【涙なしは無理】映画『神様のカルテ』で命の大切さを改めて知る

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原作は夏川草介先生の『神様のカルテ』です。医療ジャンルですが、ミステリーや謎解きなどはなく、純粋な医療物。

医療物だけど全体的に優しい

舞台は長野県にある総合病院。医療物だとミステリーや謎解き要素などがありますが、この作品にはそういったシーンがありません。純粋な医療物で、詳しい病気の内容や治療法なども細かく描かれています。原作者の夏川先生が現役の医師ということもあって、かなり細かく治療法やそこに至るまでの医者同士の会話も結構リアルです。

主人公の一止は内科医だけど、当直になるとほかの医者よりも夜間治療の数が劇的に増えるというジンクスを持った医者です。口調は夏目漱石の著書「草枕」に登場する人物のひとりみたいな口調で、変人。一止の存在がこの作品の癒しでもあります。さらに彼の奥さんであるハルは写真家で、一止とハルの夫婦の会話はもう最高にかわいいです。

命の大切さが丁寧に描かれている

映画内ではどこの病院でも手術してもらえず、終末医療しか残されていないガン患者の女性が出てきます。医療物だとたいてい救うパターンが多いですが、『神様のカルテ』では懸命に手術に挑むも、無理だった、というシーンが描かれています。医療物だとそういうシーンはごくまれですが、リアルテイストのある『神様のカルテ』ではそういうシーンが普通に入ってきます。そのため、かなり泣けます。

そこに至るまで医者たちは患者のために何ができるか、患者自身の最期の願いはなにか。実際に生きていても病院にかかることは普通にありますが、医者が患者のことをどう思ってくれているのか、どうすれば助けてあげられるのか、というのがひしひしと伝わってきます。

生死のシーンが丁寧に描かれているため、もう後半はボロ泣きしちゃうかもしれません。ミステリーや恋愛要素が入っていないため、すんなりと死のシーンが入ってきます。じんわりと心に染み込む感覚がして、最後はもう涙なしには見れません。患者さんが亡くなった後も、死を悼み、次の患者さんを治療するために前を向く一止のかっこよさも素敵です。

原作と登場人物の立ち位置が一部違っているため、原作を知らない方が楽しめるかもしれません。

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