【米ビルボード・ソング・チャート】アデル「イージー・オン・ミー」首位返り咲き、「オー・マイ・ゴッド」が初登場5位

Billboard JAPAN



アデルの「イージー・オン・ミー」が返り咲き、通算5週目の首位を獲得した、今週の米ビルボード・ソング・チャート。

10月30日から11月20日付チャートまで4週首位をキープした後、先週No.1デビューしたテイラー・スウィフトの「オール・トゥー・ウェル(テイラーズ・ヴァージョン)」にその座を奪われた「イージー・オン・ミー」だが、今週のアルバム・チャート“Billboard 200”で1位に初登場した新作『30』のリリース効果により、各ポイントが上昇。再びトップの座につき、通算5週目の記録を更新した。

アデルはこれまでに5曲のNo.1ヒットを輩出しているが、5週は「サムワン・ライク・ユー」に並ぶ自身3番目に長い記録となる。

10週「ハロー」 (2015年)
7週「ローリング・イン・ザ・ディープ」(2011年)
5週「イージー・オン・ミー」(2021年)
5週「サムワン・ライク・ユー」 (2011年)
2週「セット・ファイヤー・トゥ・ザ・レイン」 (2012年)

また、週間3,750万回(55%増加)を記録して、ストリーミング・ソング・チャートでも同5週目の1位を獲得。今週のStreaming Gainerも獲得した。また、27,600(11%増加)を売り上げて、今週最も売れた楽曲となった。

エアプレイ・チャートでは、前週から11%増加の9,320万回に数字を伸ばし、登場6週目で自身5曲目のNo.1タイトルを獲得。6週でトップに立ったのは、先週まで1位をキープしていたシルク・ソニックの「リーヴ・ザ・ドア・オープン」と並ぶ今年の最速記録で、両曲の前はエド・シーランが「シェイプ・オブ・ユー」で獲得した2017年3月まで遡る。また、Hot 100を構成するストリーミング、セールス、エアプレイの3指標を制覇したのも、ルイス・フォンシ&ダディー・ヤンキーの「デスパシートfeat.ジャスティン・ビーバー」が打ち出した2017年8月以来、約4年ぶりの快挙となる。

ジャンル別のエアプレイ・チャートでも、アダルト・ポップ・エアプレイ・チャートで2週目の首位を獲得し、ポップ・エアプレイ・チャートでは2位、アダルト・オルタナティブ・エアプレイ・チャートでは3位、ダンス/ミックスショー・エアプレイ・チャートで6位、アダルトR&Bエアプレイ・チャートでも11位から9位に、それぞれTOP10入りした。その他、アダルト・コンテンポラリー・チャートでは2位にランクインしている。

アルバム『30』からは、11月29日にリリースされた「オー・マイ・ゴッド」も今週5位に初登場していて、TOP5に2曲をランクインさせている。TOP5に2曲を送り込んだのは、【グラミー賞】の効果を受けて上昇した「セット・ファイヤー・トゥ・ザ・レイン」 (2位)と「ローリング・イン・ザ・ディープ」(5位)がランクインした2012年3月3日付チャート以来約9年半ぶりで、TOP10入りしたタイトルとしては、5曲のNo.1タイトルといずれも最高8位を記録した「スカイフォール」(2012年10月)、「センド・マイ・ラヴ(トゥ・ユア・ニュー・ラヴァー)」(2016年9月)を含む通算8曲目の記録更新となる。

「オー・マイ・ゴッド」は、初週2,420万回を記録してストリーミング・チャートでも3位にTOP5入りしていて、セールス・チャートでは3,300を記録して28位に初登場した。エアプレイ・チャート(総合)にはまだランクインしていないが、アダルト・ポップ・エアプレイ・チャートでは40位から22位に飛躍し、ポップ・エアプレイ・チャートでは40位にデビューしている。

「イージー・オン・ミー」と「オー・マイ・ゴッド」が収録されたアルバム『30』は、初動839,000を記録して自身3作目の首位を獲得した。この記録は2021年度最大の週間ユニット数で、週間セールスとしても最高の692,000を打ち出している。

先週3位にダウンしたザ・キッド・ラロイ&ジャスティン・ビーバーの「ステイ」は3位から2位に、リル・ナズ・X&ジャック・ハーロウの「インダストリー・ベイビー」も4位から3位にそれぞれ再浮上。「ステイ」は、ポップ・エアプレイ・チャートで13週目の首位をキープしていて、歴代最長の14週をもつエイス・オブ・ベイスの「ザ・サイン」(1994年)にリーチをかけた。「インダストリー・ベイビー」は、R&B/ヒップホップ・ソング・チャート、ラップ・ソング・チャートでそれぞれ14週目の首位を獲得している。

テイラー・スウィフトの「オール・トゥー・ウェル(テイラーズ・バージョン)」は、先週の1位から4位にダウン。ストリーミング(2,580万回 / 53%減少)は2位、セールス(6,300 / 89%減少)では9位に順位を下げたが、カントリー・ソング・チャートでは2週目の1位をキープしている。また、正式なラジオ・シングルとしてプロモーションがされていない時点でエアプレイを構成する7つのステーションで10回以上プレイされた。一方、ラジオ・シングルとしてプロモーションされている「メッセージ・イン・ア・ボトル(テイラーズ・バージョン)」はアダルト・ポップ・エアプレイ・チャートでは22位から16位に、ポップ・エアプレイ・チャートでは38位から26位にそれぞれ最高位を更新している。

以下、エド・シーランの「シヴァーズ」が7位から6位に上昇。グラス・アニマルズの「ヒート・ウェイヴス」は8位から7位に最高位を更新した。「ヒート・ウェイヴス」は、ロック&オルタナティブ・ソング・チャートとオルタナティブ・ソング・チャートで、それぞれ10週目の首位を獲得している。

エド・シーランの「バッド・ハビッツ」は6位から8位に順位を下げたが、アダルト・コンテンポラリー・チャートでは首位に浮上し、「シンキング・アウト・ラウド」(2015年 /19週)、「シェイプ・オブ・ユー」(2017年 / 24週)、「パーフェクト」(2018年 / 22週)に続く4曲目のNo.1タイトルを獲得した。

9位は、ドージャ・キャットの「ニード・トゥ・ノウ」が3週連続で同位をキープ。 先週5位にランクインしていたシルク・ソニックの「スモーキン・アウト・ザ・ウインドウ」は10位にランクダウンしたが、R&Bソング・チャートでは3週目の1位を獲得。エアプレイ・チャートでは、前週から72%増加の2,320万回を記録して、今週のAirplay Gainerを獲得している。

Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは12月3日以降掲載予定となります。

◎【Hot 100】トップ10
1位「イージー・オン・ミー」アデル
2位「ステイ」ザ・キッド・ラロイ&ジャスティン・ビーバー
3位「インダストリー・ベイビー」リル・ナズ・X&ジャック・ハーロウ
4位「オール・トゥー・ウェル(テイラーズ・ヴァージョン)」テイラー・スウィフト
5位「オー・マイ・ゴッド」アデル
6位「シヴァーズ」エド・シーラン
7位「ヒート・ウェイヴス」グラス・アニマルズ
8位「バッド・ハビッツ」エド・シーラン
9位「ニード・トゥ・ノウ」ドージャ・キャット
10位「スモーキン・アウト・ザ・ウインドウ」シルク・ソニック

当記事はBillboard JAPANの提供記事です。

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