“愛人が20人いる元アイドル”を直撃「いちかばちか、今の自分に賭けた」

日刊SPA!

 “とんでもない人生を送る人”として11月17日放送『バチくるオードリー』(フジテレビ)に出演した胡桃そらさん(24歳)に、ネットがザワついた。

お笑いコンビ・オードリーの若林正恭が「(見た目の)タッチがウシジマくんでしか見ない」とツッコミを入れた奇抜なファッションに可愛らしい顔立ち。だが、それ以上に視聴者を驚かせたのが「愛人が20人いる元アイドル」という衝撃的なプロフィールだ。

彼女はいったい、何者なのか。そこでさっそく直撃してみると、確かにとんでもない“逸材”だった!

◆テレビ番組で「愛人が20人いる」と暴露した真意

彼女は“元アイドル”にもかかわらず、テレビ番組で「愛人が20人いる」と打ち明けた。果たして、その真意とはなんだったのか。胡桃さんが言う。

「もちろん、テレビの影響力はわかっていました。いちかばちか、“今の自分”に賭けたというか。アイドル時代から応援してくれているファンはショックを受けて、離れてしまう可能性もある。でも、番組を見て新しくファンになってくれる人たちのほうが多いんじゃないかって」

出演前にアイドル時代の関係者たちにも相談しながら、最終的にはマイナスよりもプラスになると踏んだ。

「昨年まで仮面をつけるグループに在籍していました。ただ、結局は“アイドルの胡桃そら”が好きだった人たちは、卒業した瞬間からファンではなくなってしまいました。

グループの肩書きが抜けてから、SNSも含めて本当にイチからスタートしたので。絶対に当時よりも有名になりたいと思って。それに、こうして次の仕事としてインタビュー取材につながった」

現在は、フリーランスで活動する胡桃さん。今後はタレント・女優として成功する日を夢見ているという。そもそも芸能界に入ろうと思ったきっかけや、アイドル卒業の理由を振り返る。

◆もともとアイドルになるつもりはなかった

「基本的には飽き性で、同じ場所で同じことをやり続けるのが無理なんです。だから、一般社会のOLとして働くことはできないと思う。芸能界でタレントならば、毎回違った仕事で、いろんな人たちといろんな景色が見れる。女優ならば、役を演じている間は自分ではない他人の人生を歩めるので」

そんな胡桃さんが最初に芸能界を意識するようになったのは、幼少期の頃だ——。

「お母さんと表参道を歩いていると、よくスカウトされたんです。ランドセルのCMに出ないかということでオーディションに参加して。演技で最終候補くらいまで残ったにもかかわらず、まだ小学生未満だったので落とされた(笑)」

当初はアイドルになるつもりはなく、むしろ嫌だったという。

「もともとはお父さんがアイドル好きで、中学生のときに『AKBとか入りなよ』って言われたんですが、私は超ボーイッシュだったので。見た目は完全に男でしたね。だから、フリフリの服を着て踊るなんて考えられなかった。

でも、高校生になってから少し興味が湧いてきたんです。メイクを覚えて、ナルシストになり始めた時期だったので、カメラで撮られたいなって。だから、どちらかと言えば、最初は“モデルになりたい”かな。私みたいに身長が低くても(※147cm)モデルをやっている子がいることに気づいて。それで、事務所には所属せず、読モみたいな活動をするようになったのですが……」

それを本業にして食べていけるとは思わなかった。父親が美容師だったことから、高校卒業後は美容専門学校に入学。とはいえ、「義務教育じゃないから行かなくていいや」とわずか3週間で辞めてしまう。その後は、ニート生活だった。

◆「どうせやるならでっかいグループがいい」

そんなとき、友人から誘われてエキストラのアルバイトの面接に足を運んだところ、偶然居合わせたアイドルのプロデューサーから声がかかる。

「現場に連れられて生で見てみたら、すごい楽しそうだなって。そこに入ろうかとも思ったんですが、直前で誘いを断ったんです。承認欲求を満たすための“アイドルごっこ”ではなく、どうせやるならでっかいグループがいいと思って。きちんと大きなステージに立って、曲を出しながら、モデルや女優など、いろんな仕事をやりたい。それで、ネットで募集を検索して、いちばん上に出てきた“最強”のところを受けたんです」

見事オーディションに合格。こうして、19歳からアイドル活動をスタート。当時から先々のことを考え、「ブランディングにつながる」「人生の財産になる」という心算があったとか。

約3年半にわたって活動を続けた。アイドルとして、これ以上ないほど順風満帆に思えるが、転機がやってくる。

◆「アイドルは通過点」卒業した矢先のコロナ禍

2019年、ドラマ『ウルトラマンタイガ』(テレビ東京)やバラエティ番組『陸海空 こんなところでヤバいバル』(テレビ朝日)に出演したことがきっかけで、テレビに対する思いを強めた。

「ワンチャン少し有名になれたけど、もっとテレビに出たいと思って。グループの枠にいると当然、自由には動けない。私にとって、あくまでアイドルは通過点なんです。仕事の幅を広げるために卒業して事務所も辞めたけど、そんなに目立った活動はできませんでした」

