鍋料理への彼からダメ出しがきっかけで破局。“彼女はお母さん代わり”なの?

女子SPA!

すっかり肌寒くなってきて、鍋の美味しい季節になりましたね。

ときには、鍋がきっかけで破局したり、プロポーズされたりすることもあるようで…今回は女性2人に、そんなエピソードを聞いてみました。

◆インスタの料理写真きっかけで交際したけれど

林田明奈さん(仮名・27歳・会社員)は、今年の頭からNさん(28歳・会社員)とお付き合いを始めました。

「私はインスタに毎日自分で作った料理の写真をアップしているのですが、毎回のように『美味しそう!』とコメントをくれる人がいて…それがNでした」

お返しにNさんのインスタをフォローし、コメントを返しているうちに、ダイレクトメッセージで個人的に話すようになったそう。

「それから何度かデートを重ねて、お付き合いをする事なりました。コロナ禍でもこんな出会いがあるんだなって、ラッキーだと思いました」

そして毎週末、明奈さんは彼の部屋に通いました。

「Nが私の料理を楽しみにしてくれて『インスタにアップしてたあの料理作って』と頼まれるのが嬉しかったんですよね。かなり張り切って作っていました」

そんなある日、Nさんが「今日は鍋が食べたいな」と言ってきたので明奈さんお得意の“塩ちゃんこ鍋”を作る事に。

◆「違う、違う!」彼から大声でダメ出し

「プロレス道場で作っている塩ちゃんこのレシピが公開されていたので、作ってみたら飽きのこないさっぱり味でとても気に入ったんですよ。それから勝手に私の得意料理にしています」

Nさんは大喜びで食べてくれました。

「そして〆(しめ)はご飯を入れて雑炊(ぞうすい)にしようという事になり、ご飯を入れてしばらく煮込んで器によそおうとしたら…」

彼に「違う、違う!」と大声で止められて、明奈さんはビクッとしてしまったそう。

「え?と固まっていたら『うちではいつも、もっと水分飛ばしてリゾットっぽくして食べているから』と言われて…なんかモヤモヤするなと思いましたが、とりあえず『そうなんだ、了解!』とNに合わせたんです。サラサラの雑炊も美味しいのにな、と思いながら」

◆私をお母さんのコピーロボットに育て上げたいの?

そしてしばらくしても、そのモヤモヤは晴れませんでした。

「そういえば先日、Nに靴下のたたみかたを注意されたんです。『うちではいつも、ゴムの部分をクルッと折り返して2足をくっつけてあるから、そうしておいて』と。私はそうするとゴムが伸びる気がして二つ折りにするだけなんですよ」

鍋の〆の件も靴下の件も、些細(ささい)な事ですし彼に合わせてもいいと思いましたが…本当にそれでいいのかと明奈さんは悩んでしまいました。

「もしかしたらNは私を好きというより、私をお母さんのコピーロボットみたいに育て上げて、実家にいる時みたいに楽に過ごしたいだけなのかも?という思いが止まらなくなってきて。そういえば、洗った食器の並べかたも注意されたなと思い出したり」

何だか急にNさんへの気持ちが冷めてきてしまい…。

◆自然消滅で別れてしまった

「このままNと一緒に居るのはしんどいかもなと思っちゃったんですよね。鍋の〆の前まではとても楽しかったのに」

ひとりになりたくなった明奈さんは、こっそり彼の部屋を抜け出してタクシーで帰ってしまいました。

「翌日Nから電話がきたので、私の気持ちを伝えてみようかなとも思いましたが、また大声をだされたら嫌だなと思いやめてしまいました。大声だす男性、苦手なんですよね」

彼も明奈さんの気持ちの変化に気がついたのか、それから連絡がくる回数が減り、2人は自然消滅してしまったそう。

「結局4ヶ月位しか続きませんでした。今度はおたがい自然と歩み寄れるような恋がしたいですね」と、ため息をつく明奈さんなのでした。

続いては、彼氏が作ってくれた鍋きっかけで意外な展開になった女性の話です。

◆母直伝の洋風鍋が彼から好評

中嶋美和子さん(仮名・28歳・契約社員)は、Yさん(33歳・会社員)とお付き合いを始めて2年半になります。

「きっかけは、他部署のYの事を私がずっといいなと思っていて…同僚のK実さんに相談していたんですよ。そしたらK実さんが、私とYをくっつけるための食事会を開いてくれて。まんまとくっついてしまいました(笑)」

そして彼は、美和子さんの手料理をとても褒めてくれました。

「私の母が和食があまり得意ではなかったので、食卓に並ぶのは洋食ばかりでした。なので私の頭の中にも母直伝のレシピが入っていて、やっぱり洋食が得意なんですよね」

特に鍋料理が彼から好評だったそう。

「鍋といってもスープに近いというか、具沢山のトマト鍋やクリームコーン鍋で、〆はパスタを投入してチーズをたくさんかけて食べるんですが、毎回Yは喜んでくれるんです」

そんなある日、風邪を引いて美和子さんが寝込んでいるとYさんがスーパーの袋を片手にお見舞いに来てくれました。

◆鍋きっかけでプロポーズ?!

「するとYが『美和子ちゃんみたいにちゃんとした料理は作れないけど、ちょっと待っててね』と、白菜と豚バラと豆腐の鍋を作ってくれたんです」

昆布で出汁(だし)をとり、ポン酢と柚子胡椒で食べるそのシンプルな鍋に美和子さんは衝撃を受けたそう。

「それが優しく奥深い味でとても美味しくて…私は今まで具は何種類も入れて、味もこってりで、さらにチーズもトッピングして、足し算の鍋ばかり作ってきたけど、Yはこんな大人な引き算の鍋を作るんだと驚いたんですよ」

美和子さんは彼の引き算鍋を絶賛し、また作ってねと何度も何度もリクエストしました。

「そしたらそれがよっぽど嬉しかったらしく『これからもっと美和子ちゃんにリクエストされる男になるから、結婚しよう』とプロポーズされたんですよね」

美和子さんは嬉しくて、さらにあらゆる方向から彼の事を褒めてあげたいと思ったそう。

「この引き算鍋は簡単なんですが、私が作るよりYが作った方が不思議と美味しくなるんですよ。もしかしたらただ、Yが作ってくれるから美味しく感じているだけなのかもしれませんね(笑)」

<文&イラスト/鈴木詩子>

【鈴木詩子】

漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop

当記事は女子SPA!の提供記事です。

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