったのです。
このエヴァの体が、独特で。
顔と手以外はメッシュで覆われていて、機械部分が透けて見える。
アカデミー賞で視覚効果賞を受賞しただけあって、CGとは思えないほどの繊細で美しい映像に驚きの連続でした。

ケイレブはネイサンに言われるがまま、“エヴァ”とのチューリング・テスト、つまりAIロボットが「人間的」かどうかを判定するテストをはじめていきます。

何者かわからない恐怖

何がなんだかわからない状況に、ケイレブと観客は放り込まれます。
ネイサンやエヴァが何を考えているのかわからないまま物語は進んでいくので、ケイレブの驚きや不安、感動を同じように観客も体験することができるんです。

目の前の相手が何者かわからないって、凄く怖い。
敵なのか、味方なのか、はたまたどちらでもないのか。
相手の目的もわからずに、一緒の空間にいるなんて私には耐えられません。

チューリング・テストを通して、「人間と人工知能の違いは何か?」「人間の感情や心とは何か?」といくつもの疑問が投げかけられていきます。
この映画の結末が今後の未来だとしたら、怖すぎてすべてを疑ってしまいそうです。

【公開】 2016年(日本)

【キャスト・スタッフ】
 監督・脚本:アレックス・ガーランド
 出   演:アリシア・ヴィキャンデル
       ドーナル・グリーソン
       オスカー・アイザック 他

ランキング

ランキングをもっとよむ

注目ニュース

注目記事をもっとよむ