「高性能エアコン」販売員が本当に買っている3機種と絶対に買わない1機種――2021年ベスト10

日刊SPA!

2021年(1月~11月)、日刊SPA!で反響の大きかった記事ベスト10を発表。高額な商品を買うときの参考になった「家電・趣味」部門の第9位は、こちら!(初公開日 2021年6月12日、価格等は取材時)。

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皆さん、こんにちは。関東の某家電量販店に、十数年間務めている店員のスズキです。黒物から白物まで、ジャンルを問わずさまざまな商品の販売に携わり、店長も務めたことがある私が日々の生活に役立つ家電の情報をお届けしていきます。

◆コロナ禍で需要が急拡大したエアコン

前回は梅雨対策として「除湿&除菌家電」を取り上げました。今回は夏に向けて「高性能エアコン」の「販売員が本当に買っている3機種と絶対に買わない1機種」をそれぞれ紹介したいと思います。

コロナ禍に見舞われた2020年は1回目の緊急事態宣言が解除あたりから、在宅需要の高まりでエアコンが飛ぶように売れました。

今年は去年よりは若干少ないものの、だんだんとエアコンの注文が増えてきている状況です。

◆トラブルが少なくないエアコンの設置

売れ筋のエアコンは6畳用の安価なモデルになりますが、今回はあえてリビングなど、おもに14畳の広さで運用する高性能エアコンをテーマに選びました。

もちろん、これには理由があります。高性能エアコンは購入後に設置できなかったなど、安価なモデルと比べてトラブルが発生しやすいです。

購入時に家電量販店の店員にきちんとヒアリングをしたほうが安心なのですが、これからエアコンの需要がどんどん高まっていくと、ひとりのお客様に対して担当できる時間が短くなってしまいます。

そのため、高性能エアコンを購入するなら、比較的余裕のある今の時期がオススメというわけです。

◆優れた換気性を搭載する人気機種

1位はエアコンで圧倒的なシェアを誇るダイキンの中から、’20年11月に登場したうるさらXの「AN40YRP-W」を選びました。実勢価格は33万円前後になります。

一番のセールスポイントは、冷暖房を行いながら換気ができること。スマホアプリの「Daikin Smart APP」にも換気ボタンを搭載していて、外出先や他室からでも換気運転が行えるので、コロナ禍の生活にピッタリです。

人を検知して換気量を調整する「センサー換気」により、賢く換気運転を行ってくれるのも頼もしいですね。

◆換気と加湿を同時に行う

さらに屋外の水分を取り込む加湿ユニットを室外機に搭載。空気とともに給気することで、換気しながら室内を加湿する「うるる加湿」にも対応しています。

今回、取り上げたモデルの中でも特に高価ですが、除湿と加湿のコントロールで一年中快適な空間にしてくれます。

人が多く集まるリビングで通年使えることを考慮すると、値段以上の価値はあるのではないでしょうか。

◆立ち上げスピードが大幅に向上

続いて2位に選んだのは、パナソニックのエオリア「CS-X401D2」です。’20年11月に発売したルームエアコン「Eolia(エオリア)」の新製品のひとつで、実勢価格は23万円前後になります。

最大の特徴は「新・エネチャージシステム」を搭載している点。

暖房時の霜取り運転に活用していた熱エネルギーを冷房へも有効活用できるようになっており、冷房の立ち上げスピードが従来モデルと比べて15%向上しています。

◆ウイルスや花粉などの有害物質を抑制

また、エアコンを運転しながら高濃度のナノイーXを放出し、菌やウイルス、花粉などの有害物質を抑制してくれます。

空気清浄機能だけではなく、自動フィルターお掃除機能が搭載されており、空気とエアコンをキレイに保てるのもうれしいですね。

◆エアコン内部が清潔に保たれる

そして、3位は’20年10月発売の日立の白くまくん「RAS-X40L2」になります。実勢価格は25万円前後です。

RAS-X40L2は、自宅時間をより快適に過ごすための機能を搭載した「白くまくん」プレミアムXシリーズの機種の1つ。

このシリーズは「凍結洗浄」によるクリーン機能をさらに進化させており、エアコン内部の熱交換器に付着したカビや油汚れなどを洗い流してくれます。

◆故障の有無を自ら診断

また、夏本番を迎える前に、自動で凍結洗浄などのクリーン運転を行い、故障の有無を自己診断する「プレシーズンお手入れ」機能も新たに搭載。

お手入れと試運転の手間を省いてくれるので、来年以降も気持ちよくシーズンを迎えることができるでしょう。

◆空気清浄機能は優れているものの…

逆にあまりオススメできないのは、’21年2月に登場したシャープの「Airest AY-N40P」で、実勢価格は21万円前後になります。

シャープといえば「プラズマクラスター」ですが、本機にも最高濃度の「プラズマクラスター NEXT」を搭載しています。

エアコンとしては優れた空気清浄機能を搭載しているものの、エアコンとして見ると、そこまで大きな特徴はありません。

空気清浄機も新調したい人ならいいかもしれませんが、エアコンの性能を重視するなら、ほかのメーカーのモデルを検討したほうがいいと思います。

◆エアコン購入の際の注意点は?

今回、紹介した高性能エアコンはAY-N40Pを除いて電源が200Vになっています。

購入するときは、配電盤とコンセントを写真に撮影しておくと購入時のヒアリングがスムーズに行えるのでオススメです。

また、新築のお宅に住んでいる方は、隠蔽配管であるかどうかも確認しておきましょう。隠蔽配管の場合、ゴミの排出や換気の機能などが使えない可能性もあります。

いずれにせよ、エアコンは購入後のトラブルがとくに多い家電なので、新調する際は家電量販店に足を運び、専門知識を持った店員と相談しながら選ぶのが絶対に安心です。

◆〈家電販売員が本当に買っている高性能エアコンBEST3〉

▼1位 ダイキン「AN40YRP-W」 実勢価格:約33万円

冷暖房を行いながら換気ができるルームエアコン。スマホアプリの「Daikin Smart APP」にも換気ボタンを搭載していて、外出先や他室からでも換気運転が行えます

▼2位 パナソニック エオリア「CS-X401D2」 実勢価格:約23万円

新たに搭載した「新・エネチャージシステム」により、暖房時の霜取り運転に活用していた熱エネルギーを、冷房へも有効活用。冷房の立ち上げスピードも早くなっています

▼3位 日立 白くまくん「RAS-X40L2」 実勢価格:約25万円

「白くまくん」プレミアムXシリーズの機種の1つ。「凍結洗浄」によるクリーン機能がさらに進化し、エアコン内部をクリーンに保ってくれます。お手入れが楽に行えます

◆〈家電販売員は選ばない高性能エアコンWORST〉

▼1位 シャープ Airest「AY-N40P」 実勢価格:約21万円

空気清浄機能は眼を見張るものがありますが、エアコンとして見るとそこまで大きな特徴がないというのが正直な感想です。空気清浄機も新調したいなら候補に挙げてもいいかもしれません

―[2021年ベスト10「家電・趣味」部門]―

当記事は日刊SPA!の提供記事です。

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