結婚式の友人スピーチで爆弾発言。司会のナイスプレーでギリセーフ

女子SPA!

 結婚式といえば、家族友人がこぞって新婚夫婦を祝福するという一生に一度のセレモニー。そこにはさまざまな感動や幸福に満ちた瞬間が目白押しなのですが、時にはそうでない場合もあったりします。今回はそんな会場で起こった、まさかのハプニングエピソードを紹介します。

◆新婦の親友がスピーチ

今回お話を聞いたのは新郎の友人K(28歳)さん。新郎とは小学校からの付き合いということもあって、招待客には共通の友人も多く、余興はとても盛り上がっていたとか。

そんな新郎の友人男子たちによるカラオケが終わると、新婦の親友M美(27歳)さんによる友人代表スピーチが始まりました。

「M美さんの手紙を読み上げる声はとても透き通っていて、すっごくメリハリが効いていたんです。その声に会場全体が魅了されてましたね。まぁそれもそのはず。M美さんはアナウンス学校に通っていたと、スピーチ内で言っていました」

中学校から一緒だというM美さんは、思い出話に失敗談などを面白おかしく交えながら、客席の笑いを誘います。

◆新郎を見つめ涙するM美さん

ところが、マイクを通して聞こえる声が微かに震えはじめると、徐々にM美さんの様子がおかしくなります。

「マイクの調子が悪いのかな?と少しずつ会場がザワザワしはじめて、式場のスタッフたちも不安な表情を見せていました」

するとスピーカーから声が途切れ、会場の注目が一斉にM美さんへと集まります。

「僕もアレ?と思ってM美さんの方に目をやったんです。そうしたら、M美さんはゆっくり大きなため息をつき、突如震えた涙声で『ノルさん、紀子とお幸せに』と言い放つと、新郎を見つめながら嗚咽し始めたんです」

◆スタッフの機転でその場は収まる

静まり返った会場にしばらく彼女の嗚咽が静かに響き渡ります。微妙な空気が漂うなか、会場をパッと明るくしたのは司会者でした。

「はーい! 大切な新婦の門出に感極まっちゃいましたね! ありがとうございます! 続いて新婦のご友人有志によるダンスのプレゼントでーす!』

BGMの音量もグンと上がり、会場のライトも明るくなったので、先程までの湿っぽい雰囲気はなんとか払拭され、賑わいを取り戻しました。

「なんか変だなってずっとM美さんを見ていたんですが、僕気づいたんです。彼女、新郎のことを『ノル』って呼んでいたなと…」

◆親しい人しか呼ばないあだ名

「実は、新郎の名前は実(ミノル)といって、彼の小学校の時のあだ名が『ノル』なんです。中学へ入る頃には苗字で呼ばれていたから、『ノル』と呼ぶのは新婦とか一部の親しい友人だけなんですけど…なんでM美さんがそのあだ名で呼んでたんだろうって、胸がざわついたのを覚えています」

なんだかんだで、無事結婚式は幕を閉じたとのことですが、この2人は一体どういう関係だったのでしょうか。Kさんは後日、新郎にM美さんとの関係について尋ねたそう。

◆大学時代に半年だけ付き合っていた

「なんとですね、彼とM美さんって大学時代に半年だけお付き合いしてたらしいんです。新婦と出会う前に何かのオフ会で知り合って、一方的にM美さんからアプローチされたらしくて。でも、当時新郎が交換留学の準備で忙しくてなかなか時間が取れず、お付き合いと言っても半年くらいの間にテーマパーク1回と江ノ島デート行ったくらいで、深い関係ではなかったようですよ」

Kさんはまじめな顔で話を続けます。

「彼はそういう事情だったので、ちゃんと区切りをつけたみたいでしたけど、M美さんの想いはそうじゃなかったみたいですね。で、社会人になってから新婦と出会って、その親友がM美さんであることも一応知っていたそうです。でも彼としては終わったことだったので、新婦には言ってなかったみたいです」

◆新婦は不審に思わなかったの?

とはいえ、親しい人しか呼ばない「ノル」というあだ名で呼んだM美さんに、新婦は不審を抱かなかったのでしょうか。

「後日聞いた話なんですけど、控室で新婦に『なんかさ、M美あなたのことをノルって言ってなかった?』と普段と変わらないテンションで聞かれたらしくて。『そっかー?』とシラを切ったら、『あ、そう』と何とも曖昧な相づちだけ返ってきたそうです。ちょっと怖いですよね(笑)」

それからというもの、新郎はM美さんと過ごした期間を思い出し、自分に曖昧な行動や言動はなかったかと日々思案しているようです。

結婚式ではベテランスタッフの機転に助けられましたが、不安な門出となりそうです。

<文/吉原紅葉>

当記事は女子SPA!の提供記事です。

ランキング

ランキングをもっとよむ

注目ニュース

注目記事をもっとよむ