Base Ball Bear「時代のムードを真空パックするのはすごく大切」 新アルバム発売

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ギターの脱退により、ここ数作はフォーピースからスリーピースへどう移行するかという試行錯誤を続けてきたBase Ball Bear。アルバム『DIARY KEY』はスリーピースのサウンドが軸にありながらも、かなり自由で多様なアプローチが聴ける作品になっている。

「コロナの影響で久しぶりにスタジオに入った時に、バンドで音を出せるっていうことが純粋に嬉しくて。もともとは小難しいことをやろうとしていたんですけど、それよりも音を出す喜びに正直に制作していきました」(小出祐介・Vo&Gt)

「スリーピースになって楽器の立ち位置とかを各々考えながら突き進んできましたけど、やっとあえて肩の力を抜いた演奏をする方向に行けたのはよかったです」(関根史織・Ba&Cho)

「自分のルーツを一番自然と昇華できてるアルバム。そういう意味でも気に入ってますね」(堀之内大介・Dr&Cho)

1曲目に置かれた骨太で爽快なタイトル曲「DIARY KEY」では過去と現在と未来が鮮やかに描かれており、日々の情景をこまやかに刻んだアルバムを象徴している。

「時代のムードを真空パックするのは、過去のいろいろな名曲を聴いてもすごく大切なことだと思うんです。自分の価値観も時代の潮目も大きく変わった。去年毎日作曲してた時期があって。毎日ひとネタ、歌詞でもいいし、リフでもいいし。それがベースになってるので『DIARY KEY』なんです」(小出)

キレの良いラップの掛け合いが展開される「生活PRISM feat.valknee」では、世相を映し出しながら、ある一日が綴られている。

「歌詞の構成がモーニングルーティンから始まってナイトルーティンで終わるので、Vlogって感じです(笑)」(小出)

「小出が一人でラップする曲はあったけど、本物のラッパーを招くのは面白かったですね」(堀之内)

「度胸あるよね(笑)。恐れ多さはめちゃくちゃありましたけど、何気にラップ自体はもう3年ぐらいやってるので、だいぶ自分のフロウは見つかってきました」(小出)

これまでのアルバムは完成後に消耗していたが、今回は不思議と余力があるという。

「軽やかさを持ちながら何が表現できるかっていうことが達成できたし、なかなかこういうバンドも他にいないと思うので、良い感じになってきたんじゃないかと思います」(小出)

9thアルバム『DIARY KEY』。【初回限定盤 2CD+DVD】¥6,050 【通常盤 CD】¥3,300。DVDには結成20周年を記念した約120分のスペシャルトークセッションを収録。(DGP RECORDS / Victor Entertainment)

ベース ボール ベアー 写真左から、堀之内大介(Dr&Cho)、小出祐介(Vo&Gt)、関根史織(Ba&Cho)。2001年、高校在学中に結成。’06年メジャーデビュー。’21年11月11日に結成20周年を迎える。

※『anan』2021年11月17日号より。写真・川村恵理 取材、文・小松香里

(by anan編集部)

当記事はananwebの提供記事です。

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