この研究を実施したアメリカ、カナダとスペインの科学者たちは、米イリノイ州ラッシュ大学のMemory and Aging Projectという既存の高齢者の研究プロジェクトからのデータを分析。このプロジェクトの参加者は年に1回、身体活動量の測定などの医学検査を受け、死後はさらなる研究のために脳を含む臓器を提供することに同意しています。
研究の著者で、カリフォルニア大学サンフランシスコ校Memory and Aging Centerで神経学の助教授を務めるKaitlin Casaletto氏は「身体活動が多いほど、脳組織内のシナプスのタンパク質レベルが高くなる。これは脳の健康のこととなると、運動のひとつひとつが大事だと示している」とCNNに語っていました。