『シノノメ色の週末』桜井玲香インタビュー「セリフの一つ一つに大共感しかなかった」映画初主演・モデル業についても語る

ガジェット通信



絶賛公開中の映画『シノノメ色の週末』。元乃木坂46初代キャプテンで卒業後は俳優として活躍する桜井玲香さんの映画初主演作、岡崎紗絵さん、三戸なつめさん共演の話題作です。



「女子高ならではの空気感」への共感や、「アラサー世代の惑いや葛藤そして希望を繊細に描いていて共感した」という賞賛コメントが相次いでいる本作。穐山茉由監督初の長編商業映画となる本作で、監督の持つ会社員と映画監督というダブルワークの経験をもとに、社会で働く女性たちの心理を、独自の目線で鋭く柔らかく、オリジナル脚本で描いています。

主演の桜井玲香さんに映画について、ご自身の活動についてお話を伺いました。



ーー映画大変楽しく拝見させていただきました。主演が決まった時のお気持ちはいかがでしたか。プレッシャーはありましたか?

初主演は、「いつかできたらいいな」とは思っていましたが、このタイミングで初主演を経験させていただけたというのは驚きもあり、とても嬉しかったです。プレッシャーは、それほどありませんでしたが、頑張って良い作品にしたいな、という想いは強くありました。

ーー穐山監督とは、どんなお話をして映画を作り上げていきましたか?

私が演じた美玲はハッキリと物を言うタイプなのですが、強すぎるだけだと愛されるキャラにはならないので監督に、どこまで強さを残しつつ、どこで柔らかさや愛される要素を作るかという話を都度、相談しながら進めていきました。

ーー台本を読んだ時、どんな印象を受けましたか?

柔らかい雰囲気を持っている脚本だと思いました。何か大きな事件が起きるストーリーではないのですが、会話劇やみんなの空気感に細かくこだわられている印象があったので、正直、短期間で作り上げるのは難しいのかもしれない、と不安な気持ちはありました。

ーー13年の仲を短期間で作り上げていかなきゃならないですもんね。実際、クランクインしていかがでしたか?

岡崎さん、三戸さんは初めましてだったのですが、とても話しやすくて、すぐに打ち解けられて楽屋でもずっと喋っていました。無理に作らずとも、関係性ができた感じです。



ーー同世代ではありますが、三人の中でいうと、三戸なつめさんが、一番お姉さんっぽい感じなんですか?

それでいうと…三戸さんのお姉さん感はゼロでしたね(笑)。岡崎さんが、一番しっかりしていたと思います。

ーーある意味、役柄の三人のまんまじゃ無いですけど、似ている部分がありそうですね。この三人の空気感が好きで。女同士の友達って、あんな感じですよね。三人っていうのが絶妙ですよね。

ふふふ、分かります(笑)。三人だから成立している、みたいな。まさに、そこを見ていただきたいです。私も高校時代は三人でいることが多くて。その三人も、全然キャラが違いました。この映画でも描かれていますが、一見合わなそうな子と仲良くなれることが、高校生あるあるだなと思います。

ーー高校生の時のお友達とは今も連絡はとっていますか?

唯一、こまめに連絡をとる子たちです。お互いに忙しいのでなかなか会えないのですが、年に2~3回は会いたいと思っています。その子たちといる時は、あの頃に戻れるので。

ーーおふたりも、この映画を観たら沁みちゃいそうですね。

どうなんでしょう、沁みてくれたら良いけど(笑)。でも、観に行ってくれると思います。



ーーこの作品は、20代後半の女性の悩みが詰まっていると思うんですが、桜井さんご自身も自分の将来について悩まれたりしますか?

もちろんしますし、セリフの一つ一つに大共感しかありませんでした。気づかないようにしていたことが映画に描かれていて、撮影の時はかなりダメージを受けました。着物モデルのシーンで“若い子は振袖、美玲ちゃんは地味な色の着物”を着せられてしまう感じや、オーディションで色々言われたり・・・。どこの業界に行っても似たようなことはあるとおもうので、この映画を観て、ぜひ日頃の鬱憤を晴らしていただきたい(笑)。

ーー桜井さんは、「CLASSY.」のモデルさんをされていて、すごく素敵です。でも、映画の中の美玲ちゃんって、自信なさげに見せないといけない部分もあるので、そのさじ加減がすごいなと思いました。

ありがとうございます。でも、私、全く自信がありません(笑)。だから「自信の無い表情」ならいくらでも出せます(笑)。美玲ちゃんは自分への根本的な自信は持っている子なので、「夢みがち」まではいかずとも、ちゃんと夢を持てている子だから羨ましいなと思う部分もありました。自分を信じてあげるところは、見習いたいです。

ーー桜井さんご自身は、モデルのお仕事は楽しいですか?

楽しいです。毎回、出演させていただける事に感謝しています。毎号色々な企画を考えていただけて、幸せな時間だなと思っています。

ーーお芝居のお仕事とは、アプローチが違いますよね。

全然、違います。でも、「自分を見せる」というか、「瞬間を切り取られる」というのは意外と映像でも綺麗に見せないといけない部分なので。そこは、すごく訓練というか勉強になっています。たくさん勉強して、いつかもう一度、主演を任せていただけるように努力したいです。

ーー私も桜井さんの映画をまた楽しみにしていますね。今日は色々とお話を聞かせていただいて、ありがとうございました!






【ストーリー】

女子高を卒業して10年、美玲(桜井玲香)はモデルを続けているが、いつの間にか雑誌のグラビアを飾ることはなくなった。そんな中、放送クラブで一緒だったアンディ(三戸なつめ)から、部長だったまりりん(岡崎紗絵)と3人で、取り壊しになる母校にタイムカプセルを探しに行こうと誘われる。超マジメで目立たなかったまりりんが広告代理店に就職し、デキる女ぽくなっているのを見て焦り、相変わらずカメラ好きサブカル系のアンディにホッとする美玲。裏門から忍び込んだ3人は、廊下を走り、笑い転げ、やりたい放題。結局、タイムカプセルは見つからず、また週末に集まることになる。何にでもなれると思っていたあの頃の自分に戻ったつもりの3人だったが、事態は全然! 違う方へと転がっていく──。




出演:桜井玲香 岡崎紗絵 三戸なつめ/中井友望 山田キヌヲ/工藤阿須加

監督・脚本:穐山茉由

主題歌:佐藤ミキ「東雲の空」(SACRA MUSIC)

制作プロダクション:ダブ

配給:イオンエンターテイメント

(C)2021 映画「シノノメ色の週末」製作委員会

当記事はガジェット通信の提供記事です。

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