20m超の岩崖崩壊でボート直撃の恐怖の瞬間、観光客ら7人死亡(ブラジル)<動画あり>

ブラジル南東部ミナスジェライス州カピトーリオにあるフルナス湖で8日、岩崖が崩壊し観光客が乗っていたボート4隻が巻き込まれた。この事故で少なくとも7人が死亡、3人が行方不明になっており、当時の様子を捉えた衝撃的な映像が拡散している。『G1』などが伝えた。

美しい渓谷で観光客に人気のフルナス湖で8日午後0時半頃、20メートル超の岩崖が崩壊した。この事故でボート4隻が巻き込まれ、2隻は沈没、女性3名、男性4名の死亡が確認されている。現場では30人が手当てを受け、9人が病院に搬送されており、そのうちの1人は頭部を強打して危険な状態が続いている。

亡くなった7人と行方不明の3人はホリデーシーズンの終わりを祝うために集まった家族や友人で、全員がイエス・キリストを意味する「ジーザス(Jesus)」という名のボートに乗っていた。

事故当時の様子を捉えた動画はSNSで拡散しており、20メートル超の巨大な岩がボートを直撃し、水煙があがっているのが見て取れる。事故に巻き込まれたボート後方にいた人々は事故直前、落石が起きるのを撮影しており「落ちるぞ! 離れろ!」と叫んで知らせたそうだが、現場では大音量で音楽が流れており、警告の声は届かぬまま悲劇が起きてしまったようだ。

ミナスジェライス州では雨季が始まった10月から激しい雨が続き、今月8日の時点で6人が死亡、3224人が家を失った。また13439人が避難を余儀なくされており、140の市が緊急事態宣言を出していた。

事故が起きた8日は同州の首都の一部が洪水に見舞われており、ノバ・リマのダムは水が溢れ出し高速道路の一部は通行止めになっていた。またカピトーリオ地区では鉄砲水が発生する危険があることから、同州の軍事機関は滝などに近づかないよう警告を出していた。

ブラジル海軍はなぜボートの運航が許可されたのか、事故原因とともに調査中だが、同州知事ロメウ・ゼマ氏は「激しい雨が岩崖の崩落に繋がった」とツイートしている。

一方で同州消防局のスポークスマン、ペドロ・アイハラ氏(Pedro Aihara)は「事故が起きた朝は雨が降っていなかった。また現場の崖は堆積岩で形成されているため強風や水の影響を受けやすかった」と指摘、犠牲者の中には10歳の子供が含まれていることから「子供を含むあらゆる年代の人々は、美しい湖を楽しんでいただけなのに…。これは信じられないような悲劇的な事故だ」と述べた。

画像は『G1 2022年1月8日付「Bombeiros de MG confirmam 7 mortos em queda de paredão em Capitólio」(Foto: Redes Sociais/Reprodução)』『O Tempo 2022年1月9日付Twitter「Testemunha conta ter presenciado cenário de guerra em Capitólio quando pedra se desprendeu;」』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 A.C.)

当記事はテックインサイトの提供記事です。

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