田中敦子、大塚明夫、山寺宏一、潘めぐみ登壇 映画『攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争』舞台挨拶 オフィシャルレポート

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『攻殻機動隊S.A.C.』シリーズを手掛けた神山健治と、『APPLESEED』シリーズを手掛けた荒牧伸志によるダブル監督による「攻殻機動隊」シリーズ最新作『攻殻機動隊SAC_2045』。本作のシーズン1を新たなシーンの追加と全編フルグレーディングによって製作された劇場用長編アニメーション『攻殻機動隊SAC_2045 持続可能戦争』が11月12日(金)より公開となり、本作の公開記念舞台挨拶が11月13日(土)に行われた。この舞台挨拶のオフィシャルレポートが到着しているためそちらを引用する。

この度、本作の公開を記念し、『攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争』公開記念舞台挨拶が新宿ピカデリーにて開催され、『攻殻機動隊 S.A.C.』シリーズのオリジナルキャストでもある田中敦子、大塚明夫、山寺宏一、最新作『攻殻機動隊 SAC_2045』からの新キャストである潘めぐみが登壇。さらにスペシャルゲストとして本作において公安9課の敵役となる・ポスト・ヒューマンに扮したマヂカルラブリーが登場した。

冒頭の挨拶で田中は「ようこそお越しくださいました。お楽しみいただけましたでしょうか?」と呼びかけると、会場は大きな拍手に包まれた。大塚の「おもしろかったですか?」の問いかけにも大きな拍手が贈られ、会場を見渡しながら「おもしろすぎて、ハゲてしまいました」とコメント。「どう反応すればいいんですか?」という山寺のツッコミに「盛り上がると思って言ったのにスベったみたいになっちゃったよ」と苦笑いの大塚。山寺は「そんな風に言われても、そんなにハゲてないですからね」とフォローしながら、「このメンバーで舞台挨拶できることがものすごくうれしいです。トークも楽しんでください!」と笑顔を浮かべた。潘は「この作品で、オフラインで直接お客さんに会うのは初めての機会ですね」としみじみ。「諸先輩方との登壇、光栄です!」と元気よく語っていた。
潘めぐみ_大塚明夫
潘めぐみ_大塚明夫

1995年の『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』から、26年来のチーム。本格的な集結が久しぶりだった本作の現場、チームワークについての感想を求められた田中は「このメンバーで会うのは久しぶり。初回の収録から楽しくて、楽しくて」と微笑みながら「収録があっという間に過ぎていくという毎日でした。ブランクもあったので不安もあったけれど、まったくそれを感じさせず、9課(のメンバー)が台詞をいれ始めると一瞬でチームに戻ります」と振り返った。大塚、山寺については「お兄さんのように、ナイトのように、いつもそばにいてくださいます。とても心強くて頼りにしています」と2人の顔を見ながら感謝を伝えた。大塚は「(9課のメンバーが揃うと)一生懸命思いを込めて演じた空間のようなものがあっという間に立ち上がります。それがとても不思議でおもしろい。古くから(一緒に)やっている人たちの作り出す空気が魔法のようで楽しかった」と説明した。山寺は「(収録が)はじまる前は不安もあります。本作でトグサのビジュアルはさらに格好良くなったけれど、山ちゃん(の声)老けちゃったな、なんて思われちゃったらどうしようとか、表現し切れるのかとか不安はあるのですが、声を出すとパッと戻れるんです」と微笑みながら、「新メンバーは大変だったと思います」と潘を気遣う場面も。これに対し潘は「緊張はしましたが、デビュー当初からご一緒している大好きな先輩方なので、緊張よりも安心感という感じでした。この先輩方と一緒に掛け合いさせていただけるんだなと思うと、とても光栄、ワクワクのほうが強かったです」と喜びを伝えた。潘の参加について田中は「本当にかわいらしくて」と目尻を下げ、「『攻殻』の現場は、男性がとても多いんです。潘ちゃんがいるだけで、スタジオがパッと明るくなって幸せでした」と褒めまくり。そんな田中のコメントに潘は「恐縮です!」と深々とお辞儀をしていた。
大塚明夫_田中敦子
大塚明夫_田中敦子

本作は、『新聞記者』などの実写映画で活躍する藤井道人が監督を手がけている。山寺は「長いシリーズを劇場版としてキュッとまとめるのは大変な作業だと思いますが、もともとこう作られていたのかな?と思うくらい(の仕上がりでした)」と感想を伝える。「ポスト・ヒューマンとは何か」をわかりやすくまとめてあり、「みんなが楽しめる作品になっていると思いました」と解説し、「社会派の作品を作っている方なのでとても期待していたし、新たな魅力を感じることができました」と笑顔を浮かべた。収録中はキャスト陣も「ポスト・ヒューマンてなんだろう」と思いながらアフレコしていたと振り返った大塚。劇場版とシリーズを比較し説明しようとしたところで「まだ、シリーズを観ていない人もいるかもなので、迂闊なことを言えないな」とシリーズ未視聴者を気遣いつつ、「映画を観て、気になった部分があったら、シリーズで再確認してみてください」と呼びかけた。

