大雪の通行止め迂回手続きはETCと現金で大違い

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高速道路の通行止めは、以前はよほどの大雪にならない限り行われませんでしたが、数年前から方針を変更。クルマの立ち往生を防ぐため、早めに高速道路を通行止めにすることが増えています。通行止めの区間を迂回すると、高速料金が割高になるためその救済措置がとられますが、ETCを利用しないと手続きが複雑になってしまうのです。

大雪の通行止め迂回手続きはETCと現金で大違い

通行止めで迂回すると高速料金が割高


大雪などで高速道路が通行止めになると、一旦ICから高速道路を降り、一般道へ迂回して走行することになります。この際、高速道路の利用距離が少なくなる一方で、そのまま通行料金を計算すると迂回した方がかえって割高といったことが少なくありません。

これは、NEXCO3社路線では利用1回あたり税抜150円が加算されることと(一部例外路線もあり)、100kmを超えると1kmあたりの通行料金が割引になる仕組みがあるため。とくに、200km以上についてはETC利用に関係なく30%割引となるため、長距離ドライブで途中迂回すると割高になってしまうのです。

工事での通行止めと違い、大雪など悪天候での通行止めは高速道路会社に原因はありません。とはいえ、不便をかけた利用者に割高な料金を支払わせるわけにはいかないということで、NEXCO3社では悪天候時の迂回にも料金の特例が適用されます。

通行止めが発生した高速料金の計算


NEXCO3社路線で通行止が発生した場合、高速道路の通行料金はETC利用に関係なく次のように計算します。例えば、練馬IC~新潟中央ICを走行するところ、関越トンネル付近が豪雪で通行止めになり月夜野IC~湯沢ICを一般道へ迂回する場合、まず練馬IC~新潟中央ICを連続走行した通行料金を計算します。

次に、先ほどの通行料金から一旦月夜野IC~新潟中央ICの通行料金を引き、さらに湯沢IC~新潟中央ICまでの通行料金を加えた金額が実際に支払う金額となります。このように計算すると、税抜150円の加算は1回分で済むほか、走行距離から迂回した距離分が引かれ、100km以上の割引も連続走行と同じ区間分適用されるのです。

この迂回例でいえば、練馬IC~新潟中央ICのETC通行料金は普通車7000円で、月夜野IC~新潟中央IC・湯沢IC~新潟中央ICはそれぞれ4310円、3580円となるため、支払う通行料金は6270円となります。実際には、月夜野ICを出る際には練馬IC~月夜野ICの3700円分を支払い、新潟中央ICで残りの2570円を精算する仕組みです。

通行止めの高速料金以外もETCが便利


ETC利用で走行している限り、ETC利用料金がクレジットカードに請求される前に自動的に調整されるため、普通に走行するだけでば問題はおきません。ところが、現金・クレジットカードの場合には、迂回前の出口で通行料金支払いとあわせ乗継証明書を受け取る必要があります。

乗継証明書を発行したうえで、再度高速道路へ乗り直すICで通行券を受け取り、最終目的地の出口ICで通行券と乗継証明書を手渡すことではじめて、通行止めによる料金特例が適用されるのです。こうした手間が増えるため、ETC利用とくらべ現金・クレジットカード利用は通行料金以外にも不利な面があるのです。

なお、通行止めに関わる料金特例が適用されるのは、NEXCO3社が指定したICを利用した場合に限られます。先ほどの走行例でいえば、沼田ICで降りて湯沢ICから乗り直す、月夜野ICで降りて小千谷ICで乗り直すといった走行は通常料金で計算されてしまうため注意が必要です。

当記事はラジオライフ.comの提供記事です。

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