【米ビルボード・ソング・チャート】リル・ナズ・X&ジャック・ハーロウ「インダストリー・ベイビー」初首位、エド・シーラン「シヴァーズ」TOP10入り

Billboard JAPAN



リル・ナズ・X&ジャック・ハーロウの「インダストリー・ベイビー」が、登場12週目で1位に到達した、今週の米ビルボード・ソング・チャート。

7月23日にリリースされた「インダストリー・ベイビー」は、8月7日付チャートで2位に初登場した後、上位をキープするも首位には届かず、約2か月半をかけて今週遂にトップに立った。

Hot 100での首位獲得は、リル・ナズ・Xが「オールド・タウン・ロードfeat.ビリー・レイ・サイラス」(2019年)、「モンテロ(コール・ミー・バイ・ユア・ネーム)」(2021年)に続く3曲目で、ジャック・ハーロウは初のタイトル。同曲にソングライター/プロデューサーとして参加したカニエ・ウェストは、自身のシングルとプロデュースした作品を合わせて5曲目に記録を更新した。

カニエ・ウェスト首位獲得曲
リュダクリス「スタンド・アップfeat.ショーナ」(2003年12月)※プロデュース
トゥイスタ「スロー・ジャムズfeat.カニエ・ウェスト&ジェイミー・フォックス」(2004年2月)
カニエ・ウェスト「ゴールド・ディガーfeat.ジェイミー・フォックス」(2005年9月)
カニエ・ウェスト「ストロンガー」(2007年9月)
リル・ナズ・X&ジャック・ハーロウ「インダストリー・ベイビー」

なお、フィーチャリング・ゲストとして参加した曲は含まれるが、プロデュースした作品はアーティストの正式な首位獲得数には含まれない。

2021年のチャートで首位を獲得したタイトルのうち、下位から上昇して1位を獲ったのは、カーディ・Bの「Up」(3月27日)、シルク・ソニックの「リーヴ・ザ・ドア・オープン」(4月17日)、ザ・ウィークエンド&アリアナ・グランデの「セイヴ・ユア・ティアーズ」(5月8日)、ザ・キッド・ラロイ&ジャスティン・ビーバーの「ステイ」(8月14日)、そして「インダストリー・ベイビー」の5曲だけで、あとの10曲はすべて1位に初登場している。

「インダストリー・ベイビー」が今週上昇したのは、オリジナルより20秒程度長い拡張版(エクステンデッド・ミックス)と、デジタル・シングル・カバーの異なる2種類の新バージョンが10月9日にリリースされたため。集計期間中に69セントで購入できる値下げ効果もあり、セールスは前週比564%増加の34,300まで上昇し、デジタル・ソング・セールス・チャートでも12位から1位にジャンプアップした。

ストリーミングは先週とほぼ同率の2,320万回にとどまったが、他曲の伸び率が悪いためストリーミング・ソング・チャートでも2位から1位に復帰している。エアプレイ・チャートでは、前週から10%増加の6,400万回を記録して5位から4位に最高位を更新した。その他、 R&B/ヒップホップ・ソング・チャート、ラップ・ソング・チャートでもそれぞれ8週目の1位を獲得している。

タイトルに「ベイビー(Baby)」が含まれる曲が1位を獲得するのは、ビヨンセの「ベイビー・ボーイfeat.ショーン・ポール」(2003年)以来実に18年ぶりで、1961年にボビー・ヴィーが「Take Good Care of My Baby(邦題:サヨナラ・ベイビー)」で初めて獲ってから「インダストリー・ベイビー」まで、50年間で20曲がNo.1に輝いた。

先週7週目の1位を獲得したザ・キッド・ラロイ&ジャスティン・ビーバーの「ステイ」は2位にダウンしたが、 iTunes Storeでのプロモーション効果により、週間セールスは67%増加の12,400に上昇。エアプレイ・チャートでは、今週8,920万回(3%増加)を記録して5週目の首位をキープしている。ストリーミングは若干数減少したが、1位の「インダストリー・ベイビー」と僅差の2,160万回で安定している。

先週3位に上昇したウォーカー・ヘイズの「ファンシー・ライク」は今週も同位をキープし、 カントリー・ソング・チャートでは14週目の1位を獲得した。4位は、エド・シーランの「バッド・ハビッツ」が先週の5位から上昇し、ドレイクの「Way 2 Sexy feat.フューチャー&ヤング・サグ」が先週の4位から5位に順位を入れ替えている。エド・シーランは、「バッド・ハビッツ」に続く新曲「シヴァーズ」も今週10位に同時ランクインさせていて、TOP10のタイトルを9曲目に更新した。

先週の11位から10位に上昇した「シヴァーズ」は、エアプレイが3,730万回(5%増加)、ストリーミングが1,210万回、セールスが9,100(3%減少)と主要ポイントは大きく伸びていないが、他が停滞気味であるためランクアップに繋げている。同曲と「バッド・ハビッツ」は、10月29日にリリ-スされる新作『=(イコールズ)』からの先行シングルで、リリースが近いこともあり今後も上昇が期待できる。

次週は、10月15日にリリースされたアデルの新曲「イージー・オン・ミー」が上位に食い込んでくるだろう。この曲は、解禁後の数時間分が今週のチャートに加算されていて、68位に初登場している。

Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは10月22日以降掲載予定となります。

◎【Hot 100】トップ10
1位「インダストリー・ベイビー」リル・ナズ・X&ジャック・ハーロウ
2位「ステイ」ザ・キッド・ラロイ&ジャスティン・ビーバー
3位「ファンシー・ライク」ウォーカー・ヘイズ
4位「バッド・ハビッツ」エド・シーラン
5位「Way 2 Sexy」ドレイクfeat.フューチャー&ヤング・サグ
6位「good 4 u」オリヴィア・ロドリゴ
7位「キス・ミー・モア」ドージャ・キャットfeat.シザ
8位「レヴィテイティング」デュア・リパ
9位「エッセンス」ウィズキッドfeat.テムズ&ジャスティン・ビーバー
10位「シヴァーズ」エド・シーラン

当記事はBillboard JAPANの提供記事です。

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