【調査】9割弱が仕事よりプライベート重視!? いまどき男子の“仕事観”

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アンケートから見えてくる、いまどき男子のリアルとは? 今を生きる男子のリアルな声を徹底調査。18~30歳の男性130人のアンケート結果を、3人の識者が分析してくれました。
■ 堅実な考え方を持ち、人間関係もスマート。

職業柄、若者に興味・関心のある3人の識者に、いまどき男子に持つイメージを率直に聞くと、

「生まれた時から不景気だから、高級車に乗りたい、いい街に住みたいみたいな獲得へのモチベーションが薄い気がします。ハメを外すようなことはしない。堅実さや誠実さの重要度がより増しているのでしょう」(放送作家・白武ときおさん)

「どんなことでも受け入れるスマートさがあり、コミュニケーションスキルも高い。アクの強さがないですよね。でも腹の底では何を考えているかわからない感じが残りますけど…」(フリーライター・武田砂鉄さん)

「真面目ですよね。快適さや心地よさ、安心安全をすごく大切にしていそう」(漫画家・ひうらさとるさん)

3人のイメージ通りなのか。ここでは“仕事”に関するアンケートを通して、いまどき男子の生態を読み解く!

■ いまどき男子アンケート:仕事編

■ Q. 希望の職種(仕事)に就けていますか?

就けている…56.5%、就けていない…43.5%

働くことの優先順位が低下!? 仕事に楽しさを求めない人が増加。望んだ仕事に就けている人が、過半数。「パッと見て、多い印象を受けますが、でも本当は全員がやりたいことを仕事にできているのが理想的ですよね。しかし、今は仕事の優先順位が下がってきているように思うので、希望よりも生活スタイルのほうが大事なのかも」(白武さん)。ちなみに、仕事は楽しいかという質問に、“楽しくない”“考えたことがない”と答えた人が全体の65.0%。もはや天職という言葉は死語になりつつある!?

■ Q. 仕事に求めることは何ですか?

1位…お金、2位…役に立っているという実感、3位…人間的成長

圧倒的1位はお金! 生活のために割り切って仕事をする傾向が顕著に。全体の6割以上がお金と回答。その理由には“仕事はお金を稼ぐためにすることだから”“本当は仕事自体したくない”など。「現状の生活に余裕がないから、それを成り立たせるためにどれぐらい稼がないといけないかを先に考え、割り切って働いている人が多いのかもしれないですね」(武田さん)。「シビアな現状ですが、4割ほどの人は、役に立つこと、自己成長といった前向きな意見を持っているので、救われた気がします」(ひうらさん)

■ Q. 仕事とプライベート、どちらを重視していますか?

プライベート…87.0%、仕事…13.0%

プライベート重視派が圧倒的多数! ライフステージに合った働き方を選択。「衝撃の結果ですが、正直プライベートを犠牲にしてまで仕事はしたくないのでしょうね」(ひうらさん)。“プライベートが充実してこその仕事”“プライベートを阻害せずかつ収入を一定額得るために、仕事は体を壊さない程度が信条”といった意見から、「ワークライフバランスを大切にしている人が増え、働き方改革が進んでいるのは良い流れですよね」(白武さん)。一方、“若い時はキャリアを追求したい”と、少数ながら仕事派も。

■ Q. 5年後、今の仕事は続けていると思いますか?

思う…34.2%、わからない…34.3%、思わない…31.5%

将来の労働に対する価値観も多様化。5年後の仕事の状況については、意見が分かれる結果に。「終身雇用、年功序列といった、日本型雇用システムや企業モデルは崩壊しつつあるので、健全な結果だと思います。多様で柔軟な価値観を持てるようになったのは良いことだなと」(武田さん)。ただ、そう回答した理由を聞くと、“将来のことなんて誰もわからない”“今まで特に何もなかったので、続けているような気がする”“社会情勢次第”と、なんとも歯切れの悪い意見がたくさん。みなさん、仕事に興味喪失気味?

■ Q. 転職を考えていますか?

ゆくゆくはしたい…36.1%、考えていない…34.3%、考えている…29.6%

キャリアアップ、現状打破の選択に。上のアンケート結果と同様に意見が分かれたが、将来的に転職を考えている人は多いよう。「働き方が変わり、副業も当たり前になったことで、自分で仕事を作り出しやすくなったからこそ、転職がより身近になってきているのだと思います」(白武さん)。転職を考える理由としては、“自分の能力をもっと発揮したい”などキャリアアップのためという意見のほか、“今の会社の人間関係が悪い”“より良い環境へ行きたい”という現職の不満を解消する選択肢のひとつに考える人も。

■ Q. 理想の働き方を教えてください。

1位…とにかくお金を稼ぎたい、2位…一日が楽しく終われればいい、3位…世の中のためになる仕事をしたい

お金がなく、楽しくもない現状を、少しでも変えたいという思いが!理想をどこまでも追い求めるというよりは、無難な意見が上位にランクイン。「上位の意見を照らし合わせて考えると、欲はそこまでないけれど、現状より豊かで持続可能な生活ができればいいと、漠然とした思いからきた結果ですかね」(白武さん)。「生まれた時から一通り揃っている状態で暮らしてきたので、今の生活を変えたいとは思っていないのでしょうか。少しでも良くなればいい、くらいの慎ましい気持ちなんでしょうか」(武田さん)

白武ときお 放送作家。1990年生まれ。日本テレビ系列『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』など、数々のお笑いバラエティ番組を担当する。Webメディアに詳しい。著書に『YouTube放送作家 お笑い第7世代の仕掛け術』(扶桑社)。

武田砂鉄さん フリーライター。1982年生まれ。日本にはびこる男性優位主義について考察した『マチズモを削り取れ』(集英社)、『偉い人ほどすぐ逃げる』(文藝春秋)など、著書多数。TBSラジオ『アシタノカレッジ』の金曜パーソナリティを務める。

ひうらさとる 漫画家。1966年生まれ。毎月1日発売の『BE・LOVE』(講談社)で新連載「西園寺さんは家事をしない」が10月号からスタート。アプリPalcyで「聖ラブサバイバーズ」連載中。『ホタルノヒカリ』シリーズのコミックスも絶賛発売中。

※『anan』2021年11月3日号より。漫画・松尾モノ 取材・文・重信 綾 鈴木恵美

(by anan編集部)

当記事はananwebの提供記事です。

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