東京駅から魔法魔術学校へ! 「ハリー・ポッター」の世界にどっぷり浸れる展覧会

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東京ステーションギャラリーで『ハリー・ポッターと魔法の歴史』展が開かれています。本展では、ファンタジー文学の世界的ベストセラー「ハリー・ポッター」シリーズの背景にある「魔法」をテーマに、大英図書館が所蔵する貴重な資料や原作者J.K.ローリングの直筆原稿、スケッチなどを展示。物語の世界にどっぷり浸れるステキな展示空間をご紹介します!
■ 東京駅から魔法学校へ!

【女子的アートナビ】vol. 235

『ハリー・ポッターと魔法の歴史』展の会場は、東京駅丸の内駅舎内にある東京ステーションギャラリー。この美術館には、物語に出てくる「9と3/4番線」のような、東京駅創建当時(1914年)の赤レンガが残る趣のある展示室もあり、「ハリー・ポッター」の世界を楽しむには絶好のロケーションです。

展示は10章で構成。ハリーが通ったホグワーツ魔法魔術学校の科目「魔法薬学」「錬金術」「呪文学」「天文学」などに沿って、大英図書館が所蔵する貴重な資料やJ.K.ローリングの原稿、スケッチなど約140点が紹介されています。

「ハリー・ポッター」とは、主人公である魔法使いの少年ハリーが、ホグワーツ魔法魔術学校で学んだ魔法や魔術を駆使して仲間たちと協力し、邪悪な魔法使いと戦う物語。スリリングな冒険や、仲間との友情がドラマチックに描かれ、さまざまな魔法アイテムも登場します。

担当学芸員の柚花文さんは、「魔法はファンタジーのなかにしか存在しないもののように思えるのですが、実は人類が何世紀にもわたって研究して書物に記録してきた例がたくさんある」と解説。「この展覧会では、大英図書館などの資料を通して、現実に記された魔法の歴史と、物語の創造世界とをつないでいる。このつながりを楽しんでほしい」と語りました。

本展は、大英図書館が2017年に企画・開催した"Harry Potter : A History of Magic"の国際巡回展。2017年から2019年にかけてロンドンとニューヨークで人気を博した展示を、いよいよ東京で楽しめます。

■ 「賢者の石」のレシピ登場!

では、いくつか見どころをピックアップしていきます。

展示は、3階の展示室にある第1章「旅」からスタート。J.K.ローリングの本がどのようにして誕生したのか、主人公のハリーの旅立ちとともに紹介されています。

作家がタイプした「あらすじ」やスケッチ、原作の挿絵を担当したイラストレーター、ジム・ケイの《『ハリー・ポッターと賢者の石』の9と3/4番線の習作》などが展示されています。

第3章「錬金術」では、必見作『リプリー・スクロール』が登場。これは16世紀にイングランドで記された写本です。

科学が発展する以前、ヨーロッパでは、卑金属を黄金に変えたり、不老不死の薬を生み出したりすることができる「賢者の石」のつくりかたを真剣に研究していました。4メートルを超える『リプリー・スクロール』には、その製造工程が美しい色彩で描かれています。

ほかにも錬金術関係の資料や絵画、書物を展示。物語のなかでも重要な役割を果たす「賢者の石」のリアルな歴史がわかります。

■ “美”魔女も…!

第6章「天文学」では、レオナルド・ダ・ヴィンチの手稿「天体にまつわるメモとスケッチ」や、太陽系の模型「大太陽系儀」、「天球儀」などを展示。

特に、側面に装飾が施された「大太陽系儀」は大変美しく、見ごたえがあります。「大太陽系儀」は昔から教材に使われ、ホグワーツ魔法魔術学校でも天文学や星座占いで使用されています。

資料類だけでなく、絵画も楽しめます。第8章「闇の魔術に対する防衛術」では、イギリスの画家、ジョン・ウィリアム・ウォーターハウスの作品《魔法円》が展示されています。

中世ヨーロッパの魔女は、醜悪なイメージで描かれることが多かったのですが、ウォーターハウスの魔女は青く美しいドレスを身につけ、神秘的な美人風に描かれています。彼女は、身を守るために杖で周囲に円を描き、魔法円の外には不気味な動物や頭蓋骨が見えています。

「ハリー・ポッター」のなかでも、ハーマイオニーが円を描きながら保護呪文をとなえる場面が出てくるので、この作品でも物語世界とリアルな魔法史とのリンクが感じられます。

■ 創作の秘密も…!

原作ファンにとってうれしいのは、J.K.ローリングの創作資料やスケッチの展示作品です。特に、最後の章で展示されている「『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』の構想」は必見作のひとつ。時系列で登場人物の居場所などが書いてある資料で、名作が生まれるまでの試行錯誤が伝わってきます。

リアルな魔法の歴史を紹介する本展を見終わると、きっともう一度、原作で「ハリー・ポッター」を読んでみたくなるはず。今まで以上に、物語世界をより深く理解でき、楽しめると思います。

『ハリー・ポッターと魔法の歴史』展は3月27日まで開催。

※最新情報などの詳細は公式サイトをご覧ください。

■ Information

会期    :~3月27日(日)会場    :東京ステーションギャラリー開館時間  :10:00 - 18:00 ※金・土曜日は20:00まで開館 ※入館は閉館30分前まで観覧料   :一般¥2,500、高校・大学生¥1,500、小・中学生¥500 ※日時指定予約制       ※最新情報などの詳細は公式サイトをご覧ください。 

当記事はananwebの提供記事です。

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