1000円でできる「ごほうび体験集」が面白い!まさか色んなことができるなんて

女子SPA!

 乳製品に小麦粉、電気代。世の中に吹き荒れる値上げの嵐。時は春、鬱々としていられません。『わたしの1ヶ月1000円ごほうび』(KADOKAWA)は、1000円で楽しめる極上の体験リスト。漫画家のおづまりこさんが「結構何でもできる」1000円の使い道をイラストエッセイで綴っているのです。

千円札1枚だとなんかわびしい、とガッカリしたあなた。あなどるなかれ、1000円には無限の可能性が秘められているのです。本書には、「ごちそう」「ととのえる」「さすらう」「はじける」「くつろぐ」5つのテーマで合計40種類以上もご紹介。さあ、千円札を握りしめ、街に出る準備はいいですか。

◆ごほうびが1000円のわけ

日々、節約を心がけている人は多いと思います。ただ、節約に没頭するあまり、心にまで余裕がなくなっている人も少なくありません。本来、節約は自分のお金をよりよく使うために行うもの。すべてを切り詰めるのではなく、適度に緩急をつけるのも成功の秘訣。

本書の著者、おづさんも20代から節約を続けていましたが、ある日、月の予算の余りに気づきます。そこで思いついたのが、「1ヶ月千円好きなことに使う」。名付けて「1000円ごほうび」です。1000円なら、ストレス解消に浪費しても罪悪感はないですよね。月末に楽しみの予定を設けておけば、節約の中だるみも難なく超えられます。では、おづさん流の「1000円ごほうび」を覗いてみましょう。

◆普段は買わないものを買ってみる

1000円、好きに使っていいよ。自分に許可を出したものの、いざとなるとどう使っていいかわからない。そんな時、高級スーパーの高級調味料を買ってみるのはいかが。本書でも、何品か憧れの食材にチャレンジしています。なかでも私がやってみたい!と思ったのが「バターの食べ比べ」。

エシレバターにカルピスバター、陶器のバターケースに保管して惜しみなく食べたい、という願望はあるのですが、実際バターって毎日大量には食べませんよね。だったら1000円で豪快にいただこうじゃないですか。本書いわく、成城石井には少量サイズで売られており、2種類で1048円。ちょっと予算オーバーですが許容範囲でしょう。

おづさんは、熱々のごはんにバター+醤油でおいしさを堪能。見ているこっちまでよだれが出てきそうでした。

◆普段は行かないところに行ってみる

いつもはチェーン店でお茶するけれど、たまには自分をおもてなししたい。優雅な雰囲気にひたりたい。こんな希望を叶えてくれるのが、ホテルのラウンジです。おづさんも「ひとりで行くのは敷居が高い」と思っていたようですが、「ホテルのラウンジがハマる女性」って憧れませんか。

おづさんが訪れたのは東京駅併設の「ステーションホテル」。駅の2階が吹き抜けになっている「とらやカフェ」へ。前茶が1ポット1000円でおかわり付き。ホテルのラウンジはスペースも広く、皆がゆったりと過ごしているので、急かされることもありません。1杯のお茶がこんなにおいしいなんて!と感激することでしょう。住み慣れた東京の景色も、いつもより輝いて見えますよ。

◆ごほうびの予算はあなた次第

本書では「ごほうび1000円」とうたっていますが、経済状況や生活リズムは人それぞれ。あなたの楽しみは、あなた流に決めていいのです。おづさんが1000円と認定した理由は、「自分にとって『ごほうび』に感じる金額を予算に設定する」「買い物に失敗しても楽しめるくらいの金額だと色々挑戦しやすい」このふたつ。確かに、チャレンジしてみたけれどイマイチだった、という経験は誰にでもあるはず。でも、自分には合わない世界がわかっただけ。むしろひとつ成長したともいえます。

食事、場所、美容、リラックス、等々。気になるアイテムやカフェやサロンがあったら、メモして月末のお楽しみにするといいですね。本書を読んで、心を豊かにするのはお金だけではなく、心意気なんだと実感しました。

1000円で、あなただけの可能性を見つけてみませんか。

<文/森美樹>

【森美樹】

1970年生まれ。少女小説を7冊刊行したのち休筆。2013年、「朝凪」(改題「まばたきがスイッチ」)で第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)を上梓。Twitter:@morimikixxx

当記事は女子SPA!の提供記事です。

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