エジプトで豪雨による洪水に乗って大量のサソリが街に流れ込む。650人以上刺されて3人が死亡

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Image: Khaled Desouki (Getty Images)

訳者が住むテキサス州にも、サソリは10種類以上いるんですよね…。猛毒を持ってるのはいないけど。

洪水に乗って流れてきたのは猛毒を持つサソリ


異常気象なんてへっちゃらという人でも、さすがにこれは怖いはず。11月12日にエジプトのアスワンを襲った暴風雨による洪水で、大量のサソリが街に流れ込んできたそうです。

11月13日付の紙面でアル=アハラーム紙が報じたところによると、豪雨と降雪による洪水に乗って民家に押し寄せたサソリの大群に多くの住民が刺されたんだそうです。別の地元メディアは、450人以上の市民がサソリに刺されて、3人が死亡したと報じています。18日付のアル=アハラーム紙によると、合計で650人以上がサソリに刺されているとのこと。同紙にはサソリと一緒にヘビまで流れてきたと書いてあってガクブルです。流されてきた大量のサソリはたぶん今もその辺にいるんですよね…。

住民を刺したサソリの種類は明らかになっていませんが、致命的な猛毒を持つことで知られるファットテール・スコーピオンではないかと推測されています。黒くて太いしっぽの先から出される猛毒は、1時間以内で人間を死に至らしめることができるとBBCは指摘しています。アスワンの保健当局によると、刺された住民らは地域内のいくつかの病院で治療を受けているそうです。

温暖化で気象災害のリスクが高まる可能性


エジプトではさらに多くの暴風雨が発生しており、当局は対応に追われています。アスワンやカイロなどの主要都市で2週間続いた大雨とサンダーストームによって、送電線の切断や倒木、道路の冠水などの被害が報告されています。

Mohamed Ghanem報道官は地元メディアに対し、週末の大雨がもたらした鉄砲水は、近くの山間部を時速100キロ近い壊滅的な激流になって駆け下りたと話しています。

同報道官はまた、アスワンを襲った突然の鉄砲水は「自然現象」で、ある程度は想定内だったとも話しています。ある程度想定内という意味では、今のところたぶんその通りでしょうね。でも、気象災害はますます頻発するようになってきていますし、エジプトの気候関連災害のリスクは、これから時が経つに連れて顕著になっていくことでしょう。今度同じような豪雨に見舞われたときに、猛毒を持ったサソリの大洪水が起こらないよう願いたいものです。

当記事はギズモード・ジャパンの提供記事です。

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