クリス・マーティン、サステナブルなワールドツアーを発表「観客が動くことで会場を発電させる」

英バンド「コールドプレイ」のフロントマン、クリス・マーティンが2022年のワールドツアーは「環境に配慮した方法で行う」と発表した。会場は観客が動くことで発電する仕組みになるほか、ステージのセットには環境に優しい素材を使用。観客には二酸化炭素排出量の少ない交通手段での来場を呼びかけている。

クリス・マーティンは2019年に、コールドプレイのアルバム『Everyday Life』のプロモーションツアーをしないと発表。今後1、2年はサステナブル(持続可能)なツアーを行う方法を検討するために費やすと伝えていた。

あれから2年を経て、通算9作目アルバム『Music Of The Spheres』が15日にリリースされた。2022年には同名タイトルのワールドツアーも開催される。

このたび『BBC』のインタビューに応じたクリスは、2年前から計画していたコンサートは「可能な限りサステナブルなものになる」と明かし、二酸化炭素排出量を削減するための12項目の一部をツアーに取り入れることを説明した。

「みんなが動くことで、コンサートに電力を与えるんだ。同じ役目をする自転車も置いてある。会場にいる人達が動けば動くほど、大きな助けになるんだ。」

そう話すクリスは会場に来る予定のファンに向けて、「フロントマンが『ジャンプしてくれ!』と観客に呼びかけることがあるよね。僕がそう言った時には、本気でみんなに飛び跳ねて欲しいんだ。そうしないと、電気が消えてしまうんだ」と伝えた。

コンサート会場では「BMW」が提供する二次電池を使用し、太陽光発電や植物油を水素化した発電機などによる再生可能エネルギーが利用されるという。

会場の床には運動エネルギーによって発電する「キネティック・フローリング」が使用されるほか、パワーバイクを使ってコンサートの電力を生成する仕組みだ。つまり観客がライブの運営にも大きく貢献することになる。

クリスはプライベート機を使用することで批判を受けることに対し、「僕達はベストを尽くしているが、完ぺきではない。絶対にね。何事にも批判はつきものだ。飛行機に乗ることを批判する人々は正しいし、僕らはそのことに反論しないよ」と率直に受け入れている。

ただし今回のツアーは、飛行機での移動を最小限に抑える旅程となっている。ただし飛行機での移動が避けられない場合は、持続可能な航空燃料を使用するという。

ほかにもチケットが1枚売れるごとに1本の木を植樹する予定であるほか、公演を行う会場に対して低水洗トイレの設置など、環境に配慮したさまざまな取り組みを行うことを要請している。

またステージのセットには竹などの素材を使用し、レーザーや照明などの舞台効果はエネルギー効率を最適化するように変更するなど、ショー自体も可能な限り環境に配慮したものとなる。

観客にはアプリを使用して、二酸化炭素排出量の少ない交通手段での来場を推奨しており、その方法で来場した人は会場で使用できる割引コードを受け取ることができるそうだ。

画像2、3枚目は『Coldplay 2021年10月14日付Instagram「Playing live and finding connection with people is ultimately why we exist as a band.」、2021年10月14日付Instagram「Shepherd’s Bush Empire, London.」』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

当記事はテックインサイトの提供記事です。

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