涙なしでは見られない名作映画『八日目の蝉』の紹介と真相に迫る

めるも編集部

2012年の日本アカデミー賞で最優秀作品賞の他、10個もの賞を獲得した『八日目の蝉』。永作博美、井上真央が主演の母性をテーマとしたヒューマンドラマです。

直木賞作家の角田光代が原作となっています。
生後6か月に誘拐された井上真央演じる秋山恵理菜(宮田薫)と、恵理菜の父親と不倫をして恵理菜を誘拐した野々宮希和子(宮田京子)は、公の場を避けて警察から逃げながらも共に生活していく話です。

恵里菜が4歳の時に、希和子と逃亡した先の小豆島での行事に参加した際に撮られた写真が全国新聞に載ったことにより、身元がバレて捕まってしまいます。

突然4歳の恵理菜は、今まで母親だと思っていた人が誘拐犯であり、両親が別の人だったという現実に戸惑っているまま大人へとなっていきます。

子どもから大人へ、変化への恐怖と決意

恵理菜は大人になれど、本当の親とは距離は縮まらず、誘拐犯の野々宮希和子のことも憎めず、自分自身も不倫相手の子どもを妊娠します。

自分も誘拐犯と同じ道をたどるのかと無念に思いながら、過去をたどり、自分は何がしたいのか、どうなりたいのかを考え、最後には母になること、これから生まれてくる子どもを大切にすると決心して終わります。

自分自身の気持ちすら分からなくなる事、誰にでもありますよね。

これから何を思ってどこに進むのか考えさせられました。

なぜ「八日目の蝉」なのか

セミの寿命は7日であり、八日生きた蝉からするといつも当たり前のように周りにいた蝉はもういません。

同じように恵理奈にとって「八日目の蝉」とは当たり前だと思っていた「母は希和子である」「小豆島での生活」は希和子が警察に捕まることにより、なくなってしまい自分だけ取り残されたことを指してます。

しかし、希和子にとって「八日目の蝉」とは、浮気相手との子どもを妊娠したが、退治し、その後子どもが産めなくなってしまって絶望的に感じていたが、理奈を誘拐し、楽しい生活の日々だったことを指しています。

八日目の蝉の中のセリフで「八日目を迎えた蝉は一人ぼっちで寂しい」というセリフと、「他の蝉が見れなかった景色が見れる」があり、双方の生き方に対する考え方について表していると思われます。

150分の間に親と子、家族のあり方についてギュッと詰まった作品で、涙なしでは見れませんでした。

不倫も誘拐も犯罪であり、良くはないことだが、二人の間には本物の絆があることが分かります。

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