ViVi専属モデル・嵐莉菜に初主演インタビュー!映画『マイスモールランド』の主人公と「同じ葛藤がありました」後半では“転生”したい趣味の話も

女性ファッション誌「ViVi」(講談社)専属モデルとして活躍する嵐莉菜さんが、公開中の映画『マイスモールランド』で映画初主演を飾りました! ごく普通の高校生活を送っていた17歳のクルド人サーリャがとあるきっかけで在留資格を失い、当たり前の生活が奪われてしまう姿を描く物語で、自身も5か国のマルチルーツを持っている嵐さんが主人公が抱く複雑な感情をデビュー作とは思えない堂々とした演技で体現しています。前半では作品のお話を、後半では趣味のお話もうかがいました!

■わたしもサーリャと同じ、「絶対にわたしが演じたい!」と思っていました

●とても考えさせられる内容でしたが、嵐さんは映画をご覧になっていかがでしたか?

まず自分がスクリーンに映っていることが初めての経験だったので、恥ずかしかったです。観ていた方たちが映画に夢中になってくださっていて、わたし自身も自分の姿なのに別人に見えたというか、それくらい夢中に映画に入り込み、観るたびに撮影中のことを思い出していました。

また、びっくりしたことは、モデルの仕事では、必ずしっかりとメイクをするのですが、この作品ではほぼすっぴんに近い、ナチュラルな状態だったんです。ほぼすっぴんだったので映りが心配だったのですが、完成した映画を観たら、表情がとてもよく出ていたんです。モデルと役者の仕事は、こういう点でもまったく違うんだなと、新しい発見がありました。

●クルド人の女子高生の成長と葛藤を描く物語でした。最初に出演が決まった時はいかがでしたか?

オーディションの時からサーリャの役を演じたい想いが強く、「絶対にわたしが演じたい!」という願いが叶ったのでとてもうれしかったです。

●なぜそこまで思ったのですか?

クルド人のサーリャは日本で育っているけれど自分のことを日本人と言っていいか不安になる気持ちや、日本人として生活しているけれど見た目で外国人だと思われてしまう葛藤などがあり、それはわたしにもよくわかるんです。彼女とわたしでは置かれている状況はかなり違いますが、わたしもサーリャと同じような葛藤がありました。なので、この作品には、携わりたいなと思っていたんです。

●大変なこともありましたか?

そうですね。今はまったく自分のアイデンティティーに悩んだりすることはないのですが、幼少期はありました。「どこから来たの?」「日本語上手だね」などと言われると、わたしは日本で育って日本で生まれたので、母国だと思っているのに、自分の中で母国が消えた感覚になり、日本人と言ってはいけない気がしたんです。中身は日本人と変わらないはずなのに、そう言われることで線引きをされてしまう感覚になるんですよね。昔はそういうことで傷ついたりしたので、この作品に絶対出たいと思ったんです。

●それこそ映画のままですね。

そうですね。劇中に出てくるおばあさんとのレジのシーンは、過去の経験を思い出して演じていたのですが、表情には自分自身の感情が出ていたと思います。もちろん相手の方には悪意がないことはわかっていますし、わたしも違う状況でもしかしたら同じようなことを言っているかもしれないですし。

■“転生”系が好き! それは俳優というお仕事でしかできないことだとも思います

●「めるも」は趣味女子を応援するメディアなのですが、最近ハマッている趣味はありますか?

アニメが好きです。でも全部の作品が好きなのではなく、一個を好きになると、それを深く好きになるタイプです。「転生したらスライムだった件」は、めちゃくちゃハマッてしまいました。そこからカードやガチャにハマって、好きになったらとことん集めたいタイプです。この間、フィギアもUFOキャッチャーでゲットしました。

趣味の幅が広いわけじゃないのですが、好きなものとなると極めちゃうタイプで、今は「転スラ」のガチャガチャめぐりをしたり、フィギュアを集めています。

●「転生したらスライムだった件」のどこにハマッたのでしょうか?

等身大の感じがたまらないです(笑)。過去には「鬼滅の刃」「呪術廻戦」など、いろいろとありましたが、「転スラ」にはわたしが求めていた要素がすべて入っているんです。転生してから人生が上手くいく展開が好きです。後はキャラクターもかわいいですよね!

●そういう願望がある???

あるのかも知れないですね(笑)。亡くなった方は、また別な人に生まれ変わっていくはずと信じているので。

●いろいろな人生を歩みたいという意味では、俳優のお仕事もそうですよね。

そうなんです。それは本当に魅力に感じていることですね。自分が普段経験できないこと、なれないモノ、人、スーパーヒーローなど、そういうものに“転生”することは、俳優というお仕事でしかできないと思っているので、これからもいろいろな役をいただけるのであれば、とてもやりたいなと思っています!

●最後になりますが、これから映画を観るファンの方へ一言お願いします!

この作品で描かれていることは、わたしも出演することになって初めて知ったので、みなさんの知るきっかけになると嬉しいですが、だからといって身構えずに映画を観てほしいと思っています。作品の中には恋愛や青春、些細な壁、誰もが経験するであろうことがたくさん出てくるので、きっと年齢性別関係なく、共感してくださる方は多いと思っています。よろしくお願いします!

(執筆・撮影/takashi.tokita_tokyo)
https://www.instagram.com/takashi.tokita_tokyo/

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