【米ビルボード・アルバム・チャート】『ミラベルと魔法だらけの家』サントラ首位獲得、『アナ雪2』サントラ以来約2年ぶりの快挙

Billboard JAPAN



ディズニー最新作『ミラベルと魔法だらけの家』のサウンドトラックが登場6週目で首位に到達した、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。

昨年12月24日にディズニープラスで独占配信が開始された反響を受け、先週7位にTOP10入りした『ミラベルと魔法だらけの家』は、今週さらに各ポイントが上昇。アルバム・セールスは33%増加の11,000、アルバム・ストリーミング(SEA)は91%増加の58,000、トラックごとのユニット(TEA)は33%増加の3,000にそれぞれ跳ね上がり、それらを総合した週間ユニットは前週から76%増加の72,000まで上昇した。

TEAの増加には、特に人気の高い「増していくプレッシャー」、「秘密のブルーノ」の2曲が貢献していて、先週のソング・チャート“Hot 100”では前者が54位、後者は50位にそれぞれ初登場。ユニット数の増加から、今週のチャートでは更なる上昇が見込める。その2曲を含むアルバムの週間ストリーミングは、今週8,769万回を記録した。

Billboard 200でサウンドトラックが1位を獲得するのは、2019年12月14日付チャートでトップに立った同ディズニー映画『アナと雪の女王2』以来2年1か月ぶりで、サウンドトラックによる首位獲得期間としては、通算4週を記録した『バッドボーイズ2バッド』(2003年8月23日)から、ジャック・ジョンソンが手掛けた『おさるのジョージ』(2006年2月25日)までの2年6か月以来のブランク記録となる。

アニメーション映画によるサウンドトラックとしては、その『アナと雪の女王2』と『おさるのジョージ』を含む通算6作目のNo.1タイトルで、『おさるのジョージ』以外の5作はすべてディズニー作品が占めた。

10週『ライオン・キング』(1994から1995年)
1週『ポカホンタス』(1995年)
1週『おさるのジョージ』(2006年)
13週『アナと雪の女王2』(2014年)
1週『アナと雪の女王2』(2019年)
1週『ミラベルと魔法だらけの家』(2022年)

1位に初登場しなかったアルバムが首位を獲得したのは、昨年の8月7日付チャートでザ・キッド・ラロイの『ファック・ラヴ』が登場53週目で到達して以来、約5か月ぶりで、サウンドトラックがTOP10圏外から首位を獲得したのは、前述の『アナと雪の女王2』以来、TOP40圏外からの記録としては、2017年12月30日付チャートで71位に初登場して翌2018年1月13日に到達した、『グレイテスト・ショーマン』以来4年ぶりの記録となる。

『ミラベルと魔法だらけの家』は、2021年12月11日付チャートで197位に初登場してから、162位、179位、110位、7位と5週目でTOP10入りし、今週登場6週目で1位を獲得した。初登場の順位が197位から200位の作品が首位を獲得したのは、1969年11月8日付チャートで199位デビューして同年12月27日に到達したレッド・ツェッペリンの『レッド・ツェッペリン II』以来、約52年ぶりの快挙で、その他には1967年6月10日付チャートで197位にデビューしてから3週後の6月24日付チャートで1位を獲得した、ザ・モンキーズの『ヘッドクォーターズ』の計3作がある。

『ミラベルと魔法だらけの家』から首位の座を奪われたアデルの『30』は、今週2位にダウン。週間ユニットも、前週から43%減少の57,000まで落ち込んだ。初登場からの推移は以下のとおり。

2021年12月4日  839,000
2021年12月11日 288,000
2021年12月18日 193,000
2021年12月25日 183,000
2022年1月1日  212,000
2022年1月8日 99,000
2022年1月15日 57,000

ホリデー・アルバムが勢いを落としたことで、先週12位から5位に再ランクインしたモーガン・ウォレンの『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』は、今週3位に浮上(42,000ユニット / 4%減少)。昨年の1月23日付チャートで1位に初登場してから、今週でチャートイン数を52週目に、TOP10滞在週を51週目にそれぞれ更新した。なお、先週まで200位内に37作、TOP10には5作ランクインしていたホリデー・アルバムは、今週のチャートではすべて圏外にランクダウンしている。

カントリー・アルバムがTOP10滞在週を50週上回るのは、テイラー・スウィフトの『フィアレス』(58週)、シャナイア・トゥエインの『カム・オン・オーヴァー』(53週)、ガース・ブルックスの『ローピン・ザ・ウィンド』(50週)に続く4作目で、2000年以降カントリー・アルバム以外の作品でTOP10滞在週が50週を超えたのは、アデルの『21』(84週)、テイラー・スウィフトの『1989』(59週)、エド・シーランの『÷(ディバイド)』(53週)、レディー・ガガの『ザ・フェイム』(51週)、ポスト・マローンの『ハリウッズ・ブリーディング』(50週)の5作がある。

『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』は、昨年通算10週のNo.1をマークして2021年度の年間アルバム・チャートを制した。

ホリデー・アルバムが一掃されたことで、今週はドレイクの『サーティファイド・ラヴァー・ボーイ』(37,000ユニット / 2%増加)が11位から6位に、ドージャ・キャットの『プラネット・ハー』(34,000ユニット / 5%増加)が15位から7位に、ザ・ウィークエンドのベスト盤『ザ・ハイライツ』(34,000ユニット / 1%未満増加)が13位から8位に、それぞれユニット数を上昇させてTOP10に返り咲いた。前週からユニット数は減少しているが、ジュース・ワールドの『ファイティング・ディーモンズ』(31,000ユニット / 15%減少)も12位から9位に、ポロ・Gの『ホール・オブ・フェイム』(27,000ユニット / 3%減少)も20位から10位に再TOP10入りしている。

次週は、1月7日にサプライズ・リリースされたザ・ウィークエンドの新作『ドーンFM』が上位にデビューすることが予想される。本作は、7日のリリース時点でストリーミングとデジタル・ダウンロードのみ解禁されていて、フィジカルでは発売されていないが、高ストリーミング数を記録していることからNo.1デビューする可能性が高い。実現すれば5作目の首位獲得、8作目のTOP10入りとなる。

Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは1月14日以降掲載予定となります。

◎【Billboard 200】トップ10
1位『ミラベルと魔法だらけの家』サウンドトラック
2位『30』アデル
3位『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』モーガン・ウォレン
4位『サワー』オリヴィア・ロドリゴ
5位『レッド(テイラーズ・ヴァージョン)』テイラー・スウィフト
6位『サーティファイド・ラヴァー・ボーイ』ドレイク
7位『プラネット・ハー』ドージャ・キャット
8位『ザ・ハイライツ』ザ・ウィークエンド
9位『ファイティング・ディーモンズ』ジュース・ワールド
10位『ホール・オブ・フェイム』ポロ・G

当記事はBillboard JAPANの提供記事です。

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