【米ビルボード・アルバム・チャート】ヤング・サグ『パンク』初登場1位、故マック・ミラー/コールドプレイ/ビートルズTOP5入り

Billboard JAPAN



ヤング・サグのニュー・アルバム『パンク』が1位に初登場した、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。

本作『パンク』は、2019年8月にリリースしたデビュー・アルバム『ソー・マッチ・ファン』から約2年ぶりに発表した2枚目のスタジオ・アルバム。Billboard 200での首位獲得は、その『ソー・マッチ・ファン』、今年4月にリリースしたYSL Recordsのコンピレーション・アルバム『Slime Language 2』を含む3作目で、以下の作品に続く8作目のTOP10入りを果たした。

スタジオ・アルバム
1位『ソー・マッチ・ファン』(2019年)
1位『パンク』(2021年)

コンピレーション・アルバム
8位『Slime Language』(2018年)
1位『Slime Language 2』(2021年)

ミックステープ
7位『Slime Season 3』(2016年)
8位『Jeffery』(2016年)
8位『Beautiful Thugger Girls』(2017年)
2位『Super Slimey with フューチャー』(2017年)

『パンク』が今週記録した初動ユニットは90,000で、そのうちアルバム・ストリーミング(SEA)が77,000、トラックによるユニット(TEA)が1,000、アルバム・セールスは12,000だった。アルバムの週間ストリーミングは、全20曲で1億200万回を記録している。アルバムからの先行シングルはなかったが、ガンナやフューチャー、ポスト・マローン、トラヴィス・スコット、故ジュース・ワールドなど著名ゲストが多数参加したことで、ストリーミング強化に繋げた。

その『パンク』にゲストとして参加したドレイクの 『サーティファイド・ラヴァー・ボーイ』は、先週の1位から2位に下がり、週間ユニットも前週から12%減少の83,000まで落ちた。続いて3位に初登場したのも、『パンク』の最終曲「Day Before」にフィーチャーされた故マック・ミラーの『フェイセズ』で、先週に続き今週もTOP3はヒップホップ勢が独占した。

『フェイセズ』は、2014年5月に無料リリースされた過去のミックステープで、リリース当時は権利上の問題からデジタル・ダウンロード、パッケージ、ストリーミングいずれも正式に発売されなかったが、2021年10月15日にようやく解禁され、今週チャートにデビューした。故マック・ミラーは、これで6枚のスタジオ・アルバムに続く7作目のTOP10入りを果たしている。

1位『ブルー・スライド・パーク』(2011年)
3位『ウォッチング・ムーヴィーズ・ウィズ・ザ・サウンド・オフ』(2013年)
4位『GO:OD AM』(2015年)
2位『ザ・ディヴァイン・フェミニン』(2016年)
3位『スイミング』(2018年)
3位『サークルズ』 (2020年)
3位『フェイセズ』 (2021年)

『フェイセズ』の週間ユニットは67,000で、そのうちアルバム・ストリーミングが33,000、アルバム・セールスが34,000とほぼ同率だった。なお、セールスの内訳デジタル・ダウンロードはわずか2,000枚で、残りの32,000枚はアナログ盤(LP)による売り上げが占めた。週間ストリーミングは全25曲で4,303万回を記録している。

TOP3入りは逃したが、4位にはコールドプレイの新作『ミュージック・オブ・ザ・スフィアーズ』が初登場し、グループ8作目のTOP10入りを果たした。本作は、2019年11月にリリースした前作『エヴリデイ・ライフ』から約2年ぶり、通算9枚目のスタジオ・アルバムで、アメリカでは最高5位を記録した2ndアルバム『静寂の世界』(2002年)から8作連続ランクインし、本国イギリスではデビュー・アルバム『パラシューツ』(2000年)から9作連続で1位を獲得している。

『ミュージック・オブ・ザ・スフィアーズ』の初動ユニットは57,000で、そのうちアルバム・セールスが37,000、アルバム・ストリーミングは15,000(全14曲で2,055万回)、トラックによるユニットは、ソング・チャート“Hot 100”で1位に初登場した「マイ・ユニバース with BTS」のヒットもあり、4,000と高記録を打ち出している。

続いて5位には、1970年にリリースされたザ・ビートルズの名盤『レット・イット・ビー』がリエントリーした。本作は、1970年6月13日から7月4日付チャートまでの4週間1位を獲得した、言わずと知れた大ヒット・アルバムだが、アウト・テイクやリハーサル・テイク、未発表音源などが収録されたスペシャル・エディションが10月15日に発売され、今週再びチャートに戻って来た。

スペシャル・エディションのリリース効果を受け、アルバム・セールスは前週比11,570%増加の48,000まで上昇し、今週のトップ・セールスを記録。アルバム・ストリーミングは589%増加の6,000(834万回)、トラックによるユニットも1,180%増加の1,000に急増し、総ユニットは3,899%増加の55,000に達した。来月は、ピーター・ジャクソン監督によるドキュメンタリー・シリーズ『ザ・ビートルズ:Get Back』が11月25日、26日、27日の3日間にわたりDisney+で独占配信されるため、また旧作が上昇する可能性が高い。

新作が上位にランクインしたため、ヤングボーイ・ネヴァー・ブローク・アゲイン『Sincerely, Kentrell』(44,000ユニット / 15%減少)は3位から6位に下降。ドージャ・キャットの『プラネット・ハー』(42,000ユニット / 1%減少)は7位、モーガン・ウォレンの『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』(42,000ユニット / 1%減少)は8位をそれぞれキープして、オリヴィア・ロドリゴの『サワー』(40,000ユニット / 9%減少)は5位から9位、リル・ナズ・Xの『モンテロ』(36、000ユニット / 16%減少)は6位から10位にランクダウンした。

なお、今週のチャート(2021年10月30日付)から、音楽ストリーミング・サービス「Boomplay」のデータが追加されるようになった。Billboard 200の他には、ソング・チャート“Hot 100”、グローバル・チャート“Global 200”、アーティスト100など、ストリーミングの集計が含まれるチャートにも反映される。

Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは10月29日以降掲載予定となります。

◎【Billboard 200】トップ10
1位『パンク』ヤング・サグ
2位『サーティファイド・ラヴァー・ボーイ』ドレイク
3位『フェイセズ』マック・ミラー
4位『ミュージック・オブ・ザ・スフィアーズ』コールドプレイ
5位『レット・イット・ビー』ザ・ビートルズ
6位『Sincerely, Kentrell』ヤングボーイ・ネヴァー・ブローク・アゲイン
7位『プラネット・ハー』ドージャ・キャット
8位『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』モーガン・ウォレン
9位『サワー』オリヴィア・ロドリゴ
10位『モンテロ』リル・ナズ・X

当記事はBillboard JAPANの提供記事です。

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