ゆうめい、2年ぶり新作公演『娘』が上演決定

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2021年12月22日(水)~29日(水)下北沢ザ・スズナリにて、ゆうめい新作公演『娘』が上演されることが決定した。

2人の女。20年前。家庭にインターネットが普及した時代。匿名掲示板。ペリーのピアノレッスン──。全く違う場所で生まれ育った女性2人が、インターネットで交流していく。誰にも話せなかった家庭と世間に挟まれていた2人は、ようやく打ち明ける場所をネットの中に見つける。記憶の世界をぐるぐると巡りながら、それぞれの身に起こる出来事を経て、とある決断を下す現在までの20年間を描く。

ゆうめい初のスズナリでの公演であり、2年ぶりの新作となる本作。出演は、結婚生活、家庭に息苦しさを感じる「ゆの」に大竹このみと森谷ふみ。彼女に共感し交流を深めていく「へら」には木村美月と高野ゆらこ。物語の主軸となる2人の人生を、ゆうめい初参加となる大竹このみと木村美月、前回公演『姿』での好演が記憶に新しい森谷ふみと高野ゆらこの4人で演じる。

大竹このみ
大竹このみ

木村美月
木村美月

そして「へら」が愛してやまない父、「へら」と「ゆの」が出会うきっかけとなる人物を演じるのは、大人計画の宮崎吐夢。他にも中村亮太、山中志歩、ゆうめい劇団員の田中祐希と、これまでのゆうめい欠かせない俳優達と共に、様々なジャンルの舞台や映像作品で活躍する岩瀬亮、大石将弘が加わり、2人の人生に関わる様々な登場人物達を演じる。

宮崎吐夢
宮崎吐夢

岩瀬亮
岩瀬亮

大石将弘
大石将弘

池田亮コメント


「女の話が男に描けるわけがない」とご意見いただいた体験が、今作の根源になっています。
「描けそうかもしれない」と「描けないかもしれない」を往復し続け、内在する感情の発端を知るため掘り下げながら、妻と僕、妻の母と僕の母、そしてお会いした様々な方々を基としたフィクションを描かせていただきます。
高校の時、匿名掲示板に自分を既婚女性と偽って、バレないように書き込んでいた時期があります。既婚女性を名乗る人々の自分には無い文体に憧れ、ないものねだりをしてしまって。嫌な自分をネットでさえ隠したいというコンプレックスもあった気もします。
思い返せば、気持ち悪いことをしていたし、自分の脚本や戯曲を書くことになるきっかけなったかもしれません。相手も匿名なので、自分と同じことをしているのではと疑い続けてもいました。
既婚女性として書き込むと、バレる時はバレて、バレない時は会話が弾みました。ただ、相手も本当に既婚女性かどうかは分かりません。その中で、本当か嘘かより誰かが書き込んでいることは事実でした。自分はその誰かを知ろうとしていきました。同時に、わがままですが、そんな自分も知って欲しいと思うようになっていました。もう今は隠したい当時を思い出しながら、劇場の虚構の中で発表したいと思います。
スズナリにて、心よりお待ちしております。
ゆうめい『娘』、どうかよろしくお願いいたします。

当記事はSPICEの提供記事です。

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