
皆さんは学生時代に英語を勉強したはずなのに、いざとなるととっさに表現が出てこないことはありませんか?この連載では、アメリカで15年間暮らした私が現地で身につけた身近な表現をクイズ形式でお届けします。言葉は生きています。同じ意味でも地域や立場、状況によって様々な言い方がありますし、答えは一つではありません。ここではなるべく簡単な言い方で相手にわかってもらえる表現をご紹介いたします。
「マフラーを巻く」って英語で言えますか?
正解は
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put on a scarf です。
put on = 身に着ける、着る
scarf = 防寒やおしゃれの目的で首、頭、肩等に巻くもの
Hurry up and put on your coat and scarf! You’ll miss the train.
急いでコートを着てマフラーを巻いて!電車に乗り遅れるわよ。
mufflerという言葉は最近では、「車の消音器」として使われるケースがほとんど。私が米国にいた際も、「襟巻き」という意味でmufflerと言っている人はいませんでした。muffler と言って通じないこともないかもしれませんが、今は scarf の方が広く使われています。日本語の「マフラー」は消音器同様「包む」「覆う」という意味のmuffle が由来だそうです。
因みに日本で言うスカーフもscarf です。特に防寒用を強調したいなら winter scarf と言えば良いでしょう。
ご参考までにput on は「着る」という動作を表します。一方ですでに「着用している」状態を表すときにはwear a scarf とします。
It was very cold today. I saw many people wearing scarves on the street.
今日はすごく寒かった。通りでは沢山の人がマフラーを巻いていたのを見かけた。