ポスト・ヒューマンについて田中は「敵が『笑い男』(『攻殻機動隊 SATND ALONE COMPLEX』に登場)にしても、『個別の11人』(『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』に登場)にしても、難しい設定なので、私たちキャストも理解するのに時間がかかったりしていました。劇場版を観た後に、じっくりとアニメシリーズもご覧いただけたらなと思います!」とアニメシリーズの視聴をおすすめした。

ここで、公開のお祝いにスペシャルゲストのマヂカルラブリーがポスト・ヒューマンの格好で登場。矢口サンジ(元ボクサー)に扮した野田クリスタルとシマムラタカシ(14歳の中学生)に扮した村上の姿に、会場は拍手と笑いに包まれる。山寺から「もしかしたら、あれ? M-1グランプリの人じゃん!」とツッコミが入ると「もしかしたらというほど、変装はしていないです」と苦笑する野田。村上も「僕にシマムラをやらせちゃいけない」と変装の仕上がりに納得しきれてない様子。「もうすこし予算があるなら、タチコマとかできなかったですかね」という山寺のコメントに潘がすかさず「色合い的にタチコマっぽいです」とフォローし、会場は和やかなムードに包まれた。すると、野田はタチコマのポーズをしてさらに、ステージを盛り上げていた。
マヂカルラブリー
マヂカルラブリー
山寺宏一_マヂカルラブリー
山寺宏一_マヂカルラブリー

野田が自身もプログラミングをしてゲーム制作をしていたり、村上が大のアニメ好きのため、「電脳芸人」と紹介されたマヂカルラブリー。「自身の脳が電脳化されたらやりたいことは?」という質問に、「次の日元気に働ける酒量が分かるといいな。これ以上飲んではいけないとなったら、スリープ機能になるとありがたいです」と、現在飲み過ぎが気になっている村上が回答。「高校時代、2ちゃんねるでレスバトルをやっていた」という野田が「ネットだと相手が苛立っているかわからないので、相手がうろたえている、イラついている様子が分かると、もっとバトルが盛り上がるかも」と語ると、山寺が「嫌なバトルだな」とコメントする場面もあった。

さらに「9課に入るとしたら?」という質問に村上は「事件解決後に、何か楽しいことをやるヤツ、うっかり八兵衛的な存在でいいです」と9課で活躍する自信がない様子を見せる。ここで田中が「私はお前たちに命令を下す立場にない」と素子の声でビシッと言い渡すと、会場は大きな拍手に包まれた。大塚は「うっかり八兵衛的な存在はいないからいいかもしれない」と少し気に入った様子だった。野田は「タチコマたちが好きそうなゲームを作る人、タチコマゲーム屋さんがいいかも」と語る。「劇中でタチコマが興味津々だったゲームカセットに“○○ランナー”って書いてあったので、中身が気になって一時停止をしながら観ていました」と惹かれた場面についても触れていた。「笑いで癒してくれるメンバーがいてもいい」という山寺が「M-1チャンピオンですから。思いっきり笑わせてもらっていいですか?」とマヂカルラブリーに少し強引にリクエストすると、野田が再びタチコマのマネを披露。今度は、ひっくり返った「逆タチコマ」で笑いを誘っていた。昔からずっと観ている作品の舞台挨拶で、みなさんと一緒にステージに立てたのはすごく光栄です」と明かした野田は、「時代が作品の中の世界に追いついたと思います」と満足の笑みを浮かべていた。そんな野田に潘が「少佐を笑わせてほしいです」と追加のリクエストをすると、田中が素子の声で「笑わせろ!」と命令?!する場面もあった。
マヂカルラブリー
マヂカルラブリー

最後の挨拶で潘は「この環境で観られるのは今の期間だけです。何度も足を運んでほしいし、こうしてまたオフラインで会えることを楽しみにしています」とお礼を述べる。山寺は「モーションキャプチャを使っているし、とにかくたくさんの方が苦労して作った作品を大画面、大音響で観られるのはすごいことです。劇場で、テレビ、配信でも何度も観て、『攻殻』の世界をより深く知り、楽しんでいただきたいです」と呼びかけた。大塚は「シーズン2は鋭意制作中です。一体どうなるの?という思いのまま、シーズン1からお預け(の気分)になっている方もいらっしゃると思うので、ぜひ、楽しみにしていてください。おもしろいです!」と胸を張った。田中は「長い間、公安9課が愛されて、今日のように舞台挨拶に登壇することができるのも、みなさんのおかげです」と会場を見渡し、「2週間続く上映期間中、何度か来ていただきたいです。いつも本当にありがとうございます」と感謝の言葉で締めくくり、イベントは幕を閉じた。

長い歴史を経ていまだに絶大な人気を誇り続けるシリーズの最新作。劇場で鑑賞できるこのタイミング、見逃せない。

当記事はSPICEの提供記事です。

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