【しつけ】子どもにやってるかも!? 親がやりがちな「良くない叱り方」

ウレぴあ総研

料理が苦手だったり、あまりしないというママに「パプリカと赤ピーマンの違いは?」「カレイとヒラメの見分け方は?」「素麺と冷や麦の違いは?」などと質問しても、正確に答えられる人は多くはないと思います。

子どものしつけも同じだと思います。

◯歳児のママは親としてもまだ◯年目。例えば、「“怒る”と“叱る”は違います。子育ては怒らないで、叱りましょう」と言われますが、何だかよくわかりませんよね。

子どもにとっても

・叱られる

・怒られる

・注意される

・指摘される

・脅される

これらはどれもこれも、されていることは同じように感じていると思います。

今回は、この「怒る」と「叱る」の違いや、親がやりがちな“良くない叱り方”について、『1人でできる子になる 「テキトー母さん流」 子育てのコツ』の著者の立石美津子がお話しします。

■「怒る」と「叱る」の違い

「怒る」は、腹を立てて感情的になり、自分のイライラを相手にぶつけることです。

自分の怒りを鎮めるためなら、相手がどんな不愉快な思いをしようと関係ないわけです。

一方「叱る」は相手のためを思い、よりよい方向に導くために教え諭すことです。

■他力本願・責任転嫁…こんな「叱る」は良くない

「ほら、バスの中で騒いでいると運転手さんに怒られちゃうよ」

「前にいるおじさんが怖い顔して見ているから静かにしよう」

など、「他人の力を借りてしつける」ことも良くないと言われています。

子どもにしてみれば「ママはあなたの行動は悪いことだとは思っていないけれど、あの人が怖い顔をしているから言うことを聞こうね」と言われているのと同じだからです。

要は「親の責任で、親の言葉でしつけましょう」ということです。これは確かに正論です。でも、そこにだけこだわっていては疲れてしまいます。

わが子だからこそ、親としての責任や愛情といったさまざまな感情が入り乱れ、つい声を荒らげてしまうこともあるでしょうし、他人の力を借りたりすることもあります。

また「怒る」と「叱る」の違いを使い分ける気持ちの余裕がないこともあります。最初は冷静に叱っていたつもりでも、次第に感情が高ぶり「怒り」はじめるなどハードルが高いものです。



■子どもを怒らず、余裕を持って「叱る」には?

筆者の息子は知的障害のある自閉症ですので、もしかしたら参考にならないかもしれませんが…叱るときの具体例をお話しします。

以前こんなことがありました。息子が朝起きるなり、趣味であるトイレの型番を書くことに熱中しているので、「遅刻するよ。早くご飯を食べなさい」と注意しました。

すると息子はキレてしまい、床をものすごい勢いで蹴り、自分の腕を思い切り噛んで自傷しました。そこで淡々と、次のように伝えてみました。

「家を壊すと、工事の人に来てもらわなくてはいけないね。もしかしたら、『壊したので引っ越してください』と言われるかもしれないよ」

息子はものすごく不安そうな顔をして、「引っ越したくない!引っ越したくない!」と、また騒ぎ出しました。

私が追い打ちをかけるように「お母さんもこの家に住んでいたいけれど、仕方のないことでしょ。もしかしたら引っ越しになるかもしれない」と伝えると、息子は「お母さん、工事の人に電話しないで」と懇願してきました。

脅しといえば脅しなのですが、架空の第三者を入れることで、親子の「注意する→叱られてやめる」の上下関係でなくなり、親もストレスなくしつけることができました。

■「理想的なしつけ方ができない」と自分を責めるのではなく…

親は「他力本願や責任転嫁にならず、自分の言葉でしつけを」「子どもを怒るのではなく、叱るのが本当はいい」と心にとめておくだけ良いと思います。

それを知っているのと知らないのとでは大きな違いがあるのですから、それだけで十分です。

皆さんはどう思いますか?

当記事はウレぴあ総研の提供記事です。

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