サンドウィッチマン伊達にも慕われる芸能界の“愛されおじさん”。人気の理由は「干渉しない」こと?

日刊SPA!

芸能界の「愛されおじさん」が語る好感度の秘訣とは?サンドウィッチマン伊達、タイムマシーン3号関太ら人気芸人が彼を慕って集まった「二郎会」なるものが存在するなど、人望の厚いお笑いコンビ・東京ダイナマイトのハチミツ二郎氏(46歳)に聞いた。

◆“愛されおじさん”のあるべき姿は「ひとり街道を歩く」

「そもそも、俺は『おじさんアピール』を一度もしたことがないですね。へりくだる感じがダサいと思うし、そんなのは全部相手が判断することじゃないですか。とんねるずとかダウンタウンとか、一線級の芸人は『おじさん』をネタにしてないですよね」

媚びない姿勢を貫きつづけるという彼のスタンスは、女性に対しても変わることはない。

「がっついたところで逃げられるだけなので、とにかく聞き役に回る。ドカッと構えて大人の余裕を見せればいいんです。負けそうな試合は、はなから捨てればいい。それは若者だろうがおじさんだろうが変わらない」

◆慕われる理由は「全く干渉しない」から?

先輩後輩にかかわらず、たくさんの芸人が彼を慕って集まる理由に関しては「特に考えたことがない」と前置きしつつ、自身のスタイルを振り返る。

「何で集まってくるのかって言ったら、『全く干渉しないこと』が大きいんじゃないですかね。後輩の立場からすると、上からの誘いって予定があっても無下にできない。実際、グループLINEで先輩に誘われた後輩を見てると、みな断る理由を必死で探してます(笑)。

それなら向こうから『飲みに連れていってくださいよ~』って言われるのを待ったほうがお互いのためにもいいでしょ。俺らは飯食った直後でも先輩に誘われたら行かなきゃいけなかったけど、時代が変わりましたから。ウチの会社も、忘年会や歓迎会を含め、今まであった定例の飲み会が全部中止になりましたよ」

◆IT関連企業で正社員としても働く

昨年からは、芸人としての活動を継続しつつ、IT関連企業で正社員としても働いている。40代半ばからの会社員生活は、芸人の世界とは真逆の環境だと語る。

「挨拶は必須じゃないし、IT系だからテレワーク、ペーパーレス化も進んでいる。『おはようございます』ぐらい言ったらと思うけど、そんなんで意見してたら“嫌みなおじさん”扱いされるんでしょうね。半年間もペーパーレス研修を受けたので、『紙の資料をくれ』と言われると、この人おじさんだなって思います(笑)」

◆「気に入られようとするほうが疎まれる」

芸歴25年とベテランの域に入ってきた。芸人と会社員、二足のわらじを履くハチミツ二郎氏が今後理想とする年の重ね方とは。

「50代は“ひとり街道”を歩もうかなと思っています。所ジョージさんって、いろんな人から憧れられているじゃないですか。結局“ひとり”で好きなことを続けているからだと思うんですよ。ひとりでいるおじさんは別に嫌われないです。無害ですから(笑)。逆説的ですけど、気に入られようと近づいたりしたほうが疎まれるんじゃないかなって」

おじさんたちよ、愛されるための第一歩として「孤独」を愛してみてはどうだろうか。

【お笑い芸人・ハチミツ二郎氏】

’74年、岡山県出身。お笑いコンビ・東京ダイナマイトのツッコミ担当。芸人以外にプロレスラーとしての顔を持つ。’20年4月からはIT企業にて正社員としても働いている

<取材・文/週刊SPA!編集部 イラスト/サダ>

―[嫌われる中年の肖像]―

当記事は日刊SPA!の提供記事です。

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