愛知「ジブリパーク」ついに11月1日開業!建設中のエリアも初公開

1月27日、愛知県「愛・地球博記念公園」にてジブリパークに関するメディア向け説明会が開かれ、5つあるエリアの内3つが2022年11月1日に開業すること、さらに各エリアの詳細が発表された。

>>>記者会見の様子・建設中のジブリパークエリア特写・完成イメージを見る(写真34点)

説明会は、まず愛知県知事・大村秀章氏とスタジオジブリプロデューサー・鈴木敏夫氏が登壇。
▲(左から)大村知事、鈴木プロデューサー

大村知事から、ジブリパークの企画は2005年の愛知万博の際に作られた「サツキとメイの家」、そして2015年のイベント『ジブリの大博覧会』を通じてスタジオジブリと愛知県の関係を深くしていったことから、大村知事自身が「ぜひジブリ作品を取り入れた永続的な施設を」というオファーをくり返した末に結実したという。

現在、公園の歴史的成り立ちや県民・利用者の思いに配慮しつつ、公園内の既存施設や未利用地を活用して整備を進められているというジブリパークは、5つのエリアで構成される。
▲「ジブリパーク」の整備エリア

1「青春の丘」……『耳をすませば』の地球屋&ロータリー広場、『猫の恩返し』の猫の事務所を整備、また既存のエレベーター施設を『天空の城ラピュタ』『ハウルの動く城』を想起させる19世紀の空想科学的要素を取り入れた内外装に改修。

2「ジブリの大倉庫」……倉庫らしさと懐かしさを感じさせる和洋折衷の建築空間をイメージ。展示室・子供の遊び場・収蔵施設・売店と喫茶などを整備。

3「どんどこ森」……『となりのトトロ』の「サツキとメイの家」を中心に昭和の田園景観をイメージ。子どもも楽しめる遊具や散策路などを整備。

4「もののけの里」……『もののけ姫』のエミシの村とタタラ場を基に和風の里山的風景をイメージ。タタラ場(体験学習施設)、炭焼き小屋、休憩処などを整備。

5「魔女の谷」……『魔女の宅急便』『ハウルの動く城』などのヨーロッパ風の空間をイメージ。オキノ邸と庭園、ハウルの城と荒地、レストラン棟などを整備。

「青春の丘」「ジブリの大倉庫」「どんどこ森」は2022年11月1日にオープン、残りの2エリア「もののけの里」「魔女の谷」は2023年にオープン予定であること、またチケットは東京・三鷹の森ジブリ美術館同様に日時指定の予約制となることが併せて発表された。入園料もお手頃価格に設定する予定だという。

続いてスタジオジブリが制作した愛知県観光動画『風になって、あそぼう』の上映を挟んで、鈴木氏プロデューサーが挨拶。中川龍太郎監督にこの動画を任せた理由を「性格が宮崎駿にそっくりだから。あんまり考えず、すぐやっちゃうおっちょこちょいなところが似ている、その精神がこの作品にも入っているんじゃないか」と笑いをまじえながら明かした。

2020年の11月には公園に宮崎監督が足を運んでいたことを明らかにし、「気になってしょうがなくて、監視に来たんですね。本人はとにかく文句を言ってやろうと息巻いていたんですけれど、公園の広さと当日降っていた雨が良い雰囲気を出していたこともあったんでしょうね、『決めた! これは(宮崎)吾朗に任せる』って。それなのに後日アトリエを覗いてみたら、自分が考えたジブリパークのアイディアを描いていたんですよ」と語った。

会見前に現地を見ての鈴木プロデューサーの感想は「まだ一部しか見ていませんけれど……この仕事は本当にやって良かった。ジブリ美術館の精神が生きていて、その発展形がここにあるという手ごたえを感じた。百聞は一見に如かず、ぜひ見てください」と熱い言葉が飛び出した。

(C)Studio Ghibli

続いて、ジブリパークの監督を務めている宮崎吾朗氏と岡村徹也プロデューサーが登壇。吾朗氏は「(オファーが来た時は)ジブリがアニメ制作現場を解散している時だったので、失業したくないので即答した」と笑わせながらも、「ジブリ作品を後世に残していくためにテーマパークを作るという話は前からあったが、よくあるテーマパーク像には違和感を覚えていた」とその胸の内を明かし、「荒れ地が人の手によって緑化されていったという公園の歴史、そしてこれまで公園を利用してきた人たちの思い出も大事にする場所」としてジブリパークを成立させることを目標に挙げた。
▲宮崎吾朗監督

取材陣はその後、ジブリパークの建設現場へ。吾朗監督の案内で現在作業中の「青春の丘」「ジブリの大倉庫」を見学することで、鈴木氏の言う「百聞は一見に如かず」を見事に体現する、ジブリワールドのリアルな片鱗を確認することができた。

「青春の丘」エリアには建設中の「地球屋」、その横には「猫の事務所」が。それぞれ内部にも趣向を凝らし、猫の事務所は家具や小物をミニチュアサイズで作成されるのだという。
▲「青春の丘」エリアのイメージ
▲建設中の「青春の丘」エリアで取材陣に解説する吾朗監督

「ジブリの大倉庫」エリアは、元温水プール施設の大空間をそのまま活かした「屋内にある街」として演出されており、ジブリ美術館の約4倍の広さを誇る。
▲「ジブリの大倉庫」エリアのイメージ

ここには『借りぐらしのアリエッティ』に登場するアリエッティとその家族が暮らす家や『天空の城ラピュタ』の廃墟となったラピュタの庭園を再現した「天空の庭」、さらに空飛ぶ巨大な船が全長およそ6mのスケールで設置される。さらにジブリ美術館同様の映像展示室やネコバスの部屋など、楽しいスペースも見逃せない。
▲巨大な建造物に圧倒される「ジブリの大倉庫」エリア

吾朗監督からは「ここからは見えませんが、かつての更衣室を当時の形を残したままリフォーム企画展示室にしています。その場所に行く方法を、お客様に是非探していただきたいです」と、期待をさらに高める発言も飛び出した。

新しいジブリワールドの扉が開くのはいよいよ今秋、早くも待ちきれない気持ちでいっぱいだ。

(C)Studio Ghibli

当記事はアニメージュプラスの提供記事です。

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