『MIRRORLIAR FILMS Season3』完成披露上映会に山田孝之らが登壇!「素敵なプロジェクト」

めるも編集部

4月26日、短編映画制作プロジェクト『MIRRORLIAR FILMS Season3』(5月6日公開)の完成披露上映会が都内で行われ、俳優の山田孝之さん、南沙良さん、奈緒さん、平野虎冴さん、吉村界人さん、野崎浩貴監督、林隆行監督が登壇!

山田孝之さんが発起人となった同プロジェクトは「誰でも映画を撮れる時代の幕が開く』のテーマを掲げ、一般公募の12人を含めた36人の映画監督による短編オムニバス映画を4つのシーズンに分けて制作、公開。今回は第3弾目となる9作品の公開を間近に控え、監督と俳優陣が作品の見どころや制作の裏側を語ってくれました。

それぞれ会場の皆さんへご挨拶をし、イベントの幕が開けました。

プロジェクト発起人・山田孝之が会場を沸かせる!

本プロジェクトの発起人である山田さんは今回、南さん主演の散歩する男女の不思議な物語を描いた『沙良ちゃんの休日』でメガホンを取ります。監督として作品に携わった感想を問われると「とても光栄でございました。このような素晴らしい取り組みを初めて聞いた時から『日本の映画業界もこれで少しは良くなるんじゃないか…』なんて思いました。まさか、お声がけいただけるなんて、非常に感無量でございます」と大真面目に答え、会場から笑い声が上がります。自身がプロデュースしていることをツッコまれると、「そうなんですよ。じゃあ、なんでその質問したんですか?(笑)一応知らなかった体でやったんですけど…」と返し、笑いを誘いました。

他作品で監督をするのと今回で、心境に変化があったかと問われた山田さんは「そんなに監督していないので分からないですけど、でも楽しかったですね~」と南さんに同意を求めますが…。「はい…」と控えめな反応に「あんまり楽しくなかった感じですね~」とユニークに返し、会場を沸かせました。

さらに他監督の作品も「素晴らしかったです。僕のも含めて素晴らしかったと思いますけども…。だってほら、見てください?会場の皆さんの満足そうな顔!大満足ですよ?」と絶賛し、会場から拍手が巻き起こりました。

自身が掲げたテーマの通り「俳優が監督してもいいし、監督が俳優してもいいし、職業で細分化する必要もないですし。『誰でも撮れる』って本当にそう思ってやっています」。Season3の作品は「映画って『自由に、好きに、自分の撮りたいものを撮っていいんだな』って感じてもらえたんじゃないかなと思います」と語りました。

短編映画に参加してみての感想

愛犬を亡くした姉妹の関係性の変化を描く井樫彩監督作『可愛かった犬、あんこ』で主演した奈緒さん。以前から短編映画が好きだといい「この企画が上がった時に『お声かからないかな~?』って思っていて…。お声がけいただいて本当に嬉しかったです」。短編だからこそ描けることもあり、見終えた後に長い時間楽しめるところが短編映画の良さだと語りました。

監督業をやりたい気持ちは芽生えていないという奈緒さんですが「このような企画があることで、お芝居をする場が増えるので俳優としてすごく嬉しいです」と感謝を述べました。

野崎監督がメガホンを取った、『絶滅危惧種』で主演を務めた平野さんは「短編だからこそ、表情で演技することが難しかったです。飽きなくて、面白かったです」とコメントし、会場から笑いが溢れます。自分の作品を観て「直したいところがありましたけど…(笑)うまく撮れていて良かったです」と振り返りました。

林隆行監督の『そこにいようとおもう』で主演した吉村さんは「個人的な思いのみでモノを作るのは、素晴らしいことだと思います。参加できて本当に嬉しかったです」と山田さんの意見に同調し、監督への興味もあると明かしました。

南さんも短編映画が好きだといい「ある人生の一瞬を切り取ればいいみたいな、思い切りの良さが好きです。短編でしか描けないものや、伝わらないものがある」と思い入れを語りました。さらに、今作についても「情報量が多く、楽しかったです」とコメント。山田さんとの作品作りについて「またご一緒できたらいいなと思っていたので、今回お話を聞いてすごく光栄な気持ちでした。楽しかったです」と語ると「よ、よ、よかったです」と照れ笑いする山田さんでした。

製作秘話

Season2で紀里谷和明監督作『The Little Star』に主演した山田さんは、Season3では紀里谷さんを自身の監督作へキャスティング!「前回キャスティングされたからキャスティングしたわけじゃないんですけど…」とキャスティング秘話を明かします。「どういう人物を配置するかって考えたときに『ミステリアスで色気のあるおじさんがいいな』と思ったんですよ。その時に紀里谷さんがバッと思い浮かんで…」。他にも数名の候補者がいたといいますが「最初に思い浮かんだ紀里谷さんが絶対ベストキャストだなと思って」とオファーしたと振り返りました。

突飛な内容でしたが、随所にこだわりを敷き詰めたといい「しっかり説明してあるし、割と分かりやすく作りました」と自ら解説。「ちょうど斎藤工くんもNetflixでまさかの同じようなシュチュエーションをやっていますし(笑)あれ、本当に救われましたね」。最初に脚本をスタッフに見せた際「全員『ポカーン』ってしていて…。『何がやりたいんですか?あなたは?』みたいな感じで(笑)」理解してもらえなかったと明かします。しかし、斎藤工さんの作品のおかげで「『ほら、俺と同じような考えの人いるから、俺はおかしくない!』って。助かっていますよ」と暴露し、会場の笑いを誘いました。

奈緒さんも井樫監督の温かい人柄や撮影現場に犬がいたおかげで「面白い現場でした」「緊張をしなかった現場でした」と振り返り、奈緒さん自身も犬を飼っているそうで主人公と重なる部分も多く、家族の形の変化にも共感することが多かったと語りました。

『可愛かった犬、あんこ』を観た感想を問われた山田さんは「全体的に可愛かったですね~。僕には作れないというか。色んな人が色んなことを思いつくなと思ったんで、素敵なプロジェクトだなって(笑)」と自画自賛し、会場の笑いを誘いました。

最後に皆さんからご挨拶!奈緒さんは9つの短編映画が集められた今作をおせちに喩え「あの1箱の中に色々な味のものが詰まっていて、ちゃんと意味があって。今回の企画はおせち料理のような企画だなと思いました。重箱の中に1つは好きなものがあって嬉しくなってしまうように、そういう1つの作品に出会って、お家まで持って帰っていただけたら嬉しいです」と挨拶。

続いて南さんは「色々な世界観の詰まった映画だと思います。1度観ただけでは理解できないような作品もあるかもしれないので、何度も観て楽しんでいただけたらと思います」とアピールしました。

最後に山田さん。「今日観ていただいて、キャストさんやスタッフの方々に初めて出会った方もいらっしゃるかと思います。出会いの場にしたくてやっています。表現者の過去の生き方やこれからの生き方に注目してもらえたら、またその人たちはこれからもモノを作る、表現をするということができるので、色々注目してください。なぜこれを僕らがやっているのか、なぜここに集まったのか、1歩先を感じてもらえたらなと思います」と挨拶し、イベントは幕を閉じました。