
カレンダーに小さく書かれていることが多い「六曜」。暦注のひとつであり、冠婚葬祭などの儀式と結びついて使用される。そんな六曜の中には、多くの人が誤読しているものがあるようだ。
■「赤口」なんて読む?
Sirabee編集部では、全国10~60代の男女410名を対象に「赤口」の読み方について意識調査を実施した。

その結果、全体の34.6%が「あかぐち」、65.4%が「しゃっこう」と読んでいると回答。ちなみに赤口は、火の元や刃物に注意すべき日とされており、「凶日」に区分けされる。
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なお、赤口の正しい読み方は「しゃっこう」。じつに、4割近い人が誤った読み方・呼び方をしていたことになる。
赤口は、公事・訴訟・契約などにおいて凶日とされており、引越しやお見舞いをするには良くない日とされている。一方、お祝い事に際して大凶とされているため、葬儀に関しては関係ない。
■占いの一種
ちなみに、六曜は「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の6種類。それぞれ吉凶に対応する物事や時間が決まっている。
結婚式を行なう日は大安にしたり、葬儀を行なう際は「友を引く」ことから「友引」を避ける傾向にある。これらは占いの一種であるため、気にしすぎも良くないが、冠婚葬祭を行なう際のひとつの指標にするのもいいかもしれない。
■世代間で大きな差
今回の調査の結果を年代別に見てみると、30代以上は6割を超える正答率となっているのに対して、20代以下は4割程度と世代間に大きな差があることがわかる。
そこで今回、10代の女性に取材を敢行。すると「パッと見、『あかぐち』か『せきぐち』かなと思ってました」とコメント。続けて「大安とか仏滅とかは聞いたことがあるけど、正直『赤口』って聞いたことがないですね。結婚式への参列経験などもないので、余計知らないです」と話していた。