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ストリッパーたちがウォール街の男たちから大金を奪った事件を映画化した作品『ハスラーズ』のご紹介です。
コンスタンス・ウーと、歌手としても女優としても活躍中のジェニファー・ロペスのW主演となった本作。
ジェニファー・ロペスは、とても50代とは思えない驚くべき肉体美を披露してくれています。
「その格好どうなってるの?」と言いたくなるくらい、ポールダンスも圧巻です。
幼少の頃に母親に捨てられ、祖母に育てられたドロシーは生活費のために「デスティニー」名義でストリップクラブで働き始めます。
しかし、新人ゆえに客がつかず思うように稼げない日々を送っていました。
ストリップクラブでくすぶっていたデスティニーの前に、クラブのトップダンサーであるラモーナが現れます。
ラモーナがポールダンスを披露するだけで札束が飛ぶ光景に衝撃を受けたデスティニーは、ラモーナに大金を稼ぐ秘訣を聞くことに。
意気投合するデスティニーとラモーナ。
デスティニーは、ラモーナとダンサー仲間のダイヤモンドからポールダンスの見せ方や男性客への振る舞いを伝授してもらい、安定した生活が送れるようになるのでした。
しかし、2008年に起きたリーマン・ショックの影響で世界経済は冷え込み、ストリップクラブの客足も遠のいていきます。
「真面目に働いても生活が苦しいのに、経済危機を引き起こした張本人たちはなぜ豊かな暮らしができるのか」と不満を募らせていくラモーナは、デスティニーやクラブ仲間たちと組んで、ある計画を企てるのでした。
男たちの言いなりになるしかなかった彼女たちが、頭と体を使ってウォール街の男たちから大金を奪っていく鮮やかな手口はお見事。たとえ罪だったとしても、彼女たちだけを責められないアメリカ社会の歪みが映し出されます。
引き際が大事だとよく言われますが、人間って欲が出てしまうもの。
やがて、姉妹のように仲が良かったデスティニーとラモーナの関係にもほころびが生じ始めてしまうんです。
数年後、デスティニーは事件の根本をこう語っていました。
「傷ついた人間は他人を傷つけるってこと」。
デスティニーもラモーナも沢山傷ついてきたのですが、ラストに私が感じたのは「傷ついた人間は、傷ついている人間を放ってはおけない」でした。
そうであってほしいという勝手な願いかもしれませんが、デスティニーとラモーナの女の友情は嘘ではなかったと思える、開かれたラストだったように思います。
【公開】 2020年(日本)
【キャスト・スタッフ】
監督・脚本:ローリーン・スカファリア
出 演:コンスタンス・ウー
ジェニファー・ロペス
ジュリア・スタイルズ 他