Hulu、死亡事故が起こった【アストロワールド・フェス】の地元局によるドキュメンタリーの配信停止

Billboard JAPAN




 ストリーミング会社のHuluが、今年トラヴィス・スコットが開催した【アストロワールド・フェスティバル】での悲劇的な出来事を描いた50分のドキュメンタリー番組をプラットフォームから削除した。『Astroworld: Concert From Hell』と題されたこの特別番組は12月1日に配信されたが、Huluの公式声明によると「混乱を避ける」ことを理由に、翌日に削除された。

同番組は米ヒューストンの地元テレビ局ABC13/KTRK-TVによって制作され、もともと11月20日に放送された。これは、同フェスティバルでトラヴィスがパフォーマンス中に観客が殺到して10人が死亡し、数百人が負傷した2週間後のことである。

Huluの広報担当者によると、Huluには同番組の制作責任はなく、「混乱をさけるために削除した」と声明で述べた。

ABC13が制作したこの番組は、現在も同局のウェブサイトで視聴することができ、開演数時間前の会場入口での混乱からその後観客の中での出来事、そして10名の犠牲者が出るまで、当日実際に何が起こったか詳細に解析するドキュメンタリーとなっている。

同番組がHuluで配信された水曜日の夜、【アストロワールド・フェスティバル】はSNS上でトレンド入りした。事故から1か月も経過しておらず、まだ犠牲者の埋葬ができていない家族がいる中、番組の公開を「悪趣味」と非難するTwitterのユーザーもいた。

【アストロワールド・フェスティバル】開催からもうすぐ1か月が経過しようとする現在、トラヴィス・スコットと同フェスティバルのプロデューサーである米ライブ・ネイションは、同フェスティバルをめぐって250件以上の訴訟に直面している。12月1日の時点で、これらの訴訟は負傷者や愛する人を失った850人以上の人々を代表しており、合計で数十憶ドルの損害賠償を求めている。

トラヴィス・スコットは、米ロサンゼルスを拠点にし全米でも有数のエンターテインメント関連の法律を扱うO'Melveny & Myers LLPの訴訟部門責任者であるダニエル・ペトロチェリを弁護士として起用した。ペトロチェリは、1990年代にO.J.シンプソンの無罪判決を勝ち取ったことで有名になった。一方、米ライブ・ネイションは、全米で有数の訴訟専門事務所として知られるSusman Godfreyのマネージング・パートナーであるNeal Manneを採用した。

当記事はBillboard JAPANの提供記事です。

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