【悪友でぇす】映画『Daughters』に見る友達力とは

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東京・中目黒。パーティーはどこもタクシー圏内で開かれて、ノリで顔を出すたびに出費はかさむけれど、あんたと居れば大丈夫。
女2人、友達以上恋人未満のあやうい関係のお話です。

悪友のままでいられたら

物語は、ルームシェアをする小春(三吉彩花)と彩乃(阿部純子)、2人の女の子に寄り添って走り出します。キャリアも積んで、遊びも覚えて、中目黒の部屋に身を寄せる。2人はいつも一緒で、互いが互いを埋め合うような関係性でもって繋がっていました。夜の東京をむさぼりながら、いたずら心を共有して友情を深める毎日。
そんなある日、彩乃が妊娠して…。

「おめでとう」が言えなくて

1人で産む決意をした彩乃に困惑しっぱなしの小春は、自分に相談も無しに一大決心をした彩乃を許せなかったのでしょう。女の子ってほんとうに複雑。いちばんに「おめでとう」と言ってあげるべきなのはわかっていても、どこか寂しい、なぜか喜べない。そんな自分が人でなしみたいに思えて、ひどく落ちこんだりして。

変えていった方がいいこと

本作は、そんな「女友達」のリアルな空気感をしっかりと掴みながら、平成から令和に引き継がれようとしている、古い価値観にもスポットを当てます。
産休が明けたら椅子が空いているかどうかわからない仕事、「子どもは授かりものだから絶対に産まなければいけない」という年長者のプレッシャー…。そもそも、彩乃の妊娠を心から喜んであげられない小春の深層心理にも、勝手に植えつけられた「べき」思考がべったりと張りついているのでした。

一歩ずつ前に進めれば

カラフルにくるくると変わる2人の衣装は、目まぐるしく変化し続ける東京そのものみたいに美しくて、彼女たちの決断に背中を押してもらったような、優しい勇気をもらえる作品でした。
映画『Daughters』は、U-NEXTなど動画サブスクリプションサービスで観られます。

【公開】
2020年
【スタッフ・キャスト】
監督:津田肇

脚本:津田肇

出演:三吉彩花
   阿部純子 他

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