【完結記念】『親に整形させられた私が、母になる』作者インタビュー!実母との関係は?

中学卒業と同時に母親から「整形しましょう」と言われたグラハム子さん(作中はハム子)の半生を綴った『親に整形させられた私が、母になる』が、11月19日に最終回を迎えました。

読者の方からも次々と「同じような体験をして苦しんでいる」「どうやって克服したの?」「親との付き合いはどうしてるの?」「幸せになれたの?」とコメントが寄せられました。

大反響となった本作の執筆を終えたばかりのグラハム子さんにインタビューさせていただきました。現在の心境や現在のお母さんとの関係など裏話をお伝えいたします!

■特別企画!グラハム子さんインタビュー

―― 連載を終えて今の感想や長かった連載についてどう思っていますか?

最後まで描き上げることができて、今はホッとした気持ちが大きいです。
最後まで読んでくださった皆さま、この話を描くにあたり支えてくださったウーマンエキサイト担当さま、本当にどうもありがとうございました!

―― お母さんとの関係については、連載の中で「絶縁するか許すか」という話がありました。記事の中でベストなグレーを見つけたとあります。現在のお母さんとの関係はいかがですか?

けっして仲良くはないし、かといって悪くもないです。年に1、2回数時間程度しか会わないので、会う時は「苦手だけど恩もある以前の上司と、久しぶりの再会」的な(笑)。仕事のような感覚です。

会っている最中は穏便に過ごします。
でもやっぱり心が疲れるので、行く前か行った後は自分にご褒美をあげます。欲しいものを買ったり、ちょっと良いレストランに行ったり。

「それなら会わなきゃ良いのに…」と思う方もいるかもしれませんが、私的に絶縁はまた別のストレスを感じてしまうんですよね。

今のところ、この付き合い方が私にはまあまあ合ってるのだと思っています。
でも未来はもしかしたら変わっているのかもしれません。

「絶対にこの関係性だ!」と決めつけすぎず、自分の成長に合わせてしなやかに変わっていくのだろうと思っています。
心は通じ合わないけれど、私にとってはたった1人の大切な母です。

―― 実母に育てられた自分の人生と、母になった自分の人生、どちらも経験した上で、グラハム子さんにとって「母親とは」どんな存在ですか?

私にとって実母は「過去に最重要人物だった人」です。ただ、今はもう最重要人物ではありません。

きっと今我が子たちにとって私は最重要人物なのだと思います。


―― 「『子どものため』と言いながら私自身の承認欲求を子どもで満たそうとしてしまっているかもしれない」といった親視点のコメントが寄せられました。親になってあらためて抱える葛藤などがあれば教えてください

子どもで満たそうとする───そんな感じだと思います。親自身が満たされておらず、歪んでいるからこそ、子どもを使ってしまうんだと思います。

また、それには時代背景もある気がします。私の母が生きた昭和の時代は今よりも「世間的が何よりも大切」「良い学校に行き安定した職に就くことが幸せ」という時代だったのだと思います。

そんな要素が複合的に絡み合い、このような子育てになったのではないでしょうか。

私も親になり、子育てで悩んだり葛藤したりすることはあります。
ただ、いつも『親と子は別の人間』『子どもの人生は子ども自身が築いていくもの』と心に刻んでいます。

―― 「読みながら共感するところが多くて涙が止まらない」といったコメントが数多く寄せられています。親との関係で苦しんでいる方に向けて、グラハム子さんが伝えたいことはありますか?

苦しいですよね…。

ただ、自分の苦しみが親との関係にあることがわかっているなら、もう大丈夫なんじゃないかなと思います。あとは自分なりの方法で前に進めば、きっと良い方向に進んでいくはずです。大丈夫です。

この話が読んでくださった方の何かのきっかけになったり、心の支えや浄化になってくれたのだとしたら、それはとても嬉しいです。

―― グラハム子さんにとってコミックエッセイとはどんな存在ですか?
人生ではじめてコレだ! とピンと来て、人と比べずに夢中になれたのが「コミックエッセイを描くこと」でした。

28歳の時でした。
出会えて良かったです。

生きる上での活力となりましたし、夢中になれる経験は大切だと実体験できました。
現在は自分とコミック(仕事)との心地良い距離を掴めて、楽しんで描けています。

―― 読者の方から「ハム子さんは、今幸せになっていますか?」というコメントが寄せられています。そんな読者の方に向けてメッセージをお願いいたします。

そんなコメントが…! ありがとうございます。

じつはこの話はリアルタイムではなく、少し前の話なんです。
漫画中に出てくる長男は現在小学生になりました。下の子も産まれ、いま幼稚園児です。幸せです。毎日穏やかに過ごしています。


普段はギャグ漫画なども描いていたりもするので、他の作品もぜひぜひ。私が人生を楽しんでいるのが伝わるかもしれません。

私が生きてきた過去は、もう私を傷つけるものではありません。私の心を大きく広げるものとなりました。
(ウーマンエキサイト編集部)

当記事はウーマンエキサイトの提供記事です。

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