結婚は“人生の宿題”みたいなもの。勢いに乗れない40代男性の本音

日刊SPA!

 コロナ禍で友人・知人と会う機会が減り、ひとりで過ごす時間が増えて人恋しくなったことなどから、“結婚”を意識する独身者が急増。「コロナ結婚」という言葉も注目を集めている。とはいえ、40代以上の中年ともなれば、そう簡単にはいかないだろう。そこで、実際に中年男性の話を聞きながら、“中年婚活”のリアルに迫る——。

アラサー女性編集者が上司命令で半年以内の結婚を目指し奮闘する姿を描いた『サバイバル・ウェディング』の著者である大橋弘祐氏。作品内で繰り広げられるさまざまな婚活論は経験談に基づくものなのかと思いきや、大橋氏自身は“こじらせ”を自認している独身男性。今年3月まで女性誌で連載していた婚活奮闘記では結婚の気配もないまま最終回を迎えた。

現在44歳の大橋氏は、今後結婚にどう向き合っていくのだろうか。

◆結婚は“人生の宿題”みたいなもの。こじらせ40代の結婚観

「今は、特に婚活ツールへの登録はしていません。結婚のことは漠然と考えているんですけどね」(大橋氏、以下同)

結婚紹介所に足を運んだこともあったが、向いていないことを暗に示されたそうだ。それでも婚活に取り組んでいたのは「結婚していないことへの社会圧がツラい」という理由があったからだそう。

「圧というよりは、環境かもしれません。気づいたら周りはみんな結婚していて、未婚は自分だけ。今考えると若い時から『絶対に結婚しない』って言っていたヤツは誰もいませんでした。たぶん結婚って、先延ばしにしている“人生の宿題”みたいなものですよね。いつかはしなければいけないけど、今じゃなくてもいいというもの」

◆計32条にもわたる婚前契約書の草案を作成

大橋氏は別居婚を希望している。さらに結婚するにあたっての「婚前契約書」も作成してみたそう。

「『発する独り言を無視すること』『週2回以上の面会を求めない』『「前髪切ったほうがいい?」と聞かないこと』など、計32条にもなりました。一人暮らし歴が20年以上ともなると、家に自分以外に誰かがいて、今までの暮らし方を変えるのは難しいです。家事にかんしても、母親にお金を払い月に2回くらい部屋の掃除をしてもらってます。母から結婚について言われることはありません」

また、40代以上の婚活はモチベーションキープも難しいという。

「40代ともなると結婚や恋愛に対する勢いが発生しないんですよ。友人との話題もAGA治療だったり人間ドックだったり、メインはもう健康のことばかりです」

◆ジェネレーションギャップを感じて合コンを引退

30代の友人に誘われて合コンに参加したこともあるが、世代格差を感じて心が折れた。

「急に人狼ゲームが始まったり、よくある合コン用のゲームもスマホを使ったりして、完全にジェネレーションギャップを感じました。もう合コンは引退ですかね……」

子供は欲しいので、婚活をしなきゃいけないとは感じている。でも、今の生活を壊したくはない。ダイバーシティが叫ばれる昨今、結婚にも多様なスタイルがあれば、大橋氏同様にこじらせた40代も抵抗なく結婚できたかもしれない。

「以前は45歳までに結婚できれば、と思ってましたが、もう44歳になり、今は48歳までに結婚できればと思ってます。また先延ばししてしまいました……」

彼が“人生の宿題”を終わらせる日は来るのだろうか。

【作家・大橋弘祐氏】

大手通信会社の広報、マーケティング職を経て作家に転身。山崎元との共著『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』は30万部のベストセラーに

<取材・文/週刊SPA!編集部>

―[中年婚活のリアル]―

当記事は日刊SPA!の提供記事です。

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