【ハロプロ】鈴木愛理がいた『Bouno!』が武道館で作った伝説

めるも編集部

鈴木愛理さんは、高い歌唱力とダンススキルによって日本武道館単独ライブを成功させた実力派歌手であり、雑誌モデル『Ray』の専属モデルや女優としてマルチな活躍も見せています。

そんな鈴木さんが、もともとはハロープロジェクト!(以降、ハロプロ)所属のアイドルグループ『℃-ute(キュート)』でセンターを務めていたことは、ファンならよく知っています。ただ、鈴木さんのアイドルとしての輝かしいエピソードを語るうえで、もう1つかかせない存在、アイドルユニット『Bouno!(ボーノ)』。そんなBouno!について、今もファンに語り継がれる伝説のシーンがあります。

それは2012年、当時AKB48およびHKT48で活躍していた指原莉乃さんの呼びかけで集まった大物アイドルグループ夢の競演『第一回ゆび祭り~アイドル臨時総会~』でのBouno!のステージでした。アイドルオタク芸能人さんによる証言を交えてご紹介します。

Bouno!とは

2005年にデビューした『℃-ute』、そして前年の2004年にデビューした『Belize工房(ベリーズこうぼう)』は、ハロプロの次代を担う若手グループでした。その2グループから選ばれた鈴木愛理さん(℃-ute)、夏焼雅さん、嗣永桃子さん(以上、Belize工房)の3人で2007年に結成されたユニットが『Bouno!』です。抜群にうまい3人の歌に加えてライブではバックで生バンドが演奏するなど、ロックアイドルを全面に出したスタイルは、まさにステージパフォーマンスに力を入れていたハロプロらしいユニットでした。

派生ユニットということもあり、活動回数は多くありませんが、このあと紹介する「ゆび祭り」での活躍や「初恋サイダー」という多くのアイドルやファンに愛される代表曲を持っていて、今も伝説として語り継がれています。なお、メンバーの”ももち”こと嗣永桃子さんが2017年でハロプロおよびアイドルを引退したことによって「Buono! ライブ 2017 ~Pienezza!~」が、ラストライブとなりました。

『第一回ゆび祭り~アイドル臨時総会~』

Bouno!が活動していた時期は、2010年ころからAKB48やももいろクローバーZ、少し遅れて乃木坂46の台頭によってアイドル戦国時代と呼ばれていました。そんなとき、アイドルファンを公言していた指原莉乃さんが企画したのが、日本武道館で行われたアイドルフェス『第一回ゆび祭り~アイドル臨時総会~』です。指原さんの呼びかけに所属事務所やレコード会社の垣根を越え、集まったアイドルグループは総勢10組。その中には『ももいろクローバーZ』、その妹分である『私立恵比寿中学』、AKB48からは”まゆゆ”こと渡辺麻友が率いる『渡り廊下走り隊』、さらにデビュー1年足らずだった『乃木坂46』という豪華な顔ぶれがそろい、まさに夢の競演でした。ですが、夢であると同時にグループやそのファンにとっては、どのグループが最強なのかというプライドをかけた「他流試合」でもあったのです。

2012年といえば、AKBグループやももいろクローバーZなどが破竹の勢いだったころ。対してBouno!は所属するハロプロアイドルのメディアへの露出が以前ほどではなく、新しい流れをつくるために歌とダンスを磨いていました。そのため、ステージパフォーマンスのすごさでファンには定評がありましたが、AKBグループの知名度に比べるとBouno!は低かったと言わざるを得ません。そんな中、ハロプロファンの期待を一身に背負って出場したのがBouno!でした。

武道館を支配した鈴木愛理の歌い出し

そして司会進行の指原さんから「続きましての登場は『Bouno!』のみなさんです!」という紹介とともに会場が暗転。するとユニットの紹介ビデオが流れたあと、暗闇の会場に響くリズムにあわせたレーザービームの光とファンが手に持つ色とりどりのペンライトがゆれる中、ステージ下からせりあがってくる3人のシルエットにいっきに会場の興奮も高まりました。そして代表曲「初恋サイダー」のイントロが流れると、ほぼアカペラの状態で鈴木さんが頭を歌い出します。

その時の様子を、当時会場にいたというフットボールアワーの岩尾望さんがニッポン放送のラジオ番組『ハロヲタのオールナイトニッポン』(2022年1月放送)の中で「覚えてるのが、指原さんが主催したアイドルフェス『ゆび祭り』で、当時、乃木坂、ももクロ、エビ中、アイドリング!!!とかもいた中に、ハロプロからはシャッフルユニットのBuono!が送り込まれて参加したんですけど、鈴木愛理ちゃんの歌い出しに、鳥肌が立ったんですよね。」と語っています(※)。しかも、この記事によると鈴木さんの喉の調子はあまりよくなかったとのこと。しかし記事内にもありますように、鈴木さんを含むBouno!そして初恋サイダーが、いっきに世の中に知られる存在となったのです。

※引用元:ニッポン放送 NEWS ONLINE

今も愛されているBouno!

しかし、その後2016年に日本武道館での単独ライブまで目立った活動がなかったBouno!。それでも待ちに待ったファンで武道館は盛り上がり、翌年のラストライブも再び武道館で行われて大盛況で終わりました。それから2年後の2019年に突如「Bouno!」がツイッターのトレンドワードに。理由は、一般ユーザーが投稿した初恋サイダーの映像を乗せたツイートに”いいね”が殺到したためでした。

これに対して、今でもBouno!が愛されていることを喜ぶ鈴木さんのツイートがありました。また、2021年5月に日本テレビ系音楽バラエティー『MUSIC BLOOD』の日向坂46メンバーの投票による「ブラッドアイドル総選挙」と題した好きなアイドルを選ぶ企画で9位に「鈴木愛理」が入ります。その理由をメンバーの渡邉美穂さんは「『初恋サイダー』の鈴木さんの歌い出しの部分が、いつ聴いても鳥肌立つくらいうまい」と絶賛していました。

このように今もアイドルからもファンからも愛されているアイドルユニット『Bouno!』と代表曲『初恋サイダー』。ご存じなかったという方は、この機会に知っていただけると幸いです。

※個人の見解を含みます。

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