迷惑ラーメンオタクの言動にイラッ。マウンティングに苦慮する店員も

日刊SPA!

 ラーメンオタク全員が悪人なわけではない。しかし、面倒なラーメンオタク、さらに面倒を通り越して「害悪」としか言えないラーメンオタクというものは存在する……。

◆ラーメン店主、悪質な“デマ”を流されて提訴

神奈川県鎌倉市にある「中華蕎麦 沙羅善」など複数のラーメン店を経営する梅澤愛優香さんが「反社会勢力との繋がりがある」と“悪質なデマ”を吹聴されて、予定していた新店舗のオープンが未定となってしまったニュースが話題になった。梅澤さんはデマを流した相手を民事提訴するという。

彼女はAKB48の派生ユニット「バイトAKB」の元メンバーという異色の経歴の持ち主だ。「ラーメン界の女王」とも呼ばれ、何かと目立つ存在であるせいで、かねてより一部の気難しい“ラーメンオタク”に目をつけられていたらしい。

素材やら、味の流行り廃りやら、店主の修行経験やら。語る要素が多いぶん、ラーメン好きはオタク化しやすい。鉄道でもアニメでもどの分野のオタクにも言えることではあるが、そのジャンルにおける価値観やコミュニケーションに慣れすぎた結果、店側や非オタクを困惑させるような言動に走ってしまうことも……。

◆迷惑ラーメンオタクのいきすぎた言動にイラッ!

迷惑ラーメンオタクに遭遇した人々が「イラッときた」エピソードを証言する。

「店員と親しげに雑談すること自体、他の客へのマウンティングっぽくて嫌いなんですが、特に某激辛ラーメン店でわざわざ店員に話しかけるやつは『一昨日来たときは○○さん(店員)お休みだったんで寂しかったっすよ』とか『今月まだ6回しか来れてないんすよね~』とか来店ペースをアピールすることが多くてウザい。だから何? 意味わからん」(40代男性)

「毎週決まった曜日に特製ラーメンを出すお店があるのですが、そこで毎回店長にウザ絡みする人を見かけます。コロナ禍になっても狭い店内で『今日の素材は○○でとても○○で……』、ラーメンが提供されても『いやぁ~。相変わらずいい仕事しますねぇ~。素材が○○で……』みたいに声に出して食レポを始めるオッチャンが数人います」(40代男性)

狭い店内だと、店員へのウザ絡みが聞きたくなくても耳に入ってしまう。しかもコロナ禍にあっては“イヤ度”も倍増!

◆ジャンルの細かい定義を気にしがち

一口にラーメンと言っても家系をはじめ、二郎(インスパイア)系、背脂チャッチャ系など、幅広いジャンルがある。ラーメンオタクは、その細かい定義を気にしがちである。

「こっちが何気なく『家系ラーメン』と言った店をいちいち『それは家系じゃないから』と訂正してくる人がいます。厳密には家系ラーメンの元祖と呼ばれる“吉村家直系”と認められた店しか家系ではないらしく、『東京には家系は1軒しかないのがなあ』がその人の口癖です」(40代男性)

「ジロリアン(ラーメン二郎の熱狂的なファン)の友人との会話で、相手に合わせて『あの店のワシワシ麺の食感がいいよね』と言ったら『あそこはインスパイア系で麺の加水率が……」みたいなウンチクで一蹴されました。知ったかぶりをした自分を後悔」(30代男性)

◆友人だけではなく、店員に対しても強烈マウンティング

邪悪なオタクは息をするようにマウンティングをする。

「ラーメン激戦区の近くの大学に通っていたので、ラーメンオタクが同級生にチラホラいました。みんなで『どのラーメン屋によく行く?』という話になったとき、私があるお店の名前を出したら、ラーメンオタクに『あぁ~……。まぁね、テーブル席が多いから便利だよね』と小馬鹿にするような反応をされました。うるさいな! お前と違って、こっちはラーメンは友達と食べるものなんだよ!」(30代女性)

その矛先は友人や知人だけではなく、店側にも及ぶ。

「大学時代にバイトしていたラーメン屋にクセの強い常連客がいました。ホールスタッフには物腰柔らかで優しいんですが、毎回お客様アンケートに『今日のラーメンはちょっと味が薄かったですね! 人気店だから調子乗っちゃったかな? 気を抜かずに頑張ってください!』みたいな感想を書き残すんです。そもそもチェーン店なので、そんなに味はブレないだろうと思うんですが……」(30代女性)

◆無料サービスをねだるラーメンオタクも

「ブロガーが店員に催促して無料サービス受けまくりでした。店主は気まずそうにして、そのブロガー以外は全員苦笑い。あとで問題のブログを見つけましたが、いろいろサービスを受けたことを自慢している感じでした」(年齢・性別非公表)

「我こそはラーメン通」という謎の自意識が彼らを奇行に走らせるのか……。

繰り返す通り、ラーメンオタク全員が厄介者なわけではない。しかし、一部の人々の迷惑行動によって、ジャンル全体のイメージが悪化してしまう。罪なき店員や非オタクに迷惑をかけることはやめてほしい。

<取材・文/原田イチボ(HEW)>

【原田イチボ(HEW)】

1990年生まれ。編集プロダクション「HEW」所属のライター。アイドル、プロレス、BL、銭湯サウナが好き。Twitter:@ichibo_h

当記事は日刊SPA!の提供記事です。

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