昨年の2月、新たな一歩を踏み出した途端、ちょうど訪れたのが「コロナ禍」だ。多くの芸能人が活躍の場を失った。それは胡桃さんも例外ではない。

「ぜんぜん仕事がまわってこなくて。じつは、アイドルを辞めてから、すでに3つも事務所を変えています。なんとか自分で仕事を取ってきていたのですが、フリーランスの難しさを実感中です。何度も騙されて、交番に駆け込んだこともありますね。最近はフリーランスのほうがいいという人も多いけど、やっぱり事務所に入っていたほうが安心なのかな……」

出鼻をくじかれたかたちだが、焦りはなかったという。アイドル時代は全国各地、海外まで遠征するなど、ほとんど休みなく走り続けた。そのぶん、外出自粛などの期間が自分自身や私生活など、あらゆる面を見つめ直す良い機会になったのだとか。

「コロナが落ち着くまでは無理にがんばっても仕方がないと思って。ゆっくりしようと気持ちを切り替えました。アイドル時代はいくらお金を稼いでも使うヒマなんてなかったので、貯金ばっかりしていたんです。

ライブから家に帰っても衣装を洗濯して風呂に入って寝るだけの生活で。まさにブタ箱に住んでいましたね。今は引っ越してきちんと掃除をして、美容にも気をつかえるようになりました。以前は忙しいスケジュールの合間でとにかく沢山食べないと体力がもたなかったのですが、それをしなくなって痩せた。あとは、友達と過ごす時間も増えたことが良かった。もう辞めちゃったけど、都内のメイドカフェでアルバイトもしていましたね」

◆「楽屋での自分がシャバに出た(笑)」

そんな胡桃さんだが、番組内の「三度の飯よりイケメン大好き」で「愛人が20人いる」という爆弾発言の意味が気になった視聴者も多いはずだ。愛人という言葉から、“お金持ちのパパが沢山いる”と受け取る人もいるだろう。

「言い方を工夫した結果なのですが、いわゆる“愛人”ではなくて。男が20人いる状態。“彼氏”とか“彼女”みたいなのって、たんなる口約束じゃないですか。だから、その言葉自体にはあんまり意味がないと思っていて。

そもそも飽き性だから元カレが17人いる。どうせ別れてしまうから、付き合うとか付き合わないとか、どうでもよくなってしまったんですね。結婚したいとも思わない。だからこそ、そんなに人数がいるんだろうけど。毎週会う人もいれば、月1回や年1回の人たちもいる。相手から嫉妬されることはあってもトラブルにはならない。

タイプとしては、イケメンだけど、クセとか闇があるような人が好きですね。とはいえ、共演者の男性や裏方のスタッフ、ファンには手を出さないみたいな“業界ルール”は守っていますよ」

いわゆる“恋愛”の概念や価値観に囚われず、人間の“感情”に対して興味があるという。なんにせよ、困惑しているアイドル時代のファンも少なくないはずだが……。

「アイドルを辞めて、楽屋での自分がシャバに出た(笑)。ただ、現役のときから“素”のままを出しているだけ。何度も男と歩いている姿を見られたことがあるけど、とくに何もなかったぐらいなので。SNSでエゴサ(エゴサーチ)したけど、胡桃そらのオタクは私がこういう性格だと知っているから『そらちゃんならありうる』って、あんまり驚かないんですよ」

◆常識の“枠”には収まらない「胡桃そら」

現在はアイドル時代の貯金は底を尽き、「毎月残高500円みたいな感じ」なのだという。住む家はあるが、取材時はカバンひとつで知人のもとを転々としている最中で「アウターが1着しかないんです」と苦笑いする。だが、悲壮感はまったくない。むしろリアルサバイバル生活を楽しんでいるようにも思える。

ようやくコロナ禍にも終わりが見え始めた今、改めて今後の活動について聞いてみた。

「どんな演技でもできる女優になりたい。中性的なキャラとか、狂ったキャラとか、人の印象に残るもの。背が低くて貧乳で、私自身がアニメっぽいと思うので実写作品に出たいですね。

そして、ただの女優ではなく、バラエティでも活躍したい。『有吉反省会』(日本テレビ)とか『アウト×デラックス』(フジテレビ)はもちろん、『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ)でイモトさんみたいなことがやりたいですね。サバンナに行ったり、虫を食べたり、ずぶ濡れになったりね。元アイドルで可愛いのに“そんなことまでやっちゃうの?”って、常識を覆したい」

常識の“枠”で整理しようとすれば追いつかない。「胡桃そら」を知ろうとすればするほど、まったく底が見えないポテンシャルモンスターだった。元アイドルからセカンドキャリアを歩み始めたばかりだが、彼女にとって、これは序章に過ぎないのである。

【胡桃そら】

Twitter:@sorakurumi0605

Instagram:@sorakurumi0605

YouTube:胡桃そらちゃんねる

<取材・文/藤井厚年、撮影/長谷英史>

【藤井厚年】

Web/雑誌編集者・記者。「men’s egg」編集部を経てフリーランスとして雑誌媒体を中心に活動。その後、Webメディアの制作会社で修行、現在に至る。主に若者文化、メンズファッション、社会の本音、サブカルチャー、芸能人などのエンタメ全般を取材。趣味は海外旅行とカメラとサウナ。Twitter:@FujiiAtsutoshi

当記事は日刊SPA!の提供記事です。